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〜京都東福寺山内・正覚庵地下〜
京を護るだけでなく、京が封じた妖物を留め置く事も、また我等の使命。
「不滅の災い」は、我等の手で何としても封じねばならない。
彼奴に三筋の傷を刻みし後、「災禍縛印」を施す!
今こそ、我々が代々受け継いできたこの秘文字を発動する時だ。
不滅の存在に傷を残すことは、並大抵の労苦ではない。
伝承が真実だとすれば、我等の力で傷を三筋付けるのに、果たして何年かかることか……。
しかし、やらねばならぬ。
子の代、孫の代となっても、必ずやこの災いを封じるのだ!