<第13回 プレイングを書いてみよう!>

 皆さん、『プレイングの書き方』はもう確認しましたか?
 この講座では、3つのシーンを使って、実際にプレイングを書いてもらいました。
 そのプレイングを元に、1つのシーン毎に2つずつリプレイの発表を行ないましたね。
 同じオープニングでもプレイングの内容次第で、リプレイの展開が大きく変わったのが分かったかしら?
 この講座は重要な部分が沢山あるから、よく『プレイングを書いてみよう!』を確認してくださいね。

<課題>プレイングを書いてみよう! リボンの紋章術士・エルル(a90019)

場所:勉強室   2004年08月26日   発言数:38
 皆さん、今日の講座とプレイングについてのガイドは確認してくれた?
 それじゃあ、続けて今回の課題についてお話しますね♪

 今回は、実際にプレイングを書いてみましょう!

 プレイングなんてどう書いて良いのか分からない……って人も、今までの講座や、ガイドの内容などを参考にすれば、大丈夫♪
 習うより慣れろ、って言葉があるように、実際に書いてみる事が、プレイング上達の近道よ。
 それに今回は課題、練習だから大丈夫。そんなに気張らないで書いてみてね。

 今回はオープニングに対してプレイングを書くんじゃなくて、ちょっとしたシーンに対して、プレイングを貰う、という形式にしますね。
 どのようなシーンなのかは、下に掲示しますから、それをよく読んで、プレイングを書いてみて下さい。

 あ、プレイングは『200文字以内』でお願いしますね。
 それから、1人で参加できるシーンは1つまで。同じ人が2つ以上のプレイングを送って来た場合は、どれか1つを除いて、全て無効としますから、注意して下さいね♪

 完成したプレイングは、私宛のお手紙で送って下さい。
 今回の課題は、じっくり考える時間があった方が良いと思うから、締切までの時間を、少し長めに取るわね♪
 締切は、8月29日の、朝8時半まで。それまでにプレイングを送ってね。
 次の講座は、皆さんからのプレイングを元に、ちょっとしたリプレイを準備して行ないますね♪

 じゃあ、皆さんからのプレイング、待ってるわね♪

==========

【シーン1】
「村の近くの森に、30体ほどのグドンが住み着いたんじゃ。このままでは危なくて森に入れんし、何より村の皆が怯えておる……このグドン達を、倒してくれんかのう?」
 ……そんな村長の依頼を受けた冒険者達は、グドンが住み着いたという、村近くの森まで来ていた。
「グドンは、どこにいるのかしら?」
 この辺りにいるはずなんだけど……と、リボンの紋章術士・エルル(a90019)は辺りを見回す。
 と、その時……周囲から聞こえた『ガサガサガサッ』という物音に、冒険者達はハッとしながら周囲を見回す。
「グドンだ!」
「向こうにも!」
 左右から同時に、豚の頭を持つグドンが近づいて来る。どうやらいつの間にか、自分達はグドンに囲まれてしまったようだ。
(「どうしたら……!?」)
 予想外の事態に、どうしたら良いのか悩みながらも武器を構える冒険者達……。

 ――さあ、あなたなら、どうする!?

==========

【シーン2】
「村の水源となっている湖に、とても大きな魚が住み着いたんです。この魚は、湖に近付く者を襲っていて……このままでは、村の者達は生きていけません。この怪魚を退治して下さい!」
 ……そんな依頼を受けた冒険者達は、怪魚がいるという湖へと向かっていた。
 街道を抜け、野原を歩き……やがて一行の前には、綺麗な湖が広がる。
「綺麗ね。怪魚さえいなければ、とってもいい場所なんだろうけど……」
 湖の前で足を止めた、リボンの紋章術士・エルル(a90019)は、感嘆しながら呟きを漏らす。怪魚を倒して、元の平和で美しい光景を取り戻してあげたいと、そう思いながら……。
 ……と、その時。
 唐突に水面が波打ったかと思うと、『ざばぁぁぁっ』という音と共に怪魚が頭を出し……湖の近くにいた、エルルに噛みつく!
「きゃぁぁぁっ!」
 悲鳴と共に、そのまま湖の中へと落ちるエルル。
 助けなければ彼女が危険だ。だが湖の中では、怪魚が冒険者達に襲い掛かるタイミングを計っている。

 ――さあ、あなたなら、どうする!?

==========

【シーン3】
「最近、街道に盗賊が現れて、そこを通る人達の荷物を奪ってるんだよ。このままじゃ、危なくて通れたモンじゃない。奴らは街道外れの廃屋をアジトにしてるらしいから、そこまで、盗賊退治に行ってくれないか?」
 ……そんな依頼を受けた冒険者達は、盗賊がアジトにしているという廃屋へと向かっていた。
「あれが、その廃屋ね」
 リボンの紋章術士・エルル(a90019)は、正面に見える廃屋を見ながら呟く。辺りは静かで、時折、風が吹く音だけが聞こえるだけだ。
 一行は、盗賊に気付かれないよう注意しながら、ゆっくりと廃屋へと近付いていく。
 と……。
「きゃ!」
「何!?」
 その時、突然冒険者達の足元が崩れると、皆の体が網に包まれながら浮き上がる。
 ――トラップだ!
「なんだなんだ?」
「へへへ、掛かったな」
 その様子を見て現れたのは、盗賊らしき男達。全部で二十人ほどいるだろうか。
 どうやら、これは盗賊達が侵入者を警戒する為に、仕掛けたいた物のようだ。
「動けない……」
 網はかなり丈夫なようで、すぐに破る事は出来ないようだ。そんな冒険者達に、剣を構えた盗賊達が近付いて来る……!

 ――さあ、あなたなら、どうする!?

==========


天雷の導き手・エル(a12614) 2004年08月26日
団長、各シーンに付いて話あったりしても良いのでしょうか? それとも他の方々に下手な先入観を植え付けないように、黙って送った方が良いのかしら?

白銀の鬼神・レツヤ(a12580) 2004年08月26日
団長に質問。各シーンに冒険者達と書いてるが、冒険者の(自分も合わした)人数や職業は勝手に決めて良いのか? 職業や人数によって作戦も変わってくるから。

白銀の鬼神・レツヤ(a12580) 2004年08月26日
追加:冒険者達のアビリティも。

ヒトの翔剣士・ライ(a13175) 2004年08月26日
私からも質問いいかな?シーン2なんだけど、怪魚は一匹?複数? それと、エルルさんは噛み付かれたまま泉湖に引きずりこまれたのかな?
リボンの紋章術士・エルル(a90019) 2004年08月26日
話し合い……でも、どのシーンも状況的に、あまり相談しながら行動する余裕は無いんじゃないかしら?>エルさん
リボンの紋章術士・エルル(a90019) 2004年08月26日
各シーンには、そのシーンにプレイングを送った人がいる事になるわ。あ、私もいますね。アビリティは勿論、自分の使える物になるわね。>レツヤさん
リボンの紋章術士・エルル(a90019) 2004年08月26日
んー……今回は、そのシーンに書かれている文章だけで判断してみてね♪>ライさん

ヒトの武道家・アル(a08796) 2004年08月27日
すげぇ頑張って手紙書いたんだけどさ…手紙の上での団長の正確な名前ってのは「リボンの紋章術士」「エルル」になるのか?「エルル・ステルフィル」って書いたら不正だって言われちまって…渾身の一作が消えちまったんだが、オレだけかな?前の手紙の課題の時はまだ居なくて手紙も初めてなんだ、今更で申し訳ないんだが教えてもらえないだろうか?

ヒトの紋章術士・エンドリード(a12607) 2004年08月27日
>アルさん 手紙の宛先は称号*名前を書けば届きます。つまり前者を正確に書けば大丈夫ということです^^ あと、手紙はアクセサリのメモ帳などに一旦保存しておいた方が安心です。

天雷の導き手・エル(a12614) 2004年08月27日
回答ありがとうございます。 確かにどのシーンも話し合っている余裕は無いわね…

ヒトの翔剣士・ライ(a13175) 2004年08月27日
判断はお任せってことだね。了解だよ。

白銀の鬼神・レツヤ(a12580) 2004年08月27日
シーンにいる冒険者はこのプレイングを送った冒険者がいるのか。回答ありがとう、団長♪

笑壺で企む罠魔神・グラーティア(a08565) 2004年08月27日
プレイング送りました〜。シーン3ですが、ここで一旦降伏する以外の対処を立案出来る者は、中々居ないだろ〜(でも綱渡り)☆

ストライダーの紋章術士・キバ(a13426) 2004年08月27日
シーン1についてだけど、「あれ見て!」って上を指差してグドンの気を逸らして一気に攻撃!ってのは?

ヒトの武道家・アル(a08796) 2004年08月27日
>エンドリードさん  返事ありがとう、用心が足りなかったみたいだな…(苦笑

ヒトの紋章術士・ヴィルガスト(a10769) 2004年08月27日
プレイングを送らせていただいた。よろしく頼む。おや?オレは確か「エルル・ステルフィル」宛で毎回送っていた気がするが・・・。>アル

迷いの風・オルコ(a12620) 2004年08月27日
うーん、どれも難しいね、とにかく自分が意味ある行動ができそうなところにするかな・・・

ヒトの邪竜導士・アヴディリア(a13401) 2004年08月28日
プレイング、送らせてもらったよ。さて、何も問題がないと良いのじゃがのう…。如何とも。

エルフの武人・フェリス(a12923) 2004年08月28日
プレイング、お送りさせていただきました。格シーンからどれだけの情報を読み取れるかが、重要そうですね。(あんまり読み取れませんでしたが)

ヒトの武道家・アル(a08796) 2004年08月28日
オレは 「リボンの紋章術士」・「エルル 」でしか送れなかったな。郵便屋にも好みがあるんじゃないか?(笑 >ウィルガストさん

双翼の銀剣・リュキア(a12605) 2004年08月28日
ボクもリボンの紋章術士・エルルで送ったよ〜。シーン2でプレイング書いてみたよ。どうなるのかなぁ、楽しみだなぁ。

ヒトの吟遊詩人・オパール(a13455) 2004年08月28日
やぁ。プレイング、私も挑戦してみた。シーン3。下で言う動機って必要だったのかな?何も触れずに目的と行動だけ書いたけど…

ストライダーの忍び・ルフト(a13476) 2004年08月28日
私も参加させていただきました〜。足手まといにならないといいんですけど…

エルフの紋章術士・ザイダー(a13371) 2004年08月28日
こんにちは。シーン2で参加させて頂きましたが、読み取った情報の反映を200字以内で表現するのに手間取りましたね。

天雷の導き手・エル(a12614) 2004年08月28日
あら、シーン2は人気あるのかしら。 私もシーン2。 行動だけで200文字行ってしまったわ…

ヒトの翔剣士・ライ(a13175) 2004年08月28日
・・・送ってみたけど、不安だね。何か勘違いをしてそうで。

ヒトの武人・カイン(a13482) 2004年08月28日
シーン3周囲に火をつけて盗賊が近づけないようにしてその間に縄を切る

ヒトの武人・ゼロス(a12997) 2004年08月28日
僕はシーン1で行きました。うまくいくかわからないです。

エルフの翔剣士・ジュン(a13435) 2004年08月28日
私はゼロスさんと同じくシーン1で行きました。初めてだし、右も左も分からなくてとんでもないことしてたらどうしよう…(汗)

ストライダーの忍び・レイリス(a13191) 2004年08月28日
皆様どうも〜。ボクはシーン3で書いてみましたが・・・本当にまだ初めてな事ばかりでうまく伝わるかどうか心配です・・・・・・。

ヒトの医術士・シルフィーナ(a12144) 2004年08月28日
シーン1で書いてみました…でも、とっても難しいです…

エルフの牙狩人・レイル(a13493) 2004年08月28日
私はシーン3で書いてみました。キャラの特徴を入れつつ短くまとめるのって結構難しいものですね〜。

天藍色的影・リオネル(a12301) 2004年08月28日
シーン3で書いてみました。何か勘違いしてたみたいで、300文字以内と思い込んで送ってしまったような…(汗)文字数超過は受理されるんだろうか…

リザードマンの重騎士・モート(a13301) 2004年08月28日
シーン1で送りました。性格、死ぬ勇気がある以外自分に似せてあったので書きやすかったです。

エルフの武人・ラミル(a11173) 2004年08月29日
あたしも送ったよ♪
がんばって考えてみたんだけど、自信ないな〜……

エルフの翔剣士・シェルト(a11554) 2004年08月29日
シーン2で参加してみたが、初めてのせいか難しいな・・・

ストライダーの紋章術士・ユクス(a13003) 2004年08月29日
シーン1にしたんですけど、書くことを間違えた気がしますι講義を聴いて精進します。

<講座>プレイングを書いてみよう! 〜リプレイ【シーン1】編〜 リボンの紋章術士・エルル(a90019)

場所:勉強室   2004年08月29日   発言数:10
 皆さん、こんにちは。団長のエルルです。
 前回の課題はどうだったかしら?
 実際にプレイングを書いてみるのにはドキドキした、って人が結構いたみたいね。
 でもでも大丈夫。みんな、ちゃーんとプレイングを書けていたわよ♪

 でも、プレイングを書いてみただけじゃ、それが一体どんな結果になって戻って来るのか、解らないでしょう?
 だから……じゃじゃ〜ん☆
 今回は皆さんからのプレイングを元に、ちょっとしたリプレイを作成してみました♪
 次はリプレイを読んで、一体どんなリプレイになったのか確認してみてね。

 あ、そうそう……今回は1つのシーンに対して、二つのリプレイがあるの。
 たとえ同じオープニングだったとしても、プレイングの内容次第では、大きくガラッとリプレイの内容が変わってしまうから、両方とも見比べてみてね♪
 自分の参加したシーンなら勿論の事、そうじゃないシーンだとしても、きっと大きな発見があるはずよ。
 つまり、それだけプレイングが大事ってことだから……冒険依頼を受ける時は、どんなプレイングを書くか、よーく考えてみてね♪

 じゃあ、このスレッドでは【シーン1】のリプレイを発表しますね♪

==========

【シーン1】リプレイその1

(「囲まれてしまいました……」)
 グドン達に包囲されたことに気付いた、ヒトの医術士・シルフィーナ(a12144)は、慌てずに落ち着いて……と自分に言い聞かせながら、皆と一ヵ所に集まった。バラバラになっていては、危険だと踏んだからだ。
(「背中を取られないようにしないと)
 エルフの翔剣士・ジュン(a13435)は、他の者達と背中合わせになるよう立つと、レイピアを握り構える。
「グルルルルル……」
 その間に、グドンは冒険者達を睨みながら、ジリジリと近付いて来る。その数は、およそ30体ほど……退治して欲しいと言われたグドンは、この場にすべているようだ。
「食料は……これで全部か」
 荷物の中を探っていたヒトの武人・ゼロス(a12997)は、中にあった、ありったけの食料を掴むと、それをグドンの群れの一角へと放り投げた。
 グドンには食欲旺盛だという特徴がある。だから、この食料で、少しでも彼らの気を引く事が出来れば……そう考えての行動だ。
「ガルル?」
「グルルルルルルル……!」
 地面に放り出された固まりを怪訝そうに見るグドン。だが……それが食料である事を知ると、彼らはおもむろに食料の周囲に群がり、それを拾い上げようとする。
(「今がチャンスね……やるしかない!」)
 すかさず、ストライダーの吟遊詩人・エスニャ(a12470)は眠りの歌を紡ぎ始める。辺りに響くメロディはグドン達を包み……やがて、彼らの意識を失わせると、深い眠りの中へと陥らせていく。
「ガルッ?」
「グルルッ!?」
 眠りの歌の射程外にいたグドン達は、仲間が次々と眠りに落ちていくさまを見て、何事かと困惑する。
(「こちらを包囲する作戦を取るという事は、指揮系統が存在するはず……」)
 そう睨んだエルフの武人・フェリス(a12923)は、グドンのリーダーを探して群れの中に視線を巡らせる。どこにいるのか……そう目を光らせる彼女の視界に、やがて映ったのは、困惑するグドン達の視線を集める、一体のグドンの姿。
「ガルル、ガルグルルルルッ!」
 そのグドンは、皆の視線に応えるかのように、何やら声を発している。他のグドン達に指示でも出しているのだろうか……フェリスは、今すぐこのグドンを討つべきだと、一人グドンの中へと突っ込む。
「ギャァァァッ!」
「ガアッ!」
 フェリスの剣がグドンに突き刺さる一方。周囲にいたグドン達の攻撃が、フェリスへと襲い掛かる。
「く……」
「すぐに治療します」
 数歩退いたフェリスに駆け寄り、癒しの水滴を使うシルフィーナ。それは見る間に彼女の負った傷を癒し、回復させていく。
 一方、リーダー格のグドンを失ったグドン達は、明らかに統率を失い……そこに、ゼロスが渾身の力を込めて切り倒した一本の木が、勢いよく倒れ込む。
「ガァァァッ!」
 倒れた木に、何体かのグドンが巻き込まれて押し潰される。それを避けたグドンの元には、ジュンが素早く詰め寄り、スピードラッシュで一閃する。
(「あと少し……」)
 他のグドン達は、歌い続けていたエスニャの声に誘われて、深い眠りへと落ちていき……冒険者達は静かになったグドンを、順番に始末していった。

==========

【シーン1】リプレイその2

「――囲まれたか」
 ヒトの紋章術士・ヴィルガスト(a10769)は、即座に他の仲間と背中合わせになると、周囲を警戒しながら一瞥した。
「左右の敵の数は大体同じくらいみたいだな。数は全部で30って所か……」
 同様に周囲を見回した、白銀の鬼神・レツヤ(a12580)は、敵の数や、その位置を確認する。
「皆さん、何か良い案はありますか?」
 リザードマンの重騎士・モート(a13301)は、視線をグドン達から動かさずに、そう他の者達へと問いかける。
 だが……その返事を待つ前に、グドンの中の一体が雄叫びを上げるのと同時に、グドンの群れが一斉に冒険者達に迫る。
「この態勢のまま戦うと、背後を突かれたりして大変かもしれませんから……まず、皆で一方向のグドンを倒して、この状況を打破しましょう!」
 ストライダーの紋章術士・ユクス(a13003)は身構えて攻撃を防ぎながら、そう皆に呼びかける。他の者達が考えていた行動も、彼と概ね同じだ。冒険者達は頷き合うと、すぐさま動く。
「一番手薄な場所はあそこです」
「分かった」
 グドン達の包囲網の中で、最も手薄そうな場所を見定めた、目指すは不断の活人拳・ウルガン(a12405)の言葉に、ヴィルガストは紋章を描くと、その真上に生えている木の枝めがけてエンブレムシュートを放つ。
「ガル!?」
 轟音と共に揺れる枝を、何事かと思わず見上げるグドン達……そこにレツヤが詰め寄ると、流水撃を放ち、その近くにいたグドンを同時に切り裂く。
「こっちだ!」
 ストライダーの狂戦士・ティム(a12812)が先頭に立って突っ込むと、傷付いたグドンをジャイアントソードで切り払いながら包囲網を抜ける。
「さ、早く!」
 モートは盾を構えると、他の者達が体勢を立て直す間、迫るグドンの攻撃を防ぐ。防御力に長けているモートではあるが、グドン達の攻撃は激しく、一つ、二つ……と、その顔や手足に、次々と傷が走る。
「――はあっ!」
 そんな中、グドンの中の一匹を放り投げ、地に叩きつけたのはウルガンだ。包囲網を抜けて反転し、体勢を立て直した彼は、剛鬼投げで反撃に出たのだ。
「エンブレムシュート!」
 後方からはヴィルガストの放った光の球が飛び、ユクスの手元からも、華麗なる一撃が放たれ、ファンファーレが鳴り響く。
「そこだ!」
 更にティムの剣が振り下ろされ、レツヤが再度放った流水撃は多くのグドンを捉える。一方、範囲外にいたグドンはウルガンやヴィルガストの攻撃によって順に屠られていく。
「はあっ!」
 更にユクスの衝撃波がグドンを襲い、ティムのパワーブレイクがグドンを一撃で地に叩きつける。
「これで終わりだ……」
 そして、レツヤの握った剣が、稲妻を纏いながら最後の一体へと突き刺さり……グドン達は全て倒れ、あとには多数の傷を負いながらも、ホッと一息つく冒険者達の姿があった。

==========


ストライダーの吟遊詩人・エスニャ(a12470) 2004年08月29日
わ〜自分の行動が文章になってる!すごく嬉しいけど、なんだか照れるな〜

ヒトの武人・ゼロス(a12997) 2004年08月29日
よかった。僕の行動がだいぶいい方向に行った。

エルフの翔剣士・ジュン(a13435) 2004年08月29日
こんな風に小説になるのね。なんか変な感じだし、嬉しいわね。でも、みなさんの行動を読んでもっと深くいろいろ考えなきゃって勉強になったわ!

ヒトの医術士・シルフィーナ(a12144) 2004年08月29日
みなさんの足を引っ張らずにしっかり支援ができてて安心しました(ほっ)

エルフの武人・フェリス(a12923) 2004年08月29日
私は…、少々迂闊な行動に出てますね…。治療してくれる人が居なければ命取りになってます…。もっとよく考えて、プレイングできるようになりたいです。勉強になりました。

ストライダーの紋章術士・ユクス(a13003) 2004年08月29日
本番を考えるとまだまだかもしれませんけど初めてにしては、思ったよりもいい働きが出来ててよかったです♪

目指すは不断の活人拳・ウルガン(a12405) 2004年08月30日
おお、なんとか危機を乗り越えることができて何よりです。安心しました。

ヒトの紋章術士・ヴィルガスト(a10769) 2004年08月30日
こうして自分が出てくるとさすがに少し照れくさいものがあるな。しかし、なんとか切り抜けられてよかった。どう作戦を練ってもギリギリの一線しか見えなくて困っていたよ。最終的に、結果はこうなってよかった。

ストライダーの狂戦士・ティム(a12812) 2004年08月30日
他の人の考えもかなり参考になるな。多くを学べたよ。

<講座>プレイングを書いてみよう! 〜リプレイ【シーン2】編〜 リボンの紋章術士・エルル(a90019)

場所:勉強室   2004年08月29日   発言数:7
 皆さん『<講座>プレイングを書いてみよう! 〜リプレイ【シーン1】編〜』スレッドは見てくれた?

 じゃあ、このスレッドでは【シーン2】のリプレイを発表しますね♪

==========

【シーン2】リプレイその1

「はぁぁぁぁっ!」
 エルルが湖に落ちるのを見た、天雷の導き手・エル(a12614)は、即座に愛用の槍を構えると、怪魚に向けて突撃を行なった。
 全体重をかけた槍は、獲物を捕らえて水中へと潜ろうとしていた怪魚の背を貫き……その痛みに叫び声を上げると、ギロリとエルの方を睨む。
「エルルさんは……」
 その攻撃が怪魚の気を引いている間に、湖を覗き込んだのはエルフの紋章術士・ザイダー(a13371)だ。彼女の姿がどこにあるのか、判れば救出も容易になると考えての事だが……湖はかなり深いのか、エルルの姿がどこにあるのかザイダーには分からない。
「そーれっ!」
 舞台袖のネコ尻尾・ミミック(a11975)は、土塊の下僕を囮にする為に召還すると、それを湖の中――怪魚の側へと放り込む。
 ざぶんと水温と共に湖に入る下僕……その姿を怪魚の視線が追うと、大きな口で噛みついて、粉々に砕いてしまう。
「さあ……こっちだ!」
 今度はヒトの武人・カムイ(a12811)が怪魚の方へ寄りながら、囮になるべく剣を構える。
(「……エルルさんが救出されるまでは、無茶は控えないと……」)
 今はまだ、あくまでもエルルの救出が最優先。怪魚を倒すのは二の次だ。その点を踏まえ、カイムは怪魚の意識を引きつける事を最優先にしながら、大きく派手な動きで怪魚を挑発していく。
「はっ!」
 そこに後方からザイダーのエンブレムシュートが飛び、怪魚の右側面を掠めながら飛んでいく。
 これは、怪魚への攻撃自体を目的とした行動ではない。エンブレムシュートを放ち、それによって怪魚の意識を引きつける事で……エルルの救助へ向かう者への視線を逸らそうというのである。
(「エルルさんは……」)
 その間に怪魚の左側から湖に潜ったのはミミックだ。素早く水中を見回し……彼女の揺れる髪、そして、その姿を見つけ出す。
 だが、そんなミミックの存在に怪魚も気付き、彼女の方へと迫ろうとする……と、その時。
「――しばらく、大人しくして貰うわ!」
 陸上でエルの叫びが響いたかと思うと、怪魚の動きがピタリと止まる。紅蓮の咆哮によって、怪魚の動きが麻痺したのだ。
(「今のうちに!」)
 ミミックは素早く泳ぎエルルの元に向かうと、彼女の体を掴み、すぐさま湖面へと浮上する。
「無事みたいね……」
 エルルは意識こそ朦朧としているようだが、どうやら無事なようだ。その様子を見たエルは安堵すると、今もなお動けずにいる怪魚へと向き直る。
「怪魚さん。人を襲わずに……共存する事は出来ないんですか?」
 人を襲うことさえなければ、怪魚と共存する事も不可能ではないはず。
 そう思いながら獣達の歌で語りかけるミミックだが……怪魚からの返事は無く、ただ、その体当たりが冒険者達へと迫るのみ。
「説得は効かないようです」
 ミミックに、これ以上は無意味だと暗に告げながら、エンブレムシュートを撃つザイダー。ミミックもやむを得ないと頷くと、華麗なる一撃を叩き込む。
「……覚悟はいいか?」
 そんな中、カムイは剣を握ると、怪魚に真剣な眼差しを向けながら居合い斬りを放ち……大きく体を裂かれた怪魚は、血を吹き上げながら、湖の底へと沈んでいった。

==========

【シーン2】リプレイその2

「怪魚を引き離さないと……!」
 エルルが湖中に引き込まれるのを見た、エルフの翔剣士・シェルト(a11554)は、咄嗟に腰から下げていた皮袋を掴むと、その中に落ちていた石を詰め込み、エルルが落ちたのとは真逆の方向目掛けて投げ放った。
 皮袋はドボンと音を立てながら、湖面を大きく揺らして落ち……怪魚は、思わず何事かと振り返る。
「エルルを助けるよ!」
 そのタイミングに合わせ、手早く鎧を外した双翼の銀剣・リュキア(a12605)は、地面に武器を放り投げながら、湖へと飛び込む。
「逆に溺れちゃったりしたら、洒落にならないもんね」
 エルフの武人・ラミル(a11173)も鎧や盾を外し、服を脱いで下着姿になると、脱いだ服と武器を抱えながら水中に入る。水を吸った衣服が重くなり、身動きが取りにくくなるが……それでも、辛うじて泳げないというほどではない。
 そして二人に続いて、シュルトもそのまま湖に飛び込む。
「全員潜るのか。じゃあ……」
 ロープを腰に巻きつけた、ストライダーの武人・カイル(a13328)は、陸に残る誰かに預けるつもりだった反対側の先端を、近くの丈夫そうな木に結ぶと、剣を抱えながら自らも水中に潜る。
(「来る……!」)
 皮袋に意識を引かれていた怪魚だったが、その中身が石でしかない事を知ると、怪魚は旋回し、今度は水中に潜った冒険者達の方へと、ものすごい速さで迫る。
(「仕方ないか……それっ!」)
 ラミルは握っていたアクスをチェインシュートで射出すると、怪魚の体に突き刺す。その攻撃に怪魚が水中で暴れる中、更に、カイルが握っていた剣を構えながら怪魚に突き進む。
(「く……」)
 攻撃を受けた怪魚は、憎らしげに冒険者達を睨みながら突進する。シュルトはその反撃を器用に泳ぎながら避け、さらに怪魚を自分の側に引き寄せるべく動く。
(「――今だねっ」)
 ラミルは、そんな怪魚に脇から近寄ると……持ってきた自分の衣服でエラを塞ぐ。いきなり異物でエラを覆われた怪魚は、もがくように暴れるが、エラに押し込まれた衣服は、簡単には外れない。

(「無事みたいだね……でも、早く上に戻らなくっちゃ」)
 その間にエルルの元に向かったリュキアは、意識の無い彼女の体を抱えると、すぐに陸へと戻り始める。無事とはいっても、水中では呼吸が出来ない。少しでも早く戻らないと危険だ。
 ラミルとシュルトが怪魚の動きを封じている間に、カイルはエルルを抱え、ロープを利用しながら水面に戻る。
「よし!」
 苦しげにしていたエルルだったが、彼女の呼吸はすぐに戻り……順に陸上へと戻った四人は、一斉に攻撃を繰り出し、怪魚の息の根を止めた。

==========


天雷の導き手・エル(a12614) 2004年08月29日
エルル団長、お疲れ様です。 みんな色々考えているんですね、吃驚するアイデアもあったりして楽しいわ。 そして、自分の行動が文章になっているのを見るのは嬉しい…照れるけどね。 シーン2は人工呼吸に走る不届きな輩が居ると思ったのだけど、みんな真面目ね。

ヒトの武人・カムイ(a12811) 2004年08月29日
なんか恥ずかしいような、嬉しいような。それ以上に、こんな風に自分が活躍するのは感動しますねw。エルル団長お疲れさまでした

双翼の銀剣・リュキア(a12605) 2004年08月30日
うわ!ボクも出てる!嬉しいなぁ・・・♪ うん、200文字って制限の中で皆色々考えるんだなぁって、それでもってこういう感じに文章にしてもらえるんだなぁって色々と参考になったよ。エルル、お疲れ様〜ありがとうだよ!

ネコみみマントのお元気娘・ラミル(a11173) 2004年08月31日
わ〜い、一番使ってほしいところ(服でえらを塞ぐ)を使ってくれたエルルちゃんに感謝〜♪ありがと〜☆

舞台袖のネコ尻尾・ミミック(a11975) 2004年08月31日
エルルさん、おつかれ様です。みんな相談なんてしていないのに、まとまったリプレイになっていてビックリでした。こういうのはやっぱり照れるけど、何より嬉しいですよね・・///みなさんの行動を参考にして、僕ももうちょっと気配りのあることを書こうと思います^^

記憶を求める者・カイル(a13328) 2004年08月31日
エルルさん、お疲れ様でした。にしても自分が出るとはなぁ。結構はずいッスね……でもめっちゃくちゃ嬉しいッス!

<講座>プレイングを書いてみよう! 〜リプレイ【シーン3】編〜 リボンの紋章術士・エルル(a90019)

場所:勉強室   2004年08月29日   発言数:11
 皆さん『<講座>プレイングを書いてみよう! 〜リプレイ【シーン1】編〜』スレッドは見てくれた?

 じゃあ、このスレッドでは【シーン3】のリプレイを発表しますね♪

==========

【シーン3】リプレイその1

「てめぇら……なんだってみんなの荷物を奪いやがる!」
 盗賊の仕掛けたトラップに掛かり、網の中に閉じ込められてしまった冒険者達……そんな中、ストライダーの武道家・タツキ(a11170)は、集まって来た盗賊達に問いかけの言葉を発した。
 人がそうなる過程には、その人独自の考えや思想があるものだ。だからまず、なによりそのことを理解しなければいけない――そう、かつてタツキは教わった事があったからだ。
「あぁ?」
「なんでって……なぁ」
 そんな威勢のいいタツキの声に、顔を見合わせる盗賊達。一方……その間に、ヒトの忍び・アヤ(a13417)が冒険者だけに聞こえるように、声を潜めながら口を開く。
「この間に網を破りましょう」
 最初は、誰か口達者な者に時間稼ぎを頼むつもりだったが、この様子なら、タツキがその役目を果たしてくれるだろう。
 最初は自分が時間稼ぎの役目を引き受けようと考えていた、ヒトの翔剣士・ライ(a13175)も、そう踏むと両手に力を込め、網を破れないか試みる。
(「レイピアが使えれば楽なんだけどね……」)
 網に捕らわれているこの状態では、レイピアを抜く事は出来ない。ライはそれを惜しく思いつつも、両腕に力を込める。
「……そんなの、金目の物が欲しいからに決まってるじゃねぇか」
「……ああ、そうだ。それ以外に理由があるかよ」
 盗賊達は、そんな冒険者の動きには気付かず、タツキの問いに真面目に答えを返している。だが、その中の一人が「お喋りはその位にしておけ」と静止すると、剣を抜いて冒険者達に迫る。
 網はまだ、破けそうに無い。
「――ミストフィールド!」
 笑壺で企む罠魔神・グラーティア(a08565)と、ストライダーの忍び・ルフト(a13476)の二人は、辺りに深い霧を漂わせる。それは、冒険者達の周囲を包むには十分だ。
「なんだ!?」
「くそ、変な技を使いやがる……」
 霧に包まれる中、冒険者達が一斉に全力で網を破る事に専念する一方。盗賊達はミストフィールドに驚きと戸惑いの声を上げ……盗賊の一部が「早く連中をやっちまえ!」と冒険者達がいる方へ迫る。
「く!」
「どこだ!?」
 視界を塞がれて、思うように冒険者を狙えない盗賊がいる一方……数人の盗賊は、剣先を冒険者へと向ける。
「攻撃を受ける訳にはいかないな!」
 ストライダーの忍び・レイリス(a13191)は、体勢を変える事で何とか引き抜く事が出来たダガーを握ると、その剣先で盗賊の攻撃を弾く。だが、網の中まで届く攻撃よりも、網そのものを傷付けるような攻撃の方が、圧倒的に多く……やがて冒険者達を包んでいた網は、痛み重みに耐えかねて破ける。
「……私を罠にはめるなんて、いい度胸してますね♪」
 にっこりと盗賊達のいる方に笑顔を向けながら、網から出るルフト。その表情はミストフィールドの為に盗賊達には見えなかっただろうが……彼女の声は、間違いなく聞こえただろう。
「金目当て……どんな理由かはわからねぇけど……でも、やっぱ人に迷惑かける道は選んじゃいけねぇと思う。だから――アンタ達をぶったおす!」
 タツキは拳を握ると、爆砕拳を放つ。更に前に出たライが、スピードラッシュで盗賊の一人を目にも留まらぬ速さで攻める。
「自分の仕掛けた罠に引っかかっていては仕方ありませんね」
 アヤは破れた網の一部を盗賊達の足に引っ掛けて転ばすと、その体に絡ませる。そこにグラーティアの飛燕刃が飛び、ルフトの剣先が容赦なく切り裂く。
「エンブレムシャワーを」
「解ったわ」
 グラーティアに請われたエルルは、紋章を描くとエンブレムシャワーを放つ。その攻撃に盗賊たちは次々と倒れ……残った数人も、すぐにライの剣先やタツキの拳に捉えられ、見る間にその場に崩れ落ちる。
 やがて、ミストフィールドの霧が晴れた頃……辺りには物言わぬ盗賊達が転がり、周囲は、しんと静まり返っていた。

==========

【シーン3】リプレイその2

「おぉぉ……わしは、まだ死にたくないのじゃ……。どうか、どうか命だけは助けてくれんじゃろうか……?」
 剣を構える盗賊達の姿を見た、ヒトの邪竜導士・アヴディリア(a13401)は、大粒の涙を浮かべると、そう彼らに向かって網の中から懇願した。
 彼女の瞳に浮かんだ涙は、見る間に頬を伝って流れ始め……すぐに滝かのごとく溢れ出す。
 ……勿論、これは嘘。時間稼ぎや仲間の安全を確保する為の芝居だ。だが、彼女のその言動は、なかなか信憑度があった。
「な、なんだ……」
 盗賊達も「嘘だ!」と一蹴する事はしなかった。どうしたものかと、困ったように顔を見合わせる。
「いたぁい! ……ねぇ、お願いよぉ。そんな酷い目に合うなんて、絶対に耐えられないわぁ……」
 ヒトの吟遊詩人・オパール(a13455)も、網に引っかかって動けなくて苦しい、といった様子を装うと、盗賊達に潤んだ瞳を向ける。……出来るだけ扇情的な姿勢や仕草を取るようにし、盗賊達の視線を、出来るだけ自分に集めるようにしながら。
「し、しかし、だなぁ……」
 言葉に詰まりつつ互いに顔を見合わせる盗賊達。……その間に、天藍色的影・リオネル(a12301)は、下敷きにする格好になった槍を少しずつ動かして、その先端が当たっている網の一角を破れないかと試みる。
「そこか……」
「同時に力をかけてみよう。1・2・3……!」
 それに気付いたヒトの狂戦士・ガルファード(a12674)とヒトの武道家・アル(a08796)は、槍によって傷付いた部分に同時に力をかけ……何かが破れる音と同時に穴が開き、そこへ更に二人が力をかけて一気に裂く。
「な……!」
「てめぇら!」
 破れた穴から順に地に降りる一行。その様子を見た盗賊達は激昂し、すぐさま掛かって来ようとするが……その攻撃は真っ先に外へ出たアルとガルファードに防がれる。
 そして、更に辺りはオパールの紡ぐ眠りの歌に包まれ、彼らは次々と深い眠りに落ちると、その場に崩れ落ちていく。
「今のうちに、さっさと捕らえてしまうとするかのぅ」
 一行は深い眠りに落ちた盗賊達を、手早く捕縛し一ヵ所に集める。
 やがて目を覚ました盗賊達は、自分達はどうなるのだろうかと、皆揃って不安そうな顔をする。
「……村の畑で育ててた作物が全滅してさ。このままじゃ、みんな喰えずに飢えちまう。だから、仕方なく……」
 街道で荷を奪ったんだ、と語る彼らの姿は、十分に更生する可能性があるように思え……リオネルは、これなら別に、彼らを殲滅までする必要はなさそうだ、と思う。
「……反省して、大人しく罪を償って……もう二度と、こんな事はしないようにね」
「はい……」
 そんなリオネルの言葉に、盗賊達は深くうなだれながら返す。
 一方……
「うーん、やっぱりいいなぁ、この網……でも、穴が開いちゃったから……あ、向こうにもトラップがある」
 エルフの牙狩人・レイル(a13493)は、他にも幾つか仕掛けられていたトラップを用心深く調べると、仕掛けられていた網を、破損させないよう気をつけながら下ろし……それを両腕に抱えると、満足げに笑みを浮かべながら帰路に着いた。

==========


ヒトの翔剣士・ライ(a13175) 2004年08月29日
団長、お疲れ様。自分が行動してるっていうのは、嬉しいね。それと、皆考えてたのは時間稼ぎだったね。  このリプレイは、前者が一応成功で、後者が大成功かな?

ヒトの忍び・アヤ(a13417) 2004年08月29日
それは依頼に参加した動機によるでしょうね。最初から盗賊達を更生させたい意志があったのなら後者は大成功でしょう。しかし盗賊相手に暴れたいのなら前者が大成功でしょうね。それに……後者だと私には暴れ足りない。

ヒトの翔剣士・ライ(a13175) 2004年08月29日
個人によって違う、と。 私はプレイングを書くときに、盗賊の説得を書き忘れてたことに、今更気付いたよ(苦笑

ストライダーの忍び・レイリス(a13191) 2004年08月29日
うわ・・・・・!凄いですよ〜!自分の送った文章でこんなにも話が展開していく・・・・。感動しました!

エルフの牙狩人・レイル(a13493) 2004年08月29日
見事、役に立ってない(笑

夜明けの紋章術士・エンドリード(a12607) 2004年08月29日
へぇ、こんな文章になって返してもらえちゃうんだ……。凄いなぁ。僕も頑張って書けば良かった;

ヒトの邪竜導士・アヴディリア(a13401) 2004年08月29日
ううむ、如何とも。矢張りこうして自身の行動が形になると感慨深いのぅ……。団長に感謝をせねばな。

笑壺で企む罠魔神・グラーティア(a08565) 2004年08月30日
当事者のスキルによって出来る事も変わるし、説得出来たとも限らないよ?犠牲者が多いと反発する盗賊が出るかも。

ストライダーの武道家・タツキ(a11170) 2004年08月30日
うわぁ・・・なんか俺セリフとか書いたこと以上の使われてて、すんげぇ照れるやら、嬉しいやら・・・(照)プレイングがこんな風になるのか、へー

天藍色的影・リオネル(a12301) 2004年08月30日
文字数超過は多めに見てもらえたみたい(感謝)みんなの行動が、こんな風に文章になるなんてすごいです。団長、お疲れ様でした〜♪
●次の講座へ
⇒⇒⇒第14回 【打ち上げをしよう!】打ち上げパーティ♪