<通じる言葉>

 斉饗は僕達に知らない魔法をかけて、言葉が通じるようにしてくれたの。
 彼らは、ドラゴンに対抗できる力を求めていたみたいなんだけど……。

通じる言葉

花車の霊査士・ヴァルナ(a90183)
場所:暗黒の空洞〜静寂界シテングウ   2009年06月14日 09時   発言数:25

 抜き身の剣を鞘に収めたり、召喚獣を通常状態にするなどして、冒険者たちは戦闘する意思はないということを示す。また羽織っていた外套などは不自然ではないように外したり脱いだりして、パッと見ただけで分かるネックの姿やディートの羽など種族特徴は隠さないことにした。
 ヴァルナの周りにはいざというときに壁役になれる者が、先頭を行く狐人の傍には彼らの紋章が何となく分かるエリスが立つ。
 更に、狐人の服装や屋敷の形状などから楓華列島と関係あるのではないかと見て、ドリアッドであるモニカやオウカが外側を歩くことにした。
 狐人の子どもはいつの間にか大人たちの間に戻っている。
 後から駆けつけたグランスティード乗りの狐人を戦闘に、他の100名程の狐人たちが隊員たちを囲んで、村を通り過ぎ、更にその先にある町へと向かっていく。

 町へと入ると、家屋の外に出て来ている狐人たちの視線が隊員たちへと注がれた。
 自分たちと姿の違う隊員たちを珍しいものを見るような眼で見ているようだ。見てもらうために隊員たちの外側を行くモニカやオウカを見ても他のものたちを見る眼と同じで、特別見る眼を変えているようには思えない。
 狐人たちの包囲はそのまま町の中を突き進んで、最も奥にある屋敷へと通される。
 屋敷の中では、グランスティードに乗っていた狐人たちと同等かそれ以上に身分の高そうな服装と雰囲気を纏う狐人、紫の袴を纏い手には複雑に折られた紙の束を白木の棒の先に取り付けたものを持っている狐人、そして上半身が白に下半身が赤の袴を纏った狐人た複数人、隊員たちを待ち受けていた。
 身分の高そうな狐人が隊員たちに向け、紋章を浮かべる。
『よく来てくれた』
 そのように言っているように受け取ったエリスは、心の声でそれを仲間たちに伝える。
 それから、紫の袴の狐人と白と赤の袴の狐人たちの方を向いて、一言、二言語りかけるように紋章を浮かべた。
 語りかけられた紫の袴の狐人が隊員たちの前に進み出て、白と赤の袴の狐人たちは隊員たちの周りに立つ。
 紫の袴の狐人が手にした白木の棒を振り始めれば、隊員たちの周りで白と赤の袴の狐人たちがクルクルと回るように踊り始めた。
 一頻り白木の棒を振ると、空中に光る紋章が現れる。それが隊員たち全員の身体へと吸い込まれるようにして消えていった。
 紫の袴の狐人はその様子を確認すると、隊員たちと身分の高そうな狐人それぞれに一礼して、部屋を辞する。白と赤の袴の狐人たちもそれに倣って、部屋を辞していった。

「一体、何が……?」
 吸い込まれた光る紋章が何だったのか分からず、ぽつりと呟いたヴァルナ。
 その言葉と共に、変な音がして、頭上に紋章が浮かぶ。
『えっ!?』
 浮かんだ紋章に驚いた隊員たちの頭上にも変な音と共に紋章が浮かび上がった。
『己が眼で見たなら話は早いだろう? 言葉が描けなければ、話が出来ないのでな。無断で済まないが、話を出来るようにしてもらったのだ。言葉が通じる以外には、身体的には影響はない。許してくれ』
 身分の高そうな狐人の頭上に紋章が浮かぶ。その紋章を、隊員たち全員が読み解けた。
『して本題に入ろうか』
 謝罪の言葉を述べた後、その狐人は改めてそう告げて、ゆっくりと口を開く。

『お前たちはドラゴンを倒したそうだな。その力を是非、私たち斉饗(ざいきょう)にも教えてほしい』
 真っ直ぐと隊員たちへと視線を注いだまま、身分の高そうな狐人――斉饗はそう告げた。

絶望の帳を切り裂く銀焔・ディート(a66461) 2009年06月14日 09時
ほえ……えーっと、ザイギョウさん、っていうんだねぇ(頭上に浮かぶ紋章に翼ぱたぱた。おもしろいらしい)。ドラゴンを倒した力を教えてほしいってことはザイギョウさんたちもドラゴンの脅威にさらされている、と考えていいのかな?(でも、説明が難しいなぁ。強化ドラグナーの1匹がいればドラゴンウォリアーになることはできるけど…)。
柳葉の・チキチキータ(a64276) 2009年06月14日 10時
ターバンを解いて腕にかけ、素顔を晒して手を合わせたまままず一礼します。「斉饗様、と仰られるんにゃね。この度は許可なくこの地に立ち入ったことを深くお詫びすると共に、当方はあなた方を害するものではないことをここに示します」 武器をそっと床に置いて一歩下がり、周りの皆にもひとまず挨拶を促します。
絶望の帳を切り裂く銀焔・ディート(a66461) 2009年06月14日 10時
(あ、挨拶忘れていた:汗)帽子を脱いで、一礼するんだよ。武器はちょっと話して床に置くとして……。
月無き夜の白光・スルク(a11408) 2009年06月14日 11時
(正座し手をついて礼)初めまして、スルク・カツラギと申す。慣れぬ身故に、いささか失礼な事があれば、申し訳ない。我々の身元も確認せずに、そのようなことを言われるならば、何かしらお急ぎの理由があるとお察ししますが、宜しいでしょうか?その上で、ドラゴンを倒す力は確かに持っておりますが、私たちはそもそも他大陸から来た者、他のグリモアの加護を受けた者です、故に私たちの持つ力は、私たちの持つグリモアのみに有効であり、且つ説明は出来ても、すぐにあなた方が使えるものではありません、まずはその事をご理解頂きたく。
風来の冒険者・ルーク(a06668) 2009年06月14日 16時
(一礼した後で)教えるのは全然構わないよ。ただスルクも言っているようにすぐに使えるものではないのは理解して欲しいかな。其方もドラゴンと戦っているようだけれど、状況を教えてくれれば此方としても協力は出来るとは思う。
柳葉の・チキチキータ(a64276) 2009年06月14日 16時
スルクに倣ってチキチキータと軽く名乗り、同じく異邦の地の者ですと前置き。「以前、体の一部を異様な形に変化させ――私たちはその能力をキマイラと呼んでいます――、こちらに攻撃して来た者がいました。外見はあなたがたとそっくりです。彼らはこちらがキマイラではないかと危惧してしまう者でした。私たちの国ではキマイラの異質な発生に苦しめられています。失礼は承知ですが、あなた方がそういった事と無関係と判るまで、こちらも私たちの一存では力について口外できない事を判って頂きたく思います」
柳葉の・チキチキータ(a64276) 2009年06月14日 16時
キマイラと無関係・敵対関係、あるいはあれはキマイラ能力でないと確証が取れた場合にのみ「了解しました。それでは、オイラたちのグリモアの有する力、ドラゴンウォリアーについて簡潔に説明させて頂くにゃね」そこで言葉を切り、他の隊員に目配せして一旦下がります。
絶望の帳を切り裂く銀焔・ディート(a66461) 2009年06月14日 17時
僕も名乗っておくよ。で……「ザイキョウさんたちはどうやって僕らがドラゴンを倒したことを知ったのですか?」をうかがうよ。先ほどの非礼も詫びて(汗:種族名を間違えたんだよ)。スルクさんやルークさん、チキチキータさんが出した質問などへの返答の後でもいい、とも付け加えて。
星舞い落ちる夜・マイヤ(a28554) 2009年06月14日 17時
斉饗とおっしゃるのですね。私はマイヤ・アルガと申します。良しなにお願いいたします。ドラゴンを倒す力については、仲間の言にあるように説明が必要なのでございます。/この地の風俗は私の故郷とよく似ております。よろしければ、どのようなところかを教えていただければと思います。
大樹を愛でし白雪姫・モニカ(a37774) 2009年06月14日 21時
(一礼して)私はモニカ・ホワイトと申します。ドラゴンウォリアーについてですが、これはドラゴンとの戦いにおいてのみ友好な力だと思っていただきたいです。ですから、今ここでその力をお見せすることはできないとご理解下さいませ。
ふわふわ綿毛のヒヨコ・ネック(a48213) 2009年06月15日 08時
(楓華GGで習った楓華の作法を試しつつ)ネック・ブリーカーと申します。斉饗様方の礼法や慣習を存じ上げませんので失礼にあたる事をしてしまうやもしれませんが何とぞご容赦下さいませ。斉饗様とは種族のお名前でしょうか? 御身はどのようにお呼びすればよろしいでしょうか?
ふわふわ綿毛のヒヨコ・ネック(a48213) 2009年06月15日 08時
(可能なら モニカさんの前(ドラゴンウォリアーの話が出る前)に話す)ドラゴンを倒した力についてお話する前に、斉饗様方は、なにゆえその力を必要となさいますか? ドラゴンが何処かにいるのでしょうか? ドラゴンを倒した後はどうなさいますか? おきかせ下さいませんでしょうか(礼)

絶望の帳を切り裂く銀焔・ディート(a66461) 2009年06月15日 09時
(名乗るとだけ書いていたのですが、やっぱり書いておきます)ディート・マシロイといいます。探索隊の一員です。
天壌の桜姫・オウカ(a24167) 2009年06月15日 12時
(ちょっと戸惑う)…こ、こんにちは…同じく調査隊の一員のオウカといいます。よろしくお願いします…(一礼する
穏かに流れ往く・マシェル(a45669) 2009年06月15日 12時
(何かあった時にヴァルナさんを庇えるように彼女の傍(後方)にさりげなく控え、促されたり自己紹介が必要と思われた時には一礼して名乗ります。 会話がされている最中は、失礼のないよう注意して斉饗さん方の言動に注目しておきます(言葉に含みがあるか等感じられれば))

告命天使・リア(a45123) 2009年06月15日 13時
(隊員の最後方で楓華式の座り方(正座)をし、両手は握って体の横の床に付ける。45度の角度で体を前に倒したまま話を聞く。名前を問われた場合には普通に答える。質疑中は密かに周囲の観察を行うと共に、見えている人物以外の気配(隠れて話を聞いている存在)がないか注意をしておく)
月無き夜の白光・スルク(a11408) 2009年06月15日 13時
このようにお話できる機会を頂いておきながら、即お答え出来ぬ事は申し訳ありません、しかし、この力は私たちにとっても大事なものです、私たちはあなた方の事もこの地の事も何も知らない状況なのです、慎重になることを、どうかお許し頂きたい。(頭を下げる)
苺・アソート(a45042) 2009年06月15日 19時
(他者にそった礼を行いつつ)我が名はアソート・クリフと申す者。皆と同じ隊に所属する者にございます。唐突ながら「ドラゴンの先祖は古代ヒト族」我々の先祖もまた「古代ヒト族」でございます。が、『ドラゴン』という異形の力に至った古代ヒト族と、我々の力は似て非なる……いえ、むしろ異形の力を払うべく、仲間たちが命を賭して得た力でございます。我々に歴史があるように、貴方様方にも歴史がございましょう。不躾でなければですが、聞かせていただければ幸いに存じます。(深々)
封魔・ハガネ(a09806) 2009年06月15日 23時
「(皆に倣って正座して低頭の後)・・・自分めは、ハガネ・イッシキと申します。 あなた方は我々が持つドラゴンを屠る力を求めておいでですが・・・先に述べている者も居りますが、未だ素性の知れぬあなた方斉饗の言葉に従いこの力の秘密を明かして良いか、正直躊躇っております。 力云々の前に、先ずは御互いを知る機会を設けて頂く事が望ましいと存じます。 何卒御一考の程、宜しく御願い致します・・・(改めて低頭)
朽澄楔・ティキ(a02763) 2009年06月16日 09時
【会話の流れ(現状での暫定版)】名乗り+ご挨拶(簡潔に全員)、立ち入りのお詫びや失礼容赦の断り(チキチキータ1回目、ネック1回目)、ドラゴンを倒す力についてすぐには話せない事を説明(スルク1回目、アソート、ハガネ、スルク2回目)、斉饗側状況を教えてくれるよう交渉(ルーク、マイヤ)、斉饗が力を欲するのは何故か尋ねる(ネック2回目、ディート1回目)、我々の事をどう知ったのか尋ねる(ディート3回目)、「我々が直接その事を伝えた可能性があるのは特殊な力を見せた者たちでした」と繋げ、キマイラに関する問いかけ(チキチキータ1回目)、キマイラと無縁だった時に限り、ドラゴンウォリアーについて話すと説明(チキチキータ2回目、モニカ)。
紅蓮の剣志・ゼオン(a50017) 2009年06月17日 02時
(無礼の無いよう、動作は皆に倣いつつ、慣れない敬語で)「調査隊の一員のゼオン・アクアリウスです。我々が持つ、ドラゴンを倒す力ですが、簡単には語っていいものか、難しいものでございます。ですが、この力はドラゴンが近くにいて初めて発揮できる力であり、また例えその力があったとしても一人でドラゴンに立ち向かえるほどの力ではない、ということはお教えする次第です。」
苺・アソート(a45042) 2009年06月17日 06時
(居住まいを正し)……少々礼を失してしまったやもしれませぬ。そちらが『教えて欲しい』と言っていることに満足に応えられぬどころか、質問に質問で返している始末。無礼に感じられましたら、申し訳ございませぬ。(深々)ただ、この力は我らも脅威に対してのみしか振るえぬ力。もしドラゴンの脅威に晒されているならば、それを取り払う事はこちらも望むものです。
朽澄楔・ティキ(a02763) 2009年06月17日 08時
(判定間に合うなら対話の開始時か、相手が不信感滲ませてる場合のフォローに)「誤解のないように宣言致しますが、存在自体が世界の破壊者に至った証明であるあの種のドラゴンは、我々命ある総ての者の敵。これを倒し尽くす事は我が勢力の悲願であり使命。今はこの人数ですし、戦いの助けとなる兵器も今の所ここへ来る予定ではないので(←『何か』あれば我々を助けに来ると思わせる牽制)、すぐにできる事は限られますが…ドラゴンの脅威を打ち払うべく我々は在り、その点だけは安心して頂きたく」(事務的に、故に欺瞞なく聞こえるように)

ふわふわ綿毛のヒヨコ・ネック(a48213) 2009年06月17日 08時
【会話の流れ(確定)】名乗り+ご挨拶(簡潔に全員)、立ち入りのお詫びや失礼容赦の断り(チキチキータ1回目、ネック1回目)、ドラゴンを倒す力についてすぐには話せない事を説明(スルク1回目、アソート、ハガネ、スルク2回目、アソート2回目)、斉饗側状況を教えてくれるよう交渉(ルーク、マイヤ)、斉饗が力を欲するのは何故か尋ねる(ネック2回目、ディート1回目)、我々の事をどう知ったのか尋ねる(ディート3回目)、「我々が直接その事を伝えた可能性があるのは特殊な力を見せた者たちでした」と繋げ、キマイラに関する問いかけ(チキチキータ1回目)、キマイラと無縁だった時に限り、ドラゴンウォリアーについて話すと説明(チキチキータ2回目、ゼオン、モニカ)。対話の開始時か、相手が不信感を滲ませてる場合のフォロー(ティキ2回目)

●護衛士依頼発生
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