「ところでズィーベン、十騎士の誰がいわゆる『異形』なのか、手がかりは無いのかい?」
「う〜む。俺とローラ、アリスは除くとして……。確実に『異形』と判明しているのはカリストだけ、だな。皆と同じく、俺の過去の記憶は、ネジで改変されたものと考えるのが妥当だろう」
ヨーロッパ人狼騎士団を統括する『人狼十騎士』のリストを眺めながら、ズィーベンは唸る。
「何か手がかりがあれば、銀誓館の助けになるかと思ったんだけど、そう上手くはいかないか」
「まぁ、仕方がありませんね。……そういえばズィーベン、ヤドリギの村に顔は出しました? ラプンツェルさんがあなたを探しているそうですけど」
「む、どうにも、あの女人は苦手で……」
「いい人なのに」「意気地の無いひと」「バカな男ねぇ〜」
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第1席 | 大騎士長ビスマルク |
第2席 | 無血宰相トビアス |
第3席 | 清廉騎士カリスト |
第4席 | 鈍色のシュルツ |
第5席 | 背徳のラダガスト |
第6席 | 紫煙公エリザベート |
第7席 | 狼使いローラ |
第8席 | 聖女アリス |
第9席 | 水晶剣ルルモード |
第10席 | 螺旋剣ズィーベン |
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