銀條彦

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●むげふぁんの思い出

 激動する無限のファンタジア世界のかたすみ。
 華々しく勇壮なものがたりとは無縁でも、皆さまの冒険者ライフを風下でこそっと応援してゆくお役に立てられればとよちよち歩きでマスターを始めて3年半。
 振り返ってみればあっという間の日々でしたが、では思い出をと問われると今度は多すぎてなかなかこれをと絞り切れません。

 おそらくはこの世界の中で自分が書きたいと思っていたものはこういった感じのものではないか。
 と、漠然とですが、芸風の自覚といいますか輪郭のようなものが形成されていったのは最初の3作ぐらいを経てゆくなかで、だったように思います。

 社員さんがたや多くの先輩マスターさんがたにも様々な形で大変お世話になりましたが、やはり最大の師であり指標は、プレイヤーの皆さまとの出会いやぶつかりあいでした。
 思い出というよりも少し心残りになるのが、女神フォーナ様からの光の種依頼。
 特にやむにやまれぬそれぞれの事情で盗賊へと身を落とした人々を救うシナリオタイプは、時に冒険者特有の身体能力やアビリティを用いることはあれど、求められるのは各人の人間力。
 シナリオ難易度関係なしに弱き人々の為に、心を痛め、悩み、全力で説得に来て下さった皆さんの頑張りをあまさず描き切らねばならない光の種依頼は、やりごたえがあり、また同時に、苦戦し続けたシナリオでした。
 もともと筆が遅いのに加えオープニング準備時点で深く深く考えこんでしまい、心から待ち望んでいたシナリオタイプだったにも関わらず、結果2本しかお出しできなかった事は今でも悔やまれます。
 やりたいこと・書きたいことに、自分の筆力が追いつかないもどかしさには他の局面でも何度もぶち当たって参りました。

 ちょっと暗くなってしまいましたが……それでも、すみっこマスターとしてやってきてここまで、幸せな思い出の方が遥かに多いのです。
 自分は本当に恵まれたマスターだったと思います。
 銀條が与えていただいた多くのもの、その中からわずかなりとでも皆さまに何らかの形でお返しできていれば幸いです。

●むげふぁんの思い出とは?
 2009年11月2日から11月30日の期間で、ショートストーリー受注の際に公開した、マスターからのむげふぁんの思い出を綴ったページです。