<世界設定>

 『無限のファンタジア』の世界についての、簡単な説明です。
 より詳しいゲーム内容は、遊び始めてから知ることもできます!



■『神話』

〜ランドアース東方に伝わる神話より〜
 はるかな昔。
 この世界には神様とヒト族とが住んでいました。
 ヒト族は、神の愛し子として生まれ、その成長と共に神々の贈り物である『グリモア』を授かりました。

グリモア イラスト:岸和田ロビン

 力強き人・オグバーンは、大地の神ザウスより『剛力のグリモア』を。
 未来を見通す詩人・アイフェレルは、医神ラウレックより『再生のグリモア』を。
 魅惑の踊り手・ピルリッカは、天女神ヴィアより『誘惑のグリモア』を。
 そして、音無き暗殺者・イレアルは、深闇の刃ジンツァーより『猛毒のグリモア』を。

 グリモアを得る事で、ヒト族は限りなき可能性を体現していったのです。

 そして、最後の神よりグリモアが授けられた時、神々はヒト族にこう言いました。
「お前達は、もはや我々の助力を必要としない。自らの未来を自らで作り出すのだ」
 この問いに、全ての神々の力を手に入れたヒト族は、こう答えました。
「その通りだ。我々は、あなた達以上の力を持っている。何故、あなた達の助力が必要だというのか?」
 その答えを聞いた神々は悲しげな瞳で、自分達の愛し子であったヒト族を見ると、この世界から姿を消したのです。

 それからしばらくは、神以上の力を振るうヒト族の指導者により、世界は最大の繁栄を迎えました。
 しかし、その繁栄は長くは続かなかったのです。
 『裏切り者』ヴァンダル一族が『魔石のグリモア』を盗み、それを自分達だけの物にしたからです。
 これをきっかけとして、グリモアを独占する者達が次々と現れました。

 グリモアを多く持つ者は、そうでない者を支配できる。
 ヒト族はグリモアを巡り、長期間に渡るみにくい争いを続けました。
 グリモアの力を戦いに使い続けた者達は、グリモアの力に取り込まれ、異形の怪物に変わってゆく、それでもなお、争いは収まることはありませんでした。
 7つの都が灰になり、9つの都が海に沈み、多くの人々の生命を奪いながら続く戦い……。
 これを悲しんだ少数のヒト族は戦乱の地を離れ、世界を救う希望が眠るという伝説のある東の果てへと旅立ったのです。


■『世界』

 『無限のファンタジア』の舞台となるのは、恐ろしい怪物や魔法の力に溢れた『ランドアース大陸』です。
 ランドアース大陸では、何百年もの間、異種族同士が互いに覇を競い合って来ました。
 その中でも、多くの支配種族を持ち強壮な勢力を誇る『列強種族』が存在し、支配地域の拡大を巡って鎬を削っていたのです。

 国や地域の聖域には、その土地のグリモアが祀られており、人々の拠り所となっています。
 しかし、列強種族等により、自分達の聖域とグリモアとを奪い取られ『奉仕種族』として隷属させられている者も多くいます。 グリモアを奪いとられた種族は『力』を失うだけで無く、その『魂の意志』をも失ってしまうのです。
イラスト:かんくろう

 ランドアース大陸には、ヒト族を始めとした、様々な種族を合わせて、約数千万の人々が暮らしています。そのうち、列強種族とされる種族は数万人に過ぎず、彼らは自分達に100倍する奉仕種族を従えていました。

 列強種族同士の戦いは、ランドアース大陸西部において特に活発で、東部は辺境として捨て置かれていました。
 しかし今、比較的平和だった東部地域にも、列強種族の手が伸びようとしているのです。
 皆さんが演じるキャラクター達はこの大陸東部に住む冒険者としてゲームに参加する事になります。

!注意!
 上記の世界解説はゲーム開始時点の物です。
 無限のファンタジアの世界は、冒険者達の活躍によってどんどんと広がっています。
 かつての敵が戦いの末に仲間となり、新たな敵と遭遇し、ランドアース大陸以外の新大陸を発見するなど……。
 無限のファンタジアは、キャラクター達の行動に拠って、世界は無限に広がっていく世界なのです。
 現在の世界の情報は、これまでの歴史をまとめたこれまでのあらすじや、同盟諸国で起こった出来事を判りやすく説明しているリゼルの同盟探検隊で確認してみましょう。


■『グリモア』

イラスト:江尻立真

 神より授かったと伝えられる『グリモア』は、この世界の力の象徴です。
 全てのグリモアを支配した種族こそが、この世界の覇権を握ると信じられており、また、実際にグリモアを支配した種族には、新たな『力』がもたらされます。
 強い力、敏捷性、魔法力‥‥。あるいは、より大きな可能性、そして、特殊な能力など、『力』の内容は様々です。

 グリモアを奉じる聖域は各地に点在しています。新たなグリモアを得ようとした者は、その聖域に攻め込んでグリモアを奪い取らなければなりません。
 しかし、それは容易な事ではありません。何故なら、聖域を最後の砦として抵抗する人々を排除しなければならないからです。

 この世界では、グリモアを持つ種族のみが人間として扱われ、グリモアを奪われた種族は、使役動物であるかのように扱われます。
 従って『グリモア』を護る事こそが、全ての種族の最優先事項となっています。

 ここ数百年の戦乱は、『自分達のグリモアを奪われる前に、相手のグリモアを奪う』戦いでもありました。
 これまでにも、幾つもの国が栄え、滅びました。更に、戦乱の起こった地域では、どこから現れるのか、様々な魔物が跳梁跋扈し、恐ろしい怪異が頻発します。
 滅亡した国の聖域が、現在では魔物の棲みかであるという事も多くあるのです。
 時には、この魔物の群れを討伐して、グリモアの新たな主として新国家を創り出す者もおり、世界情勢は常に生々流転、騒乱が絶える事はありません。


■『列強』

 ここでは、冒険の舞台となるランドアース大陸に住む列強種族を紹介していきます。
 ここで紹介する列強種族以外にも、多くの種族が存在します。また、他の大陸や地底世界などには、もっと恐ろしい列強種族が棲んでいるといわれています。

●ソルレオン

 誇り高い獅子の姿を持つ種族です。ランドアース大陸を代表する列強種族であり、大陸西部を支配する列強種族トロウルと熾烈な戦いを繰り広げています。
 頑固で融通が利かない種族ですが、一度かわした約束を覆す事は無いと言われる程、義理堅い種族でもあります。
 ソルレオンは、無用の戦いを好みませんが、戦いを恐れる事はありません。一度剣を抜いたのならば、目的を果たすまで、その剣を収める事はありません。

 この種族には男性しかおらず、奉仕種族の女性に子を産ませることで繁殖します。

●ノスフェラトゥ

 ノスフェラトゥとは、アンデッドを生み出すという地底大陸『地獄』から現れた、新たな列強種族です。
 彼らは、青白い肌と尖った尻尾を持つ不老の種族で、強大な魔力と高度な知性を誇っています。
 また、アンデッドを使役する能力を持つ為、彼らの軍団には多数のアンデッド兵の姿があるようです。
 ノスフェラトゥは直接的な戦闘よりも策略を操る事に巧みで、狡猾な策略を用いてランドアース大陸に混乱と戦乱とを呼び起こしています。

●トロウル

 ランドアース大陸西方を支配する、野蛮で残忍な「戦う為の戦い」を仕掛ける恐るべき戦闘種族です。
 現在は、大陸中央への進出を巡り、ソルレオンらと戦いを繰り広げています。
 トロウル達は一人一人が強大な戦士であると共に、強固な結束力で一致団結して侵略戦争を繰り返してきました。
 彼らの戦闘力はランドアース最強であり、同数の戦士が正面から何の策も無く戦えば、ソルレオンでさえも太刀打ちする事はできないでしょう。
リザードマン・ドリアッド イラスト:はましん


■『希望』

イラスト:江尻立真  列強種族と列強種族の戦争の目的は、相手のグリモアを奪う事です。
 グリモアを多く支配し、大きな力を手に入れた者が『世界の覇権』を握る事になるからです。
 そして、グリモアを奪われ者は、力を失い『奉仕種族』となり、勝者に隷属させられます。
 自分達の身を自分達で護る為には戦って他者のグリモアを奪い、力を蓄えなければならないのです。
 列強種族にとって、戦乱を終わらせるという事は『自分達が全てのグリモアを制して、世界の覇権を握る』事に他なりません。
 それが、この戦乱の世のルールなのです。

 しかし、このルールに従わない者達も存在します。
 それが、世界に平和をもたらすという『希望のグリモア』を中心に結成された『同盟諸国』の人々です。
 現在の『同盟諸国』はランドアース大陸の東方辺境に逼塞する弱小勢力にしか過ぎませんが、神話に予言された『希望のグリモア』の下に結集した冒険者達の動向は、もしかしたら、この世界の根底を覆すかもしれません。


■『冒険者』

 皆さんが演じるキャラクターは、世界を旅する『冒険者』となります。
 冒険者とは『グリモア』の力を求め、そして使いこなす事が出来る者の総称です。
 冒険者という称号は『騎士・学者・傭兵・踊り子』などの生業とは別の物です。
 無限のファンタジアの世界では、冒険者は最も危険で最も名誉のある職業とされています。
 実際に、高名な騎士や、世界の謎に迫る学者、戦場の死神と噂される傭兵、傾国の踊り子など、その生業に秀でた者の多くは冒険者なのです。

 冒険者となる為に、特別な修行などは必要ありません。
『冒険者に相応しい意志』さえあれば、誰でも冒険者となれるのです。

 冒険者となった者は、グリモアに宿る『超越的な力』を引き出す事ができるようになります。

 ランドアースの覇を競う異種族同士の戦いは、グリモアの力を持つ冒険者達によって、絶え間なく繰り返されるのです。
イラスト:江尻立真

●冒険者の職業

 ここでは、最初に選択できる基本職業の一部を公開します。
 作りたてのキャラクターが選択できる職業は11種!となります。
 更に、無限のファンタジアでは、強力なグリモアの力を手に入れた場合等に、更に強力な上級職業へと転職する事も可能となります。

イラスト:はましん"

<重騎士(アーマーナイト)>

 重装鎧を装備した、防御能力に長けた戦士です。
 敏捷性には難がありますが、その防御能力は、欠点を補って余りあるものです。
 弓矢や、狼などの動物の牙程度では、彼らの鎧を貫く事は至難でしょうし、彼らの防御アビリティは、多くの攻撃を無効とします。
 重騎士は、拠点の防御などには欠かせない存在で、その特性から要人の警護などの任務につく事も多々あるようです。多くの国では、重騎士こそが軍の要であるとされ、名誉ある職業に付く者も多いようです。

<牙狩人(ハンター)>

 もともとは、辺境地域でケモノ等を狩る事を生業としていた者の呼び名で、領主から賞金が出ている『ケモノ』を狩った場合に、その証拠として『牙』を持ち帰った事から、その名がつけられています。
 彼らの持つ弓は、攻撃の受け流しを可能とするように、小さな盾が取り付けられています。使用する矢はかなり短く、近距離での戦闘にも対応する事が出来ます。
 牙狩人のアビリティの多くは、アビリティの矢を作りだし放つもので、発射器具がないと十分な威力を発揮することができませんが、そのかわり矢は必要ありません。
 矢のダメージを大きくするだけではなく、『着弾点で爆発する』『対象をマヒさせる』『追尾して命中する』『遠くに伝言を伝える』といったアビリティもあり、牙狩人は多彩な攻撃を繰り出します。

<紋章術士(エンブレムマスター)>

 世界の根源をなす摂理を、幾何学模様と音節の組み合わせとして理解し、その力を引き出し行使する魔術師です。
 彼らが描く幾何学模様は『紋章』と呼ばれ、音節の組み合わせは『呪文』と呼ばれます。
 彼らは、紋章を描き呪文を唱える事で、摂理の力に共鳴現象を起こして、アビリティの力を操るのです。
 また、『紋章』と『呪文』は、世界の全ての言語の元となっています。遠く離れた地域同士となると、一見して全く違う言語のように聞こえる場合がありますが、元々の本質が同じ為、学習する事も難しくありません。
 また、紋章術士同士ならば、必ず円滑なコミュニケーションを取る事が出来るでしょう。


■さぁ、冒険に出かけよう。

 無限のファンタジアの冒険者は、剣から炎を出したり、魔法の雷を落としたり、人の精神を操るといったアビリティを使う事が出来ます。
 冒険者は、その力を使って様々な冒険に挑むのです。

 冒険者になった『あなた』は、まずは、冒険者の酒場に行く事になるでしょう。冒険者の酒場には、硬軟とりまぜた様々な冒険依頼が、あなたの来るのを待っているのです。

 簡単な依頼を幾つかこなし、自分の力に自信がついたら、新たな冒険を求めて旅立つのも良いでしょう。
 ランドアース大陸には、様々な地域があり国があります。神々の時代の遺跡のある密林や、不死の化け物が住みついた湖沼など、冒険の場は大きく広がっていきます。
 こういった特別な冒険を求めて各地の冒険者の酒場を渡り歩くベテランの冒険者も少なく無いでしょう。

 また、各地の冒険者の酒場では、付近の村人からの依頼だけでなく、近隣領主や国王からの依頼が寄せられる事もあります。
 それどころか、列強種族から侵略を受けている小国では、国を護るための防衛作戦が冒険依頼となる事も珍しくありません。

 つまり、ランドアース大陸で発生する、ほぼ全ての事件は、冒険依頼となりえるのです。
 勿論、あなたは冒険者ですから、酒場で依頼を引き受けるだけでなく、自ら望んで遺跡の探索などを行う事もできます。
 信頼できる仲間が揃ったら、自からの意志で、古代の遺跡を探索してみるのも良いでしょう。

 こうやって、多くの冒険に参加し、高い力量と名声を勝ち得たあなたは、一国の将軍といった重臣として迎えられるかもしれません。
 過去の冒険者の中には、蛮族に攫われた王女を救出した功により、その王女を娶って国王となった者もいるのです。
 さぁ、あなたも、冒険者としての第1歩を歩みだしましょう。


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