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「待たれよ、銀誓館学園!」 |
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「妖狐七星将廉貞、ならびにこの破軍が、我らが女王に代わり申し上げる!
伯爵を討ってはならぬ。あの男は『異形』を滅ぼす唯一の希望、ただ一振りの剣なり!」
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「其れでも尚伯爵を討たんとするならば、我等は汝の敵となる!」 |
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「さすがは妖狐。詭弁が得意だな」
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「ムシュシュ! 確かに我等『異形』は、生命全ての敵でありましょう。
でもだからといって、札幌をこの惨状にした元凶を、銀誓館はむざむざ見逃すのですか?」
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「ここはひとまず休戦し、共に伯爵を討とうではないか!
君達『生命使い』なら、きっと伯爵などいなくても、我等を悉く滅ぼすこともできるだろうよ」
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