【1月15日】三重県伊勢市


<オープニング>

 きんと冷たく張り詰めた空気が、錆の臭いを纏っている。
 くぐもった誰かの呻き声。
 窓の割れる音。
 そして、断末魔。
 粉々に砕けた硝子の破片の上を、誰かがずるずると這いずっている。
 弾けた瓦に塗れガラガラと、首の折れた男の身体が雪崩れるように落ちてきた。
 昼下がり、未だ太陽は明々として眩い。
 けれど大地だけが陽を失うその瞬間のように、只々深く暗い茜の色に染め上げられていた。
 町中に響く、悲鳴、悲鳴、悲鳴。
 古き好き町並みなど最早跡形もない。
 好く馴染んでいた藍墨色の大地は深緋に沈み、砕かれた硝子に木片に砂利、どれもが血に塗れ黒々と横たわっている。

 ――此処は、どこだった?

 以前の姿を知る者なら目を疑う光景だろう。
 清らな川は血に塗れ、斃れたひとの居らぬ場所はない。
「おい、後ノルマ何匹よ」
 がしゃり、砂利の音を響かせ一人の男が歩み寄る。
 胸には9の刻印――人間ではないようだ。
 ぷっかりと漂う誰かの首に、手にした頭部を目一杯、腕を振るって投げつける。
 ごつり、ごぼごぼ。
 紅く、血生臭く。濁って尚平時のように変わらず流れようとする川の涼音に、深く歪んだ音色が沈む。
「まだ二十八匹目だから……んーと、八十……六か?」
「馬鹿かてめぇ、それじゃあ俺の取り分減っちまうだろうが!」
「アアン? るっせぇな、んなもんちまちま数えてられっか」
 怒り狂った形相で男は手にした生き物の腕を引き千切る。
「ぎぃやぁああああああああっ」
 醜い悲鳴だ。
 男は顔を顰めてソレの腹を蹴り上げた。
「るっせぇや、俺ぁじーりじり追い詰めていびり殺す主義なんだよ。黙って嬲られてろ!」
「何いってんだテメェ、ゴミはまとめてぶっ飛ばすのが爽快でイイんだろうが!」
 べろりと舌を出し、男は口端にこびり付いた血の塊を舐めて取る。
 ふくよかな女の腹を引き裂いた時の返り血だろうか。それとも、先刻齧り付いた幼子の血か。
 屋根の低い建物の陰、ガクガクと震えて止まらぬ小さな生き物に狙いを定め、男はぬうっと手を伸ばす。
「みィつけたァ」
 ニィイッと歪な笑みを浮かべるその顔に、少女の引き裂けんばかりの悲鳴が迸る。

 逃げ惑う車が何かにぶつかって大きく跳ね上がり、そのまま背の低い壁に当たって動きを止めた。
 間髪容れずドンッと大きな爆発音が響く。
 立ち上る灰煙の中から筋骨隆々とした一匹の獣が姿を現した。
 紅眼銀毛の狼――否、獣人だ。強く鋭い眼差しで周囲を見回し、ずしりと重い足音を響かせ歩き出す。
 数多屠ったのであろう鋭い爪は血に塗れ、その毛皮もまた深緋に穢れていた。
 只の獣人ではない――その眸に宿る知性の色がそれを物語っている。恐らくは一部隊を率いて戦えるほどの器の持ち主。原初の吸血鬼を護る、抗体ゴーストの隊長に違いない。
「おまえの美しい銀の毛並みも随分穢れてしまったね」
 不意にそう声をかけた青年を振り返り、銀狼の獣人は己の腕をべろりと舐めてみせた。
「問題無い。舐めれば取れる」
「おや、本当だ」
 ぱちくりと眸を瞬き、青年はふふりと笑って見せる。
 彼もまたこの町を破壊する者なのだということを、その頬にべっとりとこびりついた血糊が物語っている。
「他のコたちも云い付け通りに暴れ回っているといいけれど」
「問題無い。人間の血肉をどれだけ派手にぶち撒けるかを競うと云っていた」
 獣人はこくりと頷き、青年の傍らから軽やかに躍り出た二つの小さな影にすんと鼻を鳴らした。
 どこからどうみても普通の人間に見える――青と赤、色違いの服を着た少年と少女だ。
「ちゃんと僕たちが指示した場所にはいるようだよ。ホラ、煙が上がってる」
「後はアンタが迷子にならなければ万々歳ね」
「はは、折角君たちに補佐して貰っているのだからね、迷わぬよう殺し歩けたらと思うよ」
 日本の地理には疎いのだと、青年は堂々笑ってみせる。
 ポケットに手を突っ込んだまま煙る空を仰ぐ少年の隣で、少女はつんと澄ました顔のまま顎をしゃくった。
「あそこよ。あそこにゴミ共が群れているわ」
「あぁ、ほんとうだ……」
 ふふと場に似つかわしくない柔らかな笑みを浮かべながら、青年は酷く優雅に歩き出す。
 一歩、二歩。
 ゆるりと進む彼の元から、砂利を蹴り上げ、血肉を踏み締め、数多の抗体ゴーストたちが勢い好く飛び出してゆく。
「ちょこまかと逃げ回るのを、子羊のように追い立てて捻り潰してやるのも楽しいね。ちゃんと目一杯叫び声をあげて僕を楽しませておくれよ――」
 時間をかけて、嬲ってあげるから。
 優雅に笑う青年の蒼い眼は、深い狂気の色を宿して、強く、強くぎらついていた。

 * * *

 険しい表情の侭、ジョシュア・バレンチノ(小学生真巡礼士:bn0303)はぎゅうと手のひらを握り締めた。
「この襲撃は、敵の陽動作戦と考えて間違いないです」
 敵はこの襲撃と同時に、銀誓館学園へも直接攻撃を仕掛けてくる。
 運命予報士の殺害――それが彼らの真なる目的だ。
 彼にとっても、運命予報士はごく身近な存在だ。彼女を失うかもしれない、そう思えばとても平静を保ってなどいられない。
 誰だってそうだろう。
 親しい誰かを奪われる、そう思うだけでも胸が締め付けられる。
 心が痛くなる。
 酷く強い、衝動的なその感情が、胸の奥底から湧き上がってくる。
「皆さんが迷う気持ちはわかります。僕だって、迷っています。本当は……傍にいて、守ってあげたい。それでも……」
 そうと解っていても、この襲撃を見過ごすことなどできはしない。
 巻き添えに奪われる数多の命。
 ごく身近にある温もりが奪われるのとは、感じ方は違うかもしれない。
 けれど、同じ命。血の通った人々。
 どこかですれ違ったかもしれない、どこかで声を聞いたかもしれない。
 どこかで、誰かと、きっと今日までささやかな幸せを紡いできた。
 一人ひとりが愛おしく、大切な存在なのだ。
 こんな理不尽な形で、失われるべきではない。
「僕たちは、僕たちのすべきことをしなくてはいけません。皆を守るんです。皆さん、銀誓館学園の防衛に残ってくれる仲間たちを信じて、一緒に戦いましょう!」
 少年は孔雀藍の瞳を大きく瞬いた。
 開かれた瞳に宿るのは、強く、熱く、心に秘めた意志。
「襲撃されるのは、三重県伊勢市。古く美しい町並みに、緩やかな自然。ほんとうなら、とても長閑で趣のある都市です」
 原初の吸血鬼とその指揮下に在る100体以上もの抗体ゴーストたちが、その町に息衝く人々を徹底的に破壊し尽くそうとしているのだ。
「原初の吸血鬼、それを守る知性ある獣人の部隊長、彼らを効率的な殺戮の場へと導く異形勢力のデッドエンドが二体。彼らは一塊で行動しています。ですが、それとは別の場所を攻撃し、人々を殺害しようとする部隊が二つあります」
 それぞれの部隊には強力な抗体ゴーストの部隊長が据えられている。
 その統率力も去ることながら、個々の力も決して侮ることの出来ないものだ。
 くれぐれも一部に戦力を偏らせ、何れかの部隊に自由に殺戮を許すようなことのないよう気をつけて貰いたい。
「敵は強力です。もしも失敗してしまったら、この都市の一般市民に大きな被害が出てしまいます。けれど僕たちは、それを未然に防ぐために全力を尽くすんです」
 強く、手のひらを握り締める。
 きっと顔を上げて、目の前に居る一人ひとりをじっと見詰める。
「一緒に、戦いましょう」
 ジョシュアは強い口調でそういって、こくりと頷いた。

■マスターより

 皆様こんにちは、珠樹聖(たまき・ひじり)です。
 正念場です、気合をいれてかかってください。

●注意事項
 このシナリオに参加した場合【1月15日】に発生する他の事件(全体シナリオ及び、他の都市のリアルタイムシナリオ)には参加できません。
 リアルタイムシナリオに重複参加した場合は、参加が無効になる場合があります。

●補足
 事件の発生は1月15日午後。
 場所と日時は判明しているため、皆様は事件が起こる前に三重県伊勢市へ移動する事ができます。
 ですが、彼らが何処から都市に入って事件を起こすかは判明していない為、都市に入る前に彼らを叩く事は不可能です。
 また、市民の避難及び、外から見てわかる防衛作戦などを行った場合、原初の吸血鬼達が標的を変え、近隣の別の都市を攻撃してしまう可能性があります。
 そのため、皆様は原初の吸血鬼達による虐殺が始まる直前にならなければ、阻止行動を取ることが出来ません。

 能力者が100名程度集まれば、戦力的には互角に近くなります。
 後は、プレイング次第です。
 無論、戦力が100名に多少足りなくとも、プレイングさえ優れていれば撃退は可能です。

 尚、原初の吸血鬼を撃破しても部隊長の指揮があれば、抗体ゴーストはそのまま作戦を続行します。
 部隊長を倒した場合、抗体ゴーストは原初の吸血鬼のいる場所に戻ろうとします。
 原初の吸血鬼を倒した場合、部隊長に率いられていない抗体ゴーストは都市から逃走しようとします。
 原初の吸血鬼も部隊長も倒された場合は、配下の抗体ゴーストは都市から逃走しようとします。

●その他
 ・友人やチームでの参加の場合、プレイング冒頭に『名前とID』または『【グループ名】』をお書き添え下さい。
 ・NPCのジョシュア・バレンチノが参加しています。
  後方より皆様を支援します。何かして欲しいことがあればプレイングにお書き添え下さい。

 それでは、皆様のご健闘をお祈りいたします。

■選択肢解説

(1)原初の吸血鬼を狙う
 敵攻撃部隊の指揮官である原初の吸血鬼の撃破を主に行います。
 ただし(2)を選択した能力者が不足していた場合、抗体ゴーストの妨害を受けます。

(2)抗体ゴーストと戦う
 原初の吸血鬼を守る抗体ゴーストとの戦闘を主に行います。抗体ゴーストを早期に撃破できる工夫があれば、作戦全体の成功率を大幅に上げることが出来るでしょう。

(3)街を守る
 街を襲う抗体ゴーストの撃破を主に行い、街と人々を守ります。
 この選択肢を選ぶ能力者が多ければ、被害を抑えることが出来るでしょう。

(4)その他
 その他、独自の行動を行います。

●担当マスター
  珠樹聖

●同行NPC
  ジョシュア・バレンチノ(小学生真巡礼士:bn0303)
 
●【注意!】参加制限
 このリアルタイムシナリオに参加した能力者は、他の【1月15日】に発生が予報されている事件に参加することが出来ません。
 全体シナリオ「【1月15日】」に参加していたり、他の【1月15日】のリアルタイムシナリオに参加している能力者がこのシナリオに参加した場合、このシナリオへの参加は取り消されます。

●プレイング締切
 1月10日(火)朝8時30分
 
●作戦ルーム
 このシナリオに参加する能力者のための作戦相談用一行掲示板です。
 

●重傷と死亡
 このシナリオでは、リアルタイムイベントと同様に『重傷・死亡』を負う危険があります。
 参加する場合は、充分な覚悟を持って挑んでください。




<リプレイ>

●ひとのいのちを奪うもの
 びりりと空気を震わせるその音が、長閑な伊勢の町を一瞬にして凍りつかせた。
 声も無く倒れる男、一瞬の間を置き周囲に渦巻き溢れ出す悲鳴。
 パニック状態に陥った人々が叫び、逃げ惑う。
 藤村・蒼竜(高校生真魔剣士・b35305)は梟の首を持つ獣人と、泣き叫ぶ子供との間へ咄嗟に飛び込んだ。
 ――俺だって、少しでも多くの人を守り抜いてみせる。
 ぎりと奥歯を噛み締める。大きく振るわれた翼手から身を挺して庇い、きつく握り締めた斬馬で一閃、敵を薙ぎ払う。
「大丈夫だ」
 自身の声で安堵するかは分からない。
 けれど、それでもと蒼竜は恐怖に泣き喚く子供に声を掛け、油断無く周囲を見回した。
「向こうは火の手上がってたから危ないよー!」
 颯爽と建物から飛び降りた黒依・しろ(食う寝る遊ぶ・b49029)は、逃げ遅れた一般人の安全を確保するため町中を奔走する。
「パフュームリリス……!」
 予め目星をつけ索敵していた遠崎・七海(七の因果・b04427)は、抗体ゴーストの一部隊を発見し即座に発炎筒へ手を伸ばした。
 直前に取られた一般民の誘導策は、ある程度は効果を得はしたものの万全とは至らない。パニックに陥ってしまった一般人の動きを御することは、中々に難しいものだ。
 追い撃つように轟く咆哮に、悦に浸り切った女の嗤い声が響いて渡る。
「あ〜らもう来てたのぉ?」
 魅惑的な笑みを浮かべパフュームリリスが怪しげな香りを充満させる。
 忽ち惑わされた能力者たちがパフュームリリスを援護し、それを阻まんとする能力者たちが清らかな風を巻き起こし惑わされた者たちの目を醒まさせる。
「こんなところで……!」
 吹き抜ける風に緩く首を振るい、藍崎・燐(朝澄みの雫・b40401)は空に描き出した『天』の文字を前衛目掛け解き放つ。
「藍崎先輩!」
 紫藤・奏汰(夕霧パルティータ・b83025)は咄嗟に燐の眼前へ迫る敵へ、静謐たる青白の光を放ち浴びせかけた。
 凍てつき砕け果てる敵、その更に後方から次々に敵が現れては彼らに牙を剥く。
 発炎筒を焚きはしたものの、すぐにこの場へ駆けつけられる者が幾人いるだろう。
 その場にいる者たちで助け合い、油断無く敵の攻撃を捌いて切り抜ける。
「まずい、このままじゃ……」
 能力者たちの瞳にじわじわと焦りの色が浮かんだ、その時だ。
 不意に彼らの只中へ落とされた幻楼火が、ゆらり揺らめき敵らの動きを阻害した。
「間に合った、かな?」
 折り良くその付近へ迫っていた石薬師・弦(雨燕・b79777)と御剣・風月(星空の新月・b39244)らは、単独行動を控えるようにとの呼びかけに応じた能力者と共に、一気に攻撃を仕掛けてゆく。
「……この寒さに魔炎はさぞや暖かろう?」
 焔渦巻く数多の弾丸が敵の頭上に降り注ぎ、その最中を能力者たちが駆けてゆく。
「おのれ、なんてこと……!」
 形勢逆転。
 大きく体力を削がれたパフュームリリスは、憎々しげに能力者たちを睨み付ける。
 けれど矢継ぎ早に降り注ぐ能力者たちの攻撃を前に、パフュームリリスは抗う術も無く打ち倒された。

 ぐらり、よろめく敵の腹を皇櫻・倖(高校生魔弾術士・b07173)の魔弾が貫く。仲間たちによって大きく体力を削ぎ落とされた抗体ゴーストを狙い、倖は着実に敵の数を減らしていった。
 鼻を突く腐臭に顔を顰めた仲間の視線の先に、一際異彩を放つ男の姿が在る。
 胸に九の字、部隊長と思わしきナンバードだ。
 ナンバードは既に事切れた女の腕を引き、その身体をずるずると引き摺り歩いていた。
 その後ろから、よろよろと小さな子供が歩いてくる。
 お母さん、お母さん、と泣きながら幾度も口にして。
「おまえ、何てことを……!」
「あぁ、丁度いい所に来たじゃねぇか、次のをどれにしようか悩んでた所だ」
 にやりと嗤うその男の前で足を止め、能力者たちは逃げ惑う一般人たちを庇い立つ。
「大丈夫さ、俺たちが守りに来たんだ」
「もう、誰も殺させはしない!」
 じゃり、と小石を踏み締める音が悲鳴に混じり微かに響いた。
 具に連携し敵へ波状攻撃を仕掛ける【仄彼】の面々は、着々と抗体ゴーストたちを屠ってゆく。
「ハッうぜぇ! そんなんで守れんのかよ、アアン?」
 男が力任せに振るった一撃が、一般人を誘導する能力者を薙ぎ倒した。
「ひっ人殺し!」
「もういやぁああっ」
 ばらばらと蜘蛛の子を散らすように逃げ出す一般人たちに、眼をぎらつかせた抗体ゴーストたちが次々襲い掛かってゆく。
 薄嗤いを浮かべ手下たちへ指示を飛ばしながら、ナンバードは手にした大刀を目の前の子供目掛け大きく振り下ろす。
 間一髪、目を見開き身体を硬直させた子供の眼前で錫杖が交差する。
 ぐっと歪んだ足場を蹴り返し、各務・雪羅(誠束仁守・b48132)はナンバードを睨み付けた。
「命を玩具のように……冥府へ叩き落す」
 その言葉を合図にするかのように、能力者たちは次々攻撃を仕掛け、ナンバードを牽制した。次第に体力を削り取られ、焦燥したナンバードの頭上に煌々たる光の槍が天に閃く。
「チックソがッ……!」
 どっとその胸を貫き穿たれた光の刃に、ナンバードは膝を折る。
 部隊長を失った抗体ゴーストたちは、追い縋る能力者たちの攻撃を掻い潜り、散り散りに戦場を放棄し原初の吸血鬼の元へ舞い戻っていった。

●戦場で抗ういのち
「……許してはおけないね、こんなの」
 嘗て自分の故郷であった出来事を思えば、余計に容赦などできはしない。
 降り注ぐ焔が犬塚・戦(ディスエンド・b64465)の瞳中で暴れ狂う。
 身を焼かれもがく敵の只中に、紙吹雪が吹き荒れた。古閑・静火(空翠の暁鴉・b01081)の放つパラノイアペーパーが敵の命を次々摘み取ってゆく。
「日向寺先輩!」
 胸から背へと突き抜ける激しい衝撃。
 成す術も無く吹き飛ばされた抗体ゴースト目掛け、眩い光の槍がどっと突き立てられる。
「大丈夫ですわ」
 油断無く身構える八伏・弥琴(始まりの空・b01665)の後方で、日向寺・翠月(純粋なる翠緑の蝶・b31165)は乱れた息を整えるよう大きく肩を揺らした。
 原初を直に守護する部隊とあって、その守りは堅牢だ。何よりあの銀狼の獣人の指揮によって、統率が取れている。
 それでも――負けはしない。
 この戦場においては、銀誓館の方が数の上で大幅に勝っているのだから。
「で、後ろからも来んのかよ」
 エアライドで急下降し戦場へと飛び込んだ秋葉・直人(高校生月のエアライダー・b62256)は、部隊を相手取る能力者たちの後方から、密かに迫る敵の影に気が付いていた。
 原初部隊に合流しようと目論む、他部隊の撃ち漏らしたちだ。
 直人は即座に周囲の仲間たちへと周知し、迫りくるその一撃に強化された脚撃を叩き込む。
「乱戦になってきたね」
「クロ!」
 前面へ押し出華やかな輪舞を舞う柳瀬・和奈(てるてるむすめ・b39816)とクロ。その後方、宮代・さつき(空色の風詠い・b52693)の巻き起こした突風が、能力者たちに纏わりつく穢れた香りを取り払う。
 戦闘不能者及び戦場へ紛れ込んだ一般人の保護に一役買ったのは【辻2】の面々だ。
 乱戦となった戦場では逃げ場もなにも無い。極力巻き込まぬよう、自らが壁となり保護する他にないのだ。
 倒れた者を追い討とうとする敵を牽制し、その隙に引き下げ背に庇う。
 背に負う命という名の荷は只管に重く、刻々と増えゆくばかりだ。
 それでも――この町も、学園も、皆も、誰もが笑顔で在って欲しい。
「必ず、守りましょう」
 決意を言の葉に変えて、四宮・菊里(軍星・b65501)は幻楼七星光を戦場へ産み落とす。
「この地には血も涙も似合わぬ」
 西道・松葉(断影・b65562)もまた持てる総てを尽くし、清らかな舞で戦場を浄化していった。
「誰一人……踏み躙る事は許さない」
「えぇ、食い止めましょう。誰も哀しむ事の無い様に」
 放たれた電撃は敵の只中へと一直線に突っ込み、次々敵へと喰らいつき、丸呑みにしてゆく。
 重ね放たれた巨大な槍はその中央で派手に弾け、慈悲に満ち溢れたその力で次々敵を薙ぎ倒していった。
 【辻2】の面々は周囲の能力者たちと声を掛け合いながら、厄介な攻撃を仕掛けてくる敵に攻撃を集中させ次々と敵を打ち破っていく。
 その間、自ら率先して部隊長を相手にしようと目論む者は数少なかった。【城】の面々と巡礼士の小さな少年は、只管に獣人の部隊長を目指し、敵を屠りながらも最短の距離を選んで突っ込んでいく。
 視界に捉えた銀毛の獣の姿に暁葉原・燵吉(炎塵・b04308)は一層表情を険しく、けれど心躍らせるかのように口の端を引き上げてみせた。
 ――必ず潰す。
 踏み出したのは同時か、陰条路・朔之助(雲海・b21798)が闇の気配を纏い駆け出した。
「僕の後ろには絶対行かせない!」
「一人も奪わせねぇよ」
 示し合わせでもしたかのように互いにそう云い放ち、二人は地を蹴り肉迫する。
 闇を纏い、焔を纏い、襲い来る二人へ銀狼の獣人が向き直る。
「問題無い。返り討ちにしてくれる」
 云い放った銀狼のその足元に、唐突に茨が爆ぜて突き上がる。
 銀狼の獣人は僅かに怯むも力任せに引き千切り、即座に身構えた。なれど僅かに生まれたその隙こそが、彼にとっての命取りとなった。
 深く、肉を抉り取るような衝撃に銀の毛が俄かに逆立つ。
 震える足で一歩、二歩。じりりと後退り、それでも次の瞬間にはその足をどっと地へ穿ち、前へ前へと突っ込んでくる。
 鋭い爪で目の前の能力者を薙ぎ払い、追い撃とうとしたところを具に狙い撃たれる。
 周囲の敵を粗方一掃した能力者たちも、次々攻撃へと加わった。彼一人では、到底捌き切れるものではない。
「そこ、退いて貰おうか」
 最後の一閃に、銀の獣は咆哮した。
 傷は深い。
 それでも――銀狼の部隊長は一歩、前へ進み出る。
 忽ちぐらりと揺らぎ、どうっと地に倒れ伏した。

●いのちで濯ぐ
「おや……多勢に無勢というのかな。少々分が悪いようだ」
 ふふりと笑み零す原初の吸血鬼を一瞥し、赤い服を着た少女が気分を害したように眉を顰めた。
「なによ、面倒臭いことしてくれるのね」
「まぁ、面倒臭くてもちゃんとやんないと」
 青い服の少年はポケットに突っ込んでいた両手を引き抜くと、その体内からずるりと抗体兵器を取り出した。
 黒塗りのナイフを両手に一本ずつ、その傍らで少女は目も覚めるほどに真っ白なステッキを取り出し、指先でくるりと回す。
「ははは、此処まで来たのなら僕も君たちを目一杯楽しませてあげないとねぇ」
 云うなり放たれた獅子の妖獣が、弾丸の如く駆け抜ける。
 打ち抜かれ、能力者たちは次々頽れゆく。
 狂ったように嗤う原初の前に、それでも痛みをぐっと堪え立ちはだかる能力者たち。その背目掛け、木村・小夜(神様よりも大切なもの・b10537)は白燐の光を解き放つ。
「大事な人達も、平和に暮らす、皆さんも、決して、誰一人、犠牲になんて、しません!」
「食い止めるぞ……ここで!」
 青龍の力を宿した拳を握り締め、高杉・有理(オールラウンドシールド・b38278)が駆け出した。
 その動きに合わせるようにフィル・プルーフ(響葬曲・b43146)が持てる力、技、運の総てを込め狙い澄ました一撃を撃ち放つ。
 【辻1】の面々もまた周囲の能力者たちと動きを密に、原初の元へと押し迫る。
 正面から原初を攻め立てる彼らに対し、【蒼翼】【空】を初めとする一部の能力者たちがその裏へと周り、原初たちを挟撃した。
「これ以上、暴れさせたりしないんだから!」
 天乃宮・頻(紅雪白兎・b30003)の放った極月煌光の赤い光が原初を怯ませる。
 その隙を突き、【蒼翼】の二人が一挙に駆け出した。
「行くぞ、翼!」
「あぁ」
 素早く蹴り飛び原初を翻弄する風深・翼(幻葬の蒼き硝翼・b43787)、その真横から蒼城・陽菜(蒼き希望の西風・b44258)が龍尾脚を叩き込む。
 その動きに合わせ、【空】の面々の支援を受けた明空・萩吾(灼キツク陽・b41799)もまた一気に飛び出した。
「ちょっと、これ以上ふっきゃあ!?」
 集中する攻撃を逸らそうと飛び出したデッドエンド諸共張り倒す勢いで、萩吾はパイルバンカーを思い切り振り抜いた。
 風切音と共に鈍い音が響き渡り、小さな少女がどっと地面に尻餅をつく。
「いったいわね!」
「……ばか」
 周囲の抗体ゴーストを蹴散らした能力者たちが次々加勢し、二体のデッドエンド目掛け攻撃を集中させる。ナイフを手にした少年は少女の前に立ち、数多降り注ぐ剣戟をナイフで逸らし凌いだが、それもそう長くは続かなかった。
 膝を折り、倒れ伏すデッドエンドの向こうで、原初の吸血鬼の顔色がすっと青味を帯びる。
「おのれ、銀誓館――ここまでの数で攻め来ようとは」
 あれほどいた筈の抗体ゴーストたちも、いつの間にか数えるほどになっていた。
 目の前を、その周囲を取り囲むのは、原初自身の引き連れていた抗体ゴーストたちでなく、詠唱兵器を手に彼に牙を剥く銀誓館の能力者たちばかりだ。
 軽く舌を打ち鳴らし、原初の吸血鬼は【辻1】の面々を睨み据え、獣の弾を撃ち放つ。
 総てを薙ぎ倒さん勢いで駆け抜けるも、彼らとて連なり倒されるような脆弱な陣を組んではいない。よろめきながらもぐっと堪えた前衛陣の背を押すように、温かな癒しの力が降り注ぐ。
「此処は意地でも通さねえ」
 街の為、仲間の為、背に負う命の数々の為に。
 強く握り締めた拳に螺旋を纏い原初へ迫る、その背後。北條・千郷(華刀・b58321)がすらと弓引くように構え立つ。
 ――その背を必ず、支え抜いてみせる。
 虚空を掻くその指先に生まれ出でたのは、魔を絶つ力を纏った聖なる矢。
「私達も必ず果たして――帰ろう」
 今正に狙われている学園と運命予報士の命、けれどきっと仲間たちが守り抜いてくれている。
 そう信じるからこそ、心折れることなくこの戦場に立つことができる。
 駆ける矢の傍ら、みるみる時空が歪みゆく。
 空を裂き迸る高月・世良(ハティ・b24657)の蒼の魔弾が、破魔矢と共に一直線に駆けてゆく。
「……貴方に差し上げるのは、終焉だけ」
 終わりを告げるように、柔らにして壮絶な凍てつく吐息がそっと吹きかけられた。
「くそっ……!」
 原初の身体はみるみる凍りつき、びきりと氷が割けて弾ける。
 よろめくその胸を二対の矢弾に打ち抜いた。
 ぐらり、原初の青年は片膝をつき、大きく咳き込み赤い水を吐き散らす。
 その場にどっさと斃れ込んだ原初の吸血鬼は、そのまま。
 もう二度と起き上がることは、無かった。



<結果発表>


 ⇒⇒⇒(1)原初の吸血鬼を狙う
 ⇒⇒⇒(2)抗体ゴーストと戦う
 ⇒⇒⇒(3)街を守る
 ⇒⇒⇒(4)その他

■(1)原初の吸血鬼を狙う(参加者:43人)

名前一言
結・蒼苺(氷翡翠の苺・b07509)
守れたならよかった!
木村・小夜(神様よりも大切なもの・b10537)
皆さん、お怪我はありませんか?
大塚・万里(型破りがモットーの真霊媒士・b17247)
この私を組み易しと見たあなたの負けです!
伊勢・遥(迷い雪・b18156)
さて‥次はどうなるやら
高月・世良(ハティ・b24657)
良かった……けれど、まだ、安心は――。
灰兎・ユキ(ハートを描く砂糖菓子の魔女・b27859)
一緒に行ってくれて凄く心強かったよ、ありがとう!
加賀・功貴(パシクル・b28520)
一先ずは果せた、だろーか。…然し、気ィ抜けねーな。
天乃宮・頻(紅雪白兎・b30003)
やったのー!
春日・吏月(雪桜・b32755)
どうか皆さん、ご無事でありますよう…。
水無瀬・一縷(紫羅欄花の才華・b36920)
『敵』には容赦しないよ。わたしたちは。
鏡・月白(シルバースター・b37472)
伊勢神宮で皆の無事を祈願していきますか。
高杉・有理(オールラウンドシールド・b38278)
護りきって……生き残らなきゃいけないんだ!
大崎・紫龍(フリッカーバイト・b39484)
やりぃぃぃ!
狼幻・隼人(高校生波射瑠挽歌亞・b40479)
よっしゃっ!
レイラ・シルフィード(炎帝・b41648)
此処は、私たちが守るって決めましたから。
明空・萩吾(灼キツク陽・b41799)
よっしゃぁあ!!っと、ミンナ無事か!?
フィル・プルーフ(響葬曲・b43146)
護る事が、出来たのですね
風深・翼(幻葬の蒼き硝翼・b43787)
……ふう。終わったか
蒼城・陽菜(蒼き希望の西風・b44258)
よしっ!大丈夫か、翼?
橘・悠(氷狐の巫女・b45763)
ふん、馬鹿が。この地で早々ふざけた真似などさせん
紗白・波那(光巡る花・b51717)
ここで失敗するストーリーなんて考えてないのよね〜。
里見・佐助(蒼き大裳・b52585)

メリッサ・アンティリーズ(エトワールヴィオレ・b54563)
よかった…
不利動・覚(マフィアと極道のダブル・b58239)
ここで負ける訳にはいかないからね
北條・千郷(華刀・b58321)
…彼奴らの好きには、させませぬ。
カッツェ・ブラッドレイ(黒猫演舞・b58779)
勝利だな
妙興寺・摩耶(霧のカルナック・b60524)
…やりましたか?
ソフィー・セルティウス(深蒼雹刃・b60749)
皆さん、無事ですか?
室井・碧(三日月に祈りを・b60891)
アンリ、どうやらやったようじゃ!皆は無事かの?
真継・藤吾(高校生クルースニク・b62004)
……成功か?
綾崎・夢見(薙ギ払ウ三日月ノ巫女・b63910)
ふぅ。これで何とか落着ですわね。
長尾・綾(アンダーテイカー・b66045)

葛城・螢(白き髪の巫女・b66584)
ああ、疲れました。やれやれ。
メアリー・マクウェイン(小学生真従属種ヴァンパイア・b66702)
原初、討つべし!
七辻・透(わんことわたし・b67899)
わんこおおあばれ。かえったらもふもふね
皆川・隼人(シンプルライフ・b72476)

狐火・狐太郎(中学生妖狐・b73905)
やったね
葛城・初音(混沌の蜘蛛神・b75670)
うふフフふふフ…
米原・メイト(中学生真土蜘蛛の巫女・b75696)

結木・里子(高校生真白燐蟲使い・b77847)
良かった…守れたのね…。
彼南月・有珠(冥聖六架・b79998)

獅子神・初葉(邪を砕く牙・b80184)
次!
月護・アミナ(高校生ルナエンプレス・b82809)




 ⇒⇒⇒(1)原初の吸血鬼を狙う
 ⇒⇒⇒(2)抗体ゴーストと戦う
 ⇒⇒⇒(3)街を守る
 ⇒⇒⇒(4)その他

■(2)抗体ゴーストと戦う(参加者:62人)

名前一言
如月・清和(魔導特捜ザンガイガー真・b00587)
お前たちのスキにはさせない!!
古閑・静火(空翠の暁鴉・b01081)
さあ、次へ行きましょう!
八伏・弥琴(始まりの空・b01665)
ばっちり、かな
暁葉原・燵吉(炎塵・b04308)
よっしゃっ!!!
翠咲・ラム(中学生真フリッカークラブ・b07927)
皆と共に頑張って守れてよかったな。
穂村・陽子(猛き焔の妖狐・b10384)
びくとりー☆
霧島・蟲毒(ステイシス・b13586)

蔡河・紫辰(月哭宵狐・b16744)
これ以上、大切なものを踏み躙らせはしない!
森里・浩之(真盗聴忍者・b17397)
ふう。まだまだいけるな
桐条・璃裁(ノブリスオブリージュ・b20596)

葛西・照夜(真フリッカースペード・b20770)
皆は大丈夫?
葛西・涼太(高校生真ゾンビハンター・b20773)
ゴーストには一片たりとも容赦はしない!
陰条路・朔之助(雲海・b21798)
皆、無事か?
トルティア・メルシー(車軸・b22812)
何より、デスのよ
有澤・楓(プリミティブライト・b24556)

伊園・聡一朗(水恢の楯・b24760)
お疲れさま、何とかなったね。早く帰ろ…いや、急ごう
フェーネ・アンジェリック(プロメシュース・b31025)

日向寺・翠月(純粋なる翠緑の蝶・b31165)
無事に終わって……何よりですわ
霧積・アレサ(ホワイトグリント・b37087)

フザケンジャ・ネーヨ(算数ガール・b37813)
当たり前です♪
櫻谷・彩音(迦陵頻迦・b39661)
お疲れ様なのよ。さっ、早く帰りましょ!
香京院・ドルチェ(狂血の天使・b39667)
やりましたの♪
柳瀬・和奈(てるてるむすめ・b39816)
終わりかな?さつきちゃん、怪我してないー?
老神・スミカ(レイテルパラッシュ・b41175)

神宮路・馨麗(クリソプレーズ・b41617)
神聖な場を汚してしまったらごめんなさいですよ
佐京・藤若(花信風・b42167)
これで…この地は、大丈夫でしょうか…。
ティエン・ファン(らいふいずわんだほー・b42987)
覚悟するんだよ!これ以上はやらせないんだよ!
高瀬・優理(願い唄・b44605)
皆…無事?
ラティス・クロフォード(高校生真符術士・b46002)
お役にたてたのであればいいのですが・・・
シラノ・ベルジュラック(真フリッカークラブ・b50782)
みんな、無事かな?
桜井・和花(中学生黒燐蟲使い・b51251)

和泉・飛鳥(ハーミット・b51505)
これで終わりと、願いたいのですが……。
霧島・キサラ(スプリットムーン・b51990)

宮代・さつき(空色の風詠い・b52693)
ん…やったね。和奈さん、無事?
ユーフォリティア・フォルシータ(中学生真土蜘蛛の巫女・b53129)
そう…まずまずの結果ね。
正臣・活楡(水木を虫に・b53147)
ああ、もっと…もっと…
桃宮・紅綺(リリス狩りの赤い盾・b57806)
はあ…っ!! はあ…っ!! …やった……!♪
ロダ・エンディミオン(ブルーシルマ・b60568)
っ、護れた…
秋葉・直人(高校生月のエアライダー・b62256)
やったね
多胡・ライラ(小学生雪女・b63222)

ウィル・ベディヴィエール(光騎・b63410)
サンドラ嬢は大丈夫か?
クリム・アーヴェント(神狼槍姫・b63563)

丸渕・亨彦(静留・b64284)
…ふぅ、
犬塚・戦(ディスエンド・b64465)
……ねぇ、僕達に勝てるとでも思ってたの?
四宮・菊里(軍星・b65501)
ふふ…帰りも皆共に、ですよ。
西道・松葉(断影・b65562)
油断は出来ぬが……一先ずは、お疲れ様
黒川・鈴(中学生真ゴーストチェイサー・b67610)

アレクサンドラ・ロマノヴァ(影姫・b68195)
ウィルさんは怪我はありませんか?
亜矢樹・羽音(好奇心と一緒・b68638)
やったぁ!勝ったー!!
白羽・ヒナギク(エンジェルホワイト・b69050)
大丈夫だったかな?
フィリエラ・カーディナフ(ディアンツス・b70558)
まぁ、こんなものかな?
深護・刹那(花誘う蝶・b71545)
なんとかなりましたか?
琴平・縁(小学生真土蜘蛛の巫女・b73023)
私も少しは役立てたでしょうか……
ツール・ホテル(ポメラニアン見習い・b76130)
あとは他の都市の成功を祈るばかりでござるな
ニコ・カラエフ(従順な巡礼士・b77157)

ロウ・ゲィン(漆黒の薔薇・b77378)

雨倉・滴來(雨のあと・b80899)
少しでも、お力になれたでしょうか…。
天羽・玉乙(八咫牙・b82389)
やれやれ、他所はどうなったやら
嘉月・輝弥(春照極光・b82516)
頑張ったじゃないか。末妹の同胞達よ。
宿久・ケルスス(中学生ルナエンプレス・b82558)
皆様、お疲れさまです
秋津島・鈴(月虹・b82583)
「分散させれば勝てると思ったか?甘いな。」
桃宮・黒莉(夜更けの祈り人・b82745)
≪へなへなと、地べたへ腰を下ろす…。≫



 ⇒⇒⇒(1)原初の吸血鬼を狙う
 ⇒⇒⇒(2)抗体ゴーストと戦う
 ⇒⇒⇒(3)街を守る
 ⇒⇒⇒(4)その他

■(3)街を守る(参加者:60人)

名前一言
アーバイン・シュッツバルト(エッジランナー・b00437)
いやぁ、飛んだ結納になりましたなぁ
レン・カラミティ(魔剣士・b02641)
うん、君と一緒ならどこまでも頑張れるさ
神中・マイ(シークエンス・b02913)
俺たちの行動は、正しい。……大丈夫だ。
篠並・蛍(高校生妖狐・b03413)
いやんな敵だったね〜
遠崎・七海(七の因果・b04427)
こっちは…どうにか守れたみたいね
インク・メイ(変声に憧れる少年・b07132)
僕達みんなで、守ることができたね!
皇櫻・倖(高校生魔弾術士・b07173)

詩群・音駆(音色駆ける・b07274)
がんばった、ね?
黒崎・芽李(白燐蟲使い・b07426)
私は大丈夫…
掛頼・要(フリッカースペード・b07428)
怪我はないかい?
皇・櫂莉(ゾンビハンター・b10325)
軽い軽い!
鶴見・秋也(君の心に言の葉を・b17514)
お、終わった、か…?
深々美・みみみ(符術士・b17929)
……ふ。当然の結果じゃろうて。
櫛田・要(赤錆びた虚・b20624)
他の戦場が気になるわね‥‥
鷹藤・珠樹(悠久の追憶・b21615)
傷ついた方々のお心が癒されますよう
月見里・莉々(星ノ許デ舞ウ狐・b22887)
よかった…守れたんやよね?
水門・圭(氷華の癒し手・b24176)
終わらせへんで〜!
茅吹・智(氷海の瑕・b26742)
……よかったな。
雨森・かさね(闇夜の狢火・b28199)
銀誓館を敵に回したこと、後悔しちゃいますよ〜?
ルシア・バークリー(リトルウィッシュ・b28515)
何とか終わった。学園は、他の街は?
伊勢・勝美(月夜ノ影姫・b28774)
守るために
壬生・撫子(忘れられた花・b32666)

湯城・愛美(私をアイミーと呼ぶなッ・b34387)
言ってる場合か真面目に仕事しろっ!?
九条・飛鳥(魔剣士・b35017)

藤村・蒼竜(高校生真魔剣士・b35305)
銀誓館をなめた報いだ!二度とくんじゃねぇ!
ラッツェ・ルブラン(スイートポッキィシャルティ・b39074)
やれやれ・・・うん、これで安心して眠れそうだねえ。
御剣・風月(星空の新月・b39244)
よっし、勝てたー!
藍崎・燐(朝澄みの雫・b40401)
……護れたのなら、良かった。
シルビア・ブギ(カオスの素・b45276)
よし、伊勢海老じゃ!伊勢海老を持つのじゃ!
各務・雪羅(誠束仁守・b48132)
なんとか止められたかな…人を助けられたなら良かった
黒依・しろ(食う寝る遊ぶ・b49029)
だいしょーり!ぶいっ!!
八幡・櫺(蒼い鳥・b52333)

緋薙・悠(ルナエンプレス・b52942)
なんとか…なった?
御子柴・ひなた(願いを紐解く若草色の詩使い・b53125)
この地に篭められた想いを、穢させたりしない!
柊・エナ(デリューシヴガール・b54551)
よかった…。
平・でこ(はセンセーが躾け中・b56332)
がんばったのー
南雲・伊織(高校生黒燐蟲使い・b58773)

フィアリス・トゥレイ(高校生貴種ヴァンパイア・b63277)

日野・晶(真鋏角衆・b63313)

新藤・灯夜(真魔弾術士・b64769)
なんとかなった…か?
弦月・南天(染まらぬ白の鉄槌・b66074)
此処をまもれて本当に良かった(山から町を眺め)
天守・矜星(全てを振り切る灼熱の最高速・b67547)
よっしゃ、見たか!
葛城・賢吾(高校生真牙道忍者・b72583)
皆、無事でござろうか?
久遠・蒼花(予言の鳥・b74319)
よかった…(微笑
園原・瑞樹(中学生真ゾンビハンター・b76350)

ルイーゼ・ハイベルク(赤袖を目指す者・b79708)
うん、いい感じです。
石薬師・弦(雨燕・b79777)
…無事だな、風月さん…?
リエナ・スカーレット(中学生月のエアライダー・b79837)

花市・千寿(花嵐火・b80083)
ヒーローは必ず勝つんだぜ!
ヴィオラ・ソアーヴェ(小学生巡礼士・b80411)
…やったぁ…
垰田・加衣(蝙蝠の翼・b81699)
それなりに、頑張った方かしらね……
深堀・ルドルフ(七冠皇帝・b81865)
我が故郷、破壊などさせぬ!
シーラ・ブラッドショー(白銀令嬢・b81980)
これで、大丈夫、でしょうか。
クロム・ヤマダ(燐光・b82248)

古潭・小夜(千変万古不易の傍聴者・b82531)
いっしょに赤副ぜんざい食べに行こう?
桐谷・雫(壊籠姫・b82591)
守れた…か?
イリヤ・ツィオルコフスキー(ハチャート・b82700)
……守れたか。お疲れさま。
紫藤・奏汰(夕霧パルティータ・b83025)
……良かった。本当に、良かった。
天宮・望(高校生ルナエンプレス・b83072)

天宮・朔(高校生ルナエンプレス・b83074)




 ⇒⇒⇒(1)原初の吸血鬼を狙う
 ⇒⇒⇒(2)抗体ゴーストと戦う
 ⇒⇒⇒(3)街を守る
 ⇒⇒⇒(4)その他

■(4)その他(参加者:2人)

名前一言
稲敷・優弥(小学生ヘリオン・b62483)

帷・香月(月の雪嵐・b82550)