<幻影の古戦場>


 武曲七星儀の影響によって活性化した茨城県笠間市の龍脈は、佐白山の山麓に他に類を見ない広大な特殊空間を発生させました。
 その内部では世界結界以前の時代が再現され、3つの勢力が睨み合いを続けていたのです。
 この特殊空間を消すためには、戦いに決着をつけなければなりません。

 特殊空間に潜入した能力者達は苦闘の末、3勢力を戦争へと導き、特殊空間を消滅させました。
 ですが、それは親しくなった人々を戦いに向かわせる、辛い選択でもあったのです……。

■古戦場への潜入

 佐白山に出現した古戦場の内部では、佐白山で過去に発生した戦争直前の状況を再現していました。
 すなわち、笠間氏、土蜘蛛、日本妖狐の3勢力に分かれ、睨み合いを続けていたのです。
 その睨み合いが続く限り、特殊空間が消えることはありません。
 能力者達は各勢力の元へ乗り込み、情報収集と立場の確保を開始します。


■土蜘蛛勢力

 佐白山を攻める側の土蜘蛛勢力は、戦力を豊富に揃えつつも、攻める気配を見せていませんでした。
 それは、龍脈の地縛霊に共通する、特殊空間を維持しようという無意識の表れによるもの。
 能力者達は土蜘蛛の女王、八重紅のお気に入りの近従、草月が妖狐に捕らわれるように仕向け、戦いの発端を作ります。
 そして、開戦の後に能力者達が八重紅を討ったことで、幻影の古戦場はその存在を消したのです……。


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【幻影の古戦場】土蜘蛛異聞録 壱 / 【幻影の古戦場】土蜘蛛異聞録 弐 / 【幻影の古戦場】土蜘蛛幻想譚 急

■日本妖狐勢力

 この佐白山を勢力圏としていた日本妖狐。
 ですが、その力はあまり強いものではなく、東北の友好勢力に援軍を求めている状況でした。
 援軍として日本妖狐の砦に乗り込んだ能力者達は、非戦闘的な態度をとる妖狐達を焚付け、土蜘蛛との戦争へ誘導していきました。
 そして土蜘蛛勢力に潜り込んだ能力者達と連携して草月をさらい、さらに妖狐の砦で火事を起こして逃げ場の無い戦況を作っていったのです。

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【幻影の古戦場】古の妖狐とひとつの砦 / 【幻影の古戦場】妖狐の砦とふたつの勢力 / 【幻影の古戦場】戦火の山とみっつのオモイ

■笠間氏

 現在の歴史には、佐白山に笠間城を建てた一族として伝わっている笠間氏。
 彼らは土蜘蛛、日本妖狐の双方に援軍の申し出をし、漁夫の利を狙おうと企んでいました。
 傭兵として笠間氏勢力に潜り込んだ能力者達は、土蜘蛛と日本妖狐、双方の争いを助長し、戦いに至るよう働き掛けていきます。

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【幻影の古戦場】笠間入陣 / 【幻影の古戦場】笠間介入 / 【幻影の古戦場】笠間出陣