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●概況 『≪勇猛の聖域キシュディム≫開催地探訪――水鏡の望楼』において、黒水王・アイザックに率いられる勇猛の聖域キシュディム護衛士たちは、『水鏡の望楼』なる遺構を探訪、綴織の道、微笑の湖、雀斑の岸の検分を終え、嘆息の月を共に楽しんだ。 この探査の成功により、リザードマン王国における闘技大会の開催まで、その道程は中程を優に越えたと思われる。決勝大会が行われる王府、予選が行われる四会場のうち、未定となっているのは東方地域の予選会場のみである。 東方の候補については、近々にも探査が行われる予定となっている。 新兵が加わった砦工房のリザードマン兵、その訓練にあたったのは亜麻色の髪の天使・アクラシエルたちである。彼が尋ねてみたところ、リザードマン兵のなかにも闘技大会への出場を考える者があるようだ。 現在、砦工房では闘技大会に使用される武具などの製造が進められている。光を求める夜闇の蒼・クレアによれば、近々にも龍鱗堂に冒険者向けの品として剣などが並べられる見込みとのことである。 市場の見聞に赴いた薄明の霊査士・ベベウに、赤い狐の・サンクと深林の思索者・カスミが同行した模様。寒風吹きすさぶなかではあったが、王都の市中は盛況であったようだ。不正行為なども影を潜めている。キシュディム護衛士によるこれまでの働きにより、王都はかつてないほどの安寧を得ているとしても過言ではないだろう。 きゅーたま・アムルは、孤独を映す鏡・シルクと共に、北方拠点とそこで暮らす人々を訪ねた。二度目の冬ということもあり、避難民が暮らしてきた天幕などは、ほぼ小屋といってよいものにまで変わりつつある。井戸ばかりではなく、畑なども広がっている。小さな村ができあがりつつあるのだ。 鋼帝・マージュは、贖罪の一矢・ピンと世界を駆巡る暴風・ノーラのふたりと合流し、リザードマン領の南方、セイレーンとの国境付近に向かった。リベンティーナからの街道作業は終わりに近いという。リザードマン王国内に張り巡らされた街道についても、見聞や修繕などを行う必要があるだろうか。 黒い魔女・アムリタは、南部の高名なる商会の調査を続行している。今の時点では、バルマン一派との繋がりはつかめていないが……。土の裏に張り巡らされた根のように、彼らは身をひそめているのだろう。 紅の疾風・ヴァレリーは、南方ではなく北方拠点にといて旧体制派の情報収集にあたった。元々、国外からやってきた人たちばかりであることから、バルマン一派との関連は低いものと思われる。ありえるとすれば、攻撃の対象となることだろうか。 ルタの元を尋ねた儚き花・セラフィンは、ルタとの知己を得て、友好を暖めた。その際、彼女は病床にあるルタへとスープを差しだしたのだが……それは、セラフィン自身が調理したものではない。深窓の令嬢に代わっていつの間にやら炊事場へと立たされていたものの、その献身的な性分から、霽月の蝶・ユズリアが煮立てたカブのスープであった。 湖面へのアイザック王の落下――ユズリアは気を使って、避けきれぬ類の事故と表現した――など、護衛士たちが持参した土産話に、ルタは笑みを見せたということである。 なお、ベベウより、今月も【青】ならびに【赤】の護衛士による通常任務を、前半と後半の二部構成ではなく、これより月末までの一期としてほしい旨の連絡がなされている。 ●王都の様子 (先月比) 【農 業】706/??? +0 【商 業】566/??? +14 【貢献度】605/999 +173 【治 安】100/100 +23 ――砦工房―― 【兵訓練】 71/100 +17 【製 造】554/??? +20 数値は、国の象徴たる王都のものです。領内の状況を王都の様子から概観することができるというわけです。ですが、数字に置き換えられぬ部分も多々あり、すべてを把握できるものではけっしてありません。 この数値化は、キシュディムを担当するMSである水原が、独自に管理しているものです。通常任務などの効果が反映されますので、護衛士としての活動の目安としてください。 毎月、一度の更新となります。 ●護衛士の任務 ――通常任務【青】―――――― ・訓練所で兵士たちを鍛える ・治安の維持 ・国境哨戒 ・アイザックの護衛 ・リザードマンGGとの修好 ――通常任務【赤】―――――― ・砦工房の運営 ・農業の発展 ・商業の発展 ・公共事業への協力 ・リザードマンGGとの修好 ――【重点業務】――――――― ・その時点での最も重要な課題 ・食糧問題 キシュディムでは、所属する護衛士たちが【青】と【赤】の班に別れています。それぞれが、担当する領域は上記の通り。ですが、他班の活動に参加することに規制はなく、むしろ、自由な行き来を奨励しています。 ●施設の紹介 【グリモアガード(GG)本部内の施設】 ・聖域前広場 :丘の上。宿舎とノソリン小屋がある。 ・護衛士詰め所 :塔の二階と三階。 武器庫、書庫、くつろぐための居間がある。 ・グリモアの間 :丘の内部に広がる、湿原のような地下空間。 ・ベベウの執務室:霊査士が控える。隣はその寝室。 【リザードマン王国首都】 ・首都市街地 :武骨な建築物が立ち並ぶ、国家の中枢。 ・訓練場 :市街地と郊外の境にある施設。 【砦工房と新村】 ・砦工房 :王都の南東、主要街道に面する施設。 200名のリザードマン兵士が常駐する。 24基の炉が設けられ、精鉄の技能を学ぶことができる。 クワやスキ、刀剣や盾、装身具など生産可能。 10匹のノソリンが配備されている。 ・農地 :新しい農業を国内へ頒布させるためのモデルである。 ・街道 :王都から砦工房へと伸び、さらに北へと進む主要な道。 ごくごく限られた区域のみ石の舗装が成されているが、 多くは人の足で踏み固められただけの隘路である。 花咲く季節となれば、金木犀などが縁を彩る。 陽光の砦リドマーシュへと伸びる、 西方への道が開通した。 【北方拠点】 ・本部 :7本の柱からなる堅固な建物。 たくさんのベッドが連なる寝所を持つ。 大きな丸いテーブルは、会議や親睦の場。 小さな隠し部屋が地下にあるが、用途は不明。 チリひとつなくきれい。 窓辺には風鈴が下げられている。 ・物見櫓 :高さ5メートルほどの石の塔。 狼煙を装備。 ・石垣 :堅牢な護り。上部には通路が設けられている。 ・側溝 :石垣に沿って掘られている。 今のところ穴だけだが、ほぼ垂直で登りにくい。 ・医療施設 :清潔な病床を持ち、調理施設も備えている。 屋内に井戸を持つ。 ・避難地 :泥濘んだ土地のため、たまに水が漏れだす。 避難民のテントが並ぶ。 農地や、鍛冶のための炉が築かれている。 【西方街道】 ・天幕本部 :数十のテントからなる。 リザードマン護衛士と工兵が滞在中。 以上、これらの場所で、護衛士の皆さんは活動を行えます。 国土は広大ですから、他にも農地や河川、湖、都市や村々といったものが多数あります。地形の特徴は、沼地が多いものの平坦な場所が多いようです。 ●NPC人物紹介 ・アイザック :愚直な戦士として未だに多くの信望を集める王。 最近は領内の探訪にご執心。 ・ルタ :影の宰相と目される有能な文官。 現在は王都を離れ、マルツの元に身を寄せる。 彼との間に生まれた子は男児であった。 現在、体調を崩している。 ・マルツ :南部の若き領主。 ルタとは深い絆で結ばれている。 ・バルマン卿 :その館は焼け落ち、行方知れずに……。 旧体制派の首領と断定された。 ・カルロ :バルマンの子息。危険な旧体制の信奉者。 現在、その身分はマルツに預けられている。 ・ザマー :リザードマン護衛士団で団長を務める重騎士。 ルタとは友人であるらしい。名はモニカ。 ・ミラスラス :ザマーの元で副団長を務める、切れ者。 丸顔で童顔だが、人の間に立つことが上手い医術士。 ・バリッチ :亡き友の名を冠する、ホアキン商会の若き当主。 チキンレッグ領との交易路を切り開いた有能な人物。 ●リザードマングリモアガード 複数の護衛士団が、国内に点在している。所属するのは、いずれもリザードマンの冒険者のみ。 体制の転換期に、自ら引退した冒険者も少なくなく、規模は50名程度の護衛士によって構成される程度となっている。 反体制派に与し、離脱する者が続発した結果、さらにその勢力は弱められてしまった。 ●MSより ・護衛士シナリオは、すべての皆さんが目を通しているとの前提で、今後、展開を広げていきます。名前付きのNPCの性質や、彼らとの関係が、ゆくゆくは王国の政情にも絡んでくる……やもしれません。 ・ついでに、評価もしてやっていただけると、根が単純な水原がものの見事に喜びますので見物です。 ・いちばん上のスレッドには、重要な内容を記載するようにします。 ・基本的に、雑談や護衛士シナリオに関する相談のスレッドは、自由に立てていただいてかまいません。 ・各スレッドは、50を越えたあたりを目安に、適宜、有志が立て直すようにしてください。 (総合案内に、追加したい事柄がある場合のみ、このスレッドへの書き込みを許可します。皆で、使いやすく、わかりやすい案内にしていきましょう) |