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＜巡礼士とは＞

詠唱銀を巡り、銀誓館学園の能力者達と争いを繰り広げていた謎の能力者集団。 　彼等『巡礼士』からの捕虜解放提案は、新たな局面を拓くこととなりました。 　巡礼士は約千年前、人類を守る世界結界を構築した組織であり、メガリス『聖杯』と詠唱銀を用いた儀式により、世界結界の力を回復させようとしていたのです。 　銀誓館学園と巡礼士との会談は友好的に終わりますが、そこに現れたのは『揺籠の君』でした。 　配下のナイトメアビーストの力によって琵琶湖を要塞化した 『揺籠の君』は、『聖杯』を奪い、その力を逆用することで世界結界を破壊せんとしたのです。 　奮闘虚しく『聖杯』は奪われ、能力者達はその場を脱出し、銀誓館学園に救援を求めます。 　そして、琵琶湖上で行われた決戦『聖杯戦争』において、能力者達は巡礼士達を助けると共に揺籠の君を打倒し、聖杯を奪還しました。 　その後、聖杯を用いた儀式によって世界結界はある程度修復され、また、詠唱調律車両での実験により、能力者達は新たな力を得ることとなりました。 　聖杯、そして巡礼士達との関わりは、今後も能力者達の戦いに大きく影響して来ることになるでしょう。

■巡礼士ランドルフの訪問

冬休み明けの銀誓館学園に、謎の組織の能力者の一員であるランドルフが現れます。 　彼は自分達が『巡礼士』という組織の能力者であり、とある目的のために大量の詠唱銀を必要としていることを語りました。 　そして、銀誓館学園が捕らえた巡礼士達を解放するよう求めたのです。

■巡礼士の拠点へ

解放された巡礼士達、そして王子・団十郎と共に、能力者達は巡礼士の拠点がある琵琶湖へと赴きます。 　そして行われた会談の中、ようやく彼らの素性が明らかとなります。巡礼士は世界結界を作り出した者達の末裔であり、詠唱銀を集めていたのは、世界結界を修復するためでした。 　彼らの持つメガリス『聖杯』は、『大量の詠唱銀を注ぎ込むことにより、綻びかけた世界結界を修復できる』ことが可能なメガリスなのです。 　この目的を知られれば、対抗勢力が現れるのは確実。 　そのため、彼らは徹底して目的を秘密にしていたのです。 　また、巡礼士はメダリオンを用いた『リベレイション』の技術によって、銀誓館学園の能力者達と同様、『見えざる狂気』の影響を免れられることが判明します。

■襲撃、揺籠の君

同様の力を持つことを確認しあい、信頼関係を深める能力者達と巡礼士達。 　ですが、そこに『今治市解放戦』で現れたリリスの君臨者、『揺籠の君』が姿を現します。 　彼女が率いる多数のゴーストとナイトメアビースト達による襲撃の中、『聖杯』は奪われてしまいました。 　能力者達は巡礼士の拠点から脱出し、銀誓館学園に救援を求めます。

■聖杯戦争

琵琶湖上に築いた『聖杯の塔』で、聖杯の力を逆用した世界結界破壊の準備を整えていく揺籠の君と配下達。 　彼女達の目論見が成就すれば、世界結界の破壊は加速し、ゴースト達の脅威がさらに拡大することは確実です。 　『揺籠の君』との決戦『聖杯戦争』に挑んだ能力者達は、襲撃を受けていた巡礼士達を救出し、彼らと共に聖杯を奪還することに成功します。 　その後、聖杯は銀誓館学園に譲られることとなりました。

■世界結界修復儀式

聖杯戦争から３週間。浄化された聖杯を用い、『世界結界修復儀式』が実行に移されます。 　学園の能力者達の厚意によって総額２２５億を越える詠唱銀が提供され、儀式は無事に成功。 　世界結界の力は回復し、一般人がゴーストの被害に遭う確率は下がることとなりました。

■リベレイション！

銀誓館学園の「イグニッション」。 　巡礼士の「リベレイション」。 　２つの似て非なる力を合わせれば、新たな力の可能性が開かれるかも知れない。 　能力者達は、メダリオンを用いて『英雄霊』を呼び出し、これを打ち倒すことで、「真ジョブ」の力を得ることに成功しました。

■マヨイガの戦い

宮崎県高千穂峰上空に浮かぶ超巨大特殊空間マヨイガ。このマヨイガが原初の吸血鬼に完全に掌握されることは、恐るべき危機の到来を意味します。 　この危機を防ぐべく、能力者達は決戦を決意。 　太陽のエアライダーのメガリス破壊効果「天陽の道」を使い、マヨイガへ向かうことを決定します。 　原初の吸血鬼と吸血鬼株式会社、処刑人、太陽のエアライダー、巡礼士、そして銀誓館学園。 　多数の勢力が入り乱れる戦いの中、銀誓館学園は吸血鬼勢力をマヨイガから駆逐し、勝利を収めます。

■結ばれる絆

『マヨイガの戦い』の勝利の後、リベレイションではなくイグニッションによって力を振るう、「能力者としての巡礼士」の訓練を終えた者達が銀誓館学園に合流します。 　こうして、巡礼士は銀誓館学園の新たな仲間に加わったのです。