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今日の講座では、オープニングの読み方について話してみたけど、どうだったかしら? それじゃあ、今度は冒険依頼に参加する時に書く『プレイング』についてお話しましょう♪
プレイングというのは、あなたが受けた冒険依頼に対して思った事や、行ないたい事などを、文章としてまとめたものよ。 冒険依頼に参加する時には、必ずプレイングを書く事になるわ。 でも、プレイングってなんだか難しそうだし、どう書いていいのか分からない……なんて人、いないかしら? ふふふ、大丈夫よ。プレイングは、書き方のコツさえ覚えてしまえば、ぜんぜん難しくないんですから♪
プレイングを書く時に重要なのは、『目的・動機・行動』をハッキリさせる事と、『5W1H』について考えてみる事よ。 まず……目的・動機・行動という三つの言葉には、それぞれこんな意味があるの。
『目的』〜その依頼で、あなたが達成したいと思っているもの 『動機』〜何故そうしたいと思ったのか、そのきっかけとなった気持ちや考え 『行動』〜具体的には、どう行動するか
例えば、グドン退治の依頼でのプレイングなら、ただ「依頼を受けてグドン退治に向かう」と書くよりも、「苦しんでいる人達を放っておく事なんて出来ないわ。彼らを救うために、グドンと戦います!」とか、「幼い頃にグドンの被害にあって苦しい思いをしたから、グドンは絶対に許せない。自分と同じ思いをする子供がこれ以上増えないように、この世界のグドンを全滅させる勢いで戦う!」なんて書いてみた方が、あなたがグドン退治に向かう目的や動機が、プレイングを読んだ人に伝わりやすいですよね。 グドンを実際に退治する時も、ただ「グドンを倒す」と書くだけじゃなくて、「仲間と協力しながらグドンと戦い、敵を一体残らずに倒す。自分は武人だから先頭に立って、どんどんアビリティの電刃衝を使って攻撃する。同じように前に立つ仲間とは背中を守りあい、他の仲間が危険な時には、盾を構えて出来るだけ庇うようにする」……なんて感じで、より具体的な行動を書いてある方が、あなたがどのように行動したいのか、とても解りやすいと思いませんか?
5W1Hというのは、「When(いつ)」「Where(どこで)」「Who(誰が)」「What(何を)」「Why(なぜ)」「How(どのように)」という6つの言葉のことよ。 これらの言葉のことを、頭文字を取って『5W1H』と呼んでいるの。 プレイングは、この6つについても考えながら、書いてみるのがオススメよ♪
例えば、ただ「グドンと戦う」と書いてある場合は、5W1Hのうち、What(何を)の部分しか含まれていないわよね? でも、5W1Hが、全て含まれる文にしたらどうかしら? 「近くの森に住み着いてしまったグドンに、育てた作物を奪われて困っている人達がいるようだ。彼らの平穏な生活の為、仲間と協力してグドンを倒そう。グドンもきっと夜には寝静まるだろうから、深夜、彼らのいる森に向かい、奇襲をかけるとしよう」 「畑の作物をグドンに奪われて、村人達が困ってるんだって!? 彼らが大切に育てた作物を奪うだなんて許せない! 今すぐ村に向かって、畑にいるグドン達を蹴散らしてやる! 正義の鉄槌を思い知れ〜!」 ……こうしてみると、「グドンと戦う」というのは一緒でも、状況は全然違うという事が解りますよね。 こんな風に、5W1Hに気をつけながらプレイングを書くようにしてみると、どのような状況でどんな事をしたいのか、とても伝えやすくなると思うわ♪
同じプレイングでも、書き方によって、内容はガラリと変わってしまいます。 だから、ちょっと注意して、プレイングを書くようにしてみましょうね♪
【講座】冒険者の酒場に行ってみよう! で話したように、あなたの書いたプレイングは、マスターと呼ばれる人達が判定した上で、その結果をリプレイ(小説形式の文章)として執筆するの。 だから、あなたが行いたいと思っている行動や、その理由などをハッキリと明確にマスターさんに伝える事が出来ないと、あなたが思っているのとは少し違う活躍の仕方になってしまったり、時には、その冒険ではあまり活躍できずに終わってしまう……という事も、あるのよね……。 あなたがその冒険依頼で、一体どんな事をしたいのか、マスターさんに伝わりやすいプレイングになるように、このコラムで説明してみた事を、心がけるようにしてみましょう♪ |