ジャック・マキシマム
〜新ジャックマキシマムハウス〜

「……ぐっ、何と言う不甲斐無さだジャック!」
「バビロンの獣には及ばぬまでも、最悪の最悪を遙かに越えた高みにいる6人のナイトメアビーストを、11倍にまで増やしても、まだ何の成果も無いというのかジャック!」
「格好がつかぬにも程がある! これは責任問題だぞジャック!」
「黙れジャック! 貴様、言わせておけば……!」

「そもそも、何故まだ2人も出していない奴がいるのだジャック!」
「馬鹿が! 戦力の出し惜しみは王道だろうがジャック!」
「このままでは他の来訪者が先に≪橋≫に到達するぞジャック!」
「何故、夢という絶対領域を闊歩し、≪橋≫に最も近づいている我らのアドバンテージが、ここまで活かされないのだ」

「「「……その理由は、考えるまでも無い」」」

「意見が一致したようだなジャック」
「アレックス・ラインと百目鬼・面影。『壊し屋』達を、そろそろ登場させるか」
「もしこの2人でもダメならば……」
「言うまでも無い。『あの作戦』で、銀誓館学園に対する負けを、今度こそ精算するのだ!」