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本文書は、第２次フラウウインド調査隊が目標地点を南の巨石遺跡群に定めて以降、壱の剣出発から巨石遺跡群の入口と思しき巨大な門に辿り着くまでの過程を、同盟諸氏に報告するものである。
◆壱の剣〜毒沼南西の岸◆
毒沼そのものは渡らず、沼の南に沿う陸路より迂回して西へ向かうことにする。
途中、原生動物同士の縄張り争いの跡を二度発見する。どうやら毒沼の東岸にカラミティベアとガブリン、西岸はサソリイヌ（仮）と未確認生物の縄張りが交わる模様。
迂回路ではカラミティベアとサソリイヌ（仮）を撃退しながらの進軍となり、幾度かの戦闘を経て毒沼南西の岸付近へと到着した。
尚、サソリイヌ（仮）の詳細は最下部に示す関連リプレイ参照。
◆毒沼南西の岸〜巨石遺跡群手前の門◆
南の巨石遺跡群を目指すにあたり、予め派遣していた偵察班が二足歩行の狐の武装集団（以下狐人）と遭遇、両者が退くまで睨み合いとなる。
偵察班の報告を受けて警戒を強めながら南へ下ると、再び狐人が姿を見せる。彼らとの交流を試みるも失敗、隊員に対して攻撃意思を示した為やむなく応戦する。しかし狐人達は暫しの戦闘の後、西へ立ち去ってしまう。
その後は滞り無く進軍し、やがて巨大な『門』へ到着。これを調査して現在に至る。
以下に狐人と門の詳細を記述する。
【狐人】
・霊査結果及び痕跡から、後述の門の向こうに封じられていた存在の一部とみられる。
・二足歩行。身を包む衣服は楓華列島のそれを匂わせ、剣や鎧で武装している。現在までに８体１集団のみ確認。
・隊員からの口頭及び文章による呼び掛けには応じなかった。意味が通じたか否か、そもそも言語文化の有無さえ不明。しかし遭遇直前に野営の跡が見つかっており、これが狐人の手によるものならば一定以上の知性を有すると推測される。
・狐人同士は頭上に『紋章らしきもの』を浮かべて意思を通わせるらしく、同時に『不思議な音』も鳴っていた。尚、遭遇当時、隊員の中で狐人の意思をおぼろげながら感知できたとみられるのは紋章術士のみ。
・戦闘能力は高く、隊員の攻撃はほぼ通用しなかった。アビリティその他特殊能力は未確認だが、狐人に対する攻撃が一部大きく逸れたように見えた。
・既知・未知を問わず、召喚獣らしきものは確認できなかった。
【門】
・古代ヒト族が儀式用に建造したとみられる巨大な遺跡であり、ドラゴンズゲートに近いもの。壱の剣と同様インフィニティゲートへの転送が可能。
・各所には七柱の剣とは異なる『宝刀』のように見えるものの図柄が彫り込まれている。
・霊査結果によれば、より南側から押し寄せる『何者かを封じる為の門』であるとのこと。到着以来、霊査士が嫌な予感を訴えている点も踏まえ、今後は更なる警戒を心掛けたい。
・門には人一人が身を屈めて通れるほどの『封印の綻び』とでも呼ぶべき小穴が空いており、現時点で門を潜るにはこの小穴を通過しなくてはならない。尚、先の狐人達もここから出入りしている様子。
・門より南には岩山が広がり、その更に向こうに『四角錘』と『尖柱』の影を確認。
以上の事柄を踏まえた上で、今後は綻びより門を抜けて引き続き南下し、目標地点である巨石遺跡群への到達、及びその探索を目指す予定。
また、狐人については事例が少ない為、機会が得られれば更に詳しく検証したい。
※関連リプレイ等※
◆サソリイヌ（仮）について
『≪第２次フラウウインド調査隊≫毒沼の迂回路には危険がいっぱい』
→http://t-walker.jp/mugefan/adventure/replay.cgi?sceid=20201
◆狐人について
『≪第２次フラウウインド調査隊≫巨大遺跡群を目指して〜Side A〜』
→http://t-walker.jp/mugefan/adventure/replay.cgi?sceid=20337
◆門について
『門を越えるか、否か』
→http://t-walker.jp/mugefan/bbs/bbs.cgi?bbsid=8953#37
『門とその周辺の先行偵察』
→http://t-walker.jp/mugefan/bbs/bbs.cgi?bbsid=8953#44
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