■マスカレイドとは?
謎の見えない力『棘(ソーン)』に包まれた都市国家では、人々や生物・物品が『棘(ソーン)』によって憑依される現象が発生します。憑依されたものは、仮面を着けた異形の魔物に変貌します。
これが全ての生命の敵、『マスカレイド』です。
「誰かを憎んでいるもの」、
「誰かに憎まれているもの」、
「本能のままに生きるもの」は、全て『棘(ソーン)』に憑依され、マスカレイドになる可能性があります。人間はおろか、牛や豚のような家畜、荒野を闊歩するモンスターですら、マスカレイドになり得ます。
ですが、この恐るべき敵の存在を、エンドブレイカーの力を持たない人々は知りません。普通の人々は、マスカレイドの仮面を認識することさえ不可能です。
エンドブレイカーは仮面を認識できますし、マスカレイド化することもありません。
マスカレイドの脅威を阻むことができるのは、エンドブレイカーだけなのです。
■マスカレイドの特徴と行動
マスカレイド化した存在には、2つの外見的な変化が生じます。
1つは「体のどこかに仮面が現れる」こと、もう1つは「肉体の異形化」です。
この変化と共に、戦闘能力は元の存在から大幅に向上します。
また、マスカレイドは元となった存在の記憶や能力を受け継ぎながら、内なる「悪意や本能」を膨大に増幅させ、それを満たすべく凶行に走るのです。悪意や本能が満たされるたび、マスカレイドは己の体内の『棘(ソーン)』を増加させ、強さと凶悪さを増していきます。
■マスカレイドの能力
マスカレイドは共通して、下記のような能力を持っている事が判明しています。
(1)配下の作成 |
マスカレイドは、他の生物や物品に自らの体内の『棘(ソーン)』を分け与える事で、配下のマスカレイドにすることができます。ただし、自分よりも強いマスカレイドを作るのは困難なようです。
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(2)配下の召喚 |
マスカレイドは、いつでも望んだ時に、(1)で作成した配下を召喚する事ができます。ただし、一度の召喚数には制限があるようです。
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(3)正体の隠蔽 |
マスカレイドは、マスカレイドとしての力を使っていない間、エンドブレイカーからも仮面や異形化を隠すことができます。 |
(4)仮面の非認識 |
マスカレイドは、エンドブレイカー以外に仮面を認識されません。
エンドブレイカー以外がマスカレイドを目にしても、仮面のある部分は印象がぼやけてしまう上、その不自然さに気付くこともありません。 |
■マスカレイドを倒すには
マスカレイドの凶行を止めるには、マスカレイドと化した存在と戦い、倒すしかありません。
ですが、エンドブレイカー以外に倒されたマスカレイドは『棘(ソーン)』に戻り、都市国家を覆う『棘(ソーン)』と一体化してしまいます。 そのため『棘(ソーン)』の総量は変わらず、マスカレイドを撲滅することはできません。
ですが、エンドブレイカーがマスカレイドを倒すと、
『棘(ソーン)』が循環し続けるという不滅の『エンディング』が破壊される為、マスカレイドは『棘(ソーン)』にならず、そのまま死亡します。
つまりエンドブレイカーだけが、マスカレイドを真の意味で殺すことができるのです。
●マスカレイド化からの救出
マスカレイドの多くは、元々心に強い悪意や本能を持った存在から変化します。
しかし稀に、悪意よりも良心の方が強いにも関わらず、不幸にもマスカレイドにされてしまう人々が存在します。
そうした人々が完全にマスカレイド化する前に、エンドブレイカーの説得によって良心を目覚めさせた場合、マスカレイドを倒した際にも命を奪わず、元の姿に戻した上、無傷で助け出すことができます。