<最悪の最悪(タルタロス)>

 とある刑務所内において発生した奇妙なナイトメア事件。
 現地に赴いた能力者達が見たのは、ナイトメアに襲われた被害者が肉体の一部を獣のものへと変化させた『ナイトメアビースト』と化した姿でした。
 その衝撃も覚めやらぬ中、突如として現れたナイトメアビーストの力を操る犯罪者集団、その名も
最悪の最悪(タルタロス)』が、能力者達に挑戦状を叩き付けます。
 彼らを止めることに成功した能力者達でしたが、事件はまだ終わっていませんでした。
 最悪の最悪の1人の口から、ナイトメアビーストを統率する『揺籠の君』が、巡礼士を襲わんとしていることが明らかとなったのです。
 やがて巡礼士達の拠点から戻って来た能力者達の報告が、それを裏付けることになりました。

 ナイトメアビースト最強の『バビロンの獣』達の能力によって苦戦を強いられながらも、能力者達は静止した琵琶湖上での決戦で『揺籠の君』を倒し、勝利を掴みます。
 これによって、統率者を失った『最悪の最悪(タルタロス)』は崩壊することとなりました。

 ですが生き残りのナイトメアビースト達は、いまだ凶悪な能力を失ってはいないのです……。

■奇妙な悪夢

 運命予報士、北杜・文彦(高校生運命予報士・bn0040)が感知したナイトメア事件は奇妙なものでした。
 刑務所内に収監されている囚人の一人が、悪夢を見せられている……。そこまでは良いのですが、刑務所にいる人達全てが悪夢にうなされ、さらに悪夢の中では、肉体の一部が獣と化した被害者自身と戦わねばならないというのです。
 現地に赴いた能力者達は被害者を助けますが、再び目覚めた彼等が見たものは、他の囚人達が肉体を変容させた姿でした。
運命予報士 北杜・文彦

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 閉ざされた壁の向こうで

■『最悪の最悪(タルタロス)』

 肉体の一部が獣と化した人々は、能力者達によって『ナイトメアビースト』と名付けられます。
 ですが、彼等に関する運命予報が出る前に、事件は起こります。
 『最悪の最悪(タルタロス)』を名乗るナイトメアビーストの力を使いこなす犯罪者達が、渋谷スクランブル交差点のオーロラビジョンを通じ、渋谷壊滅作戦の決行を予告したのです。
 それは、明らかな銀誓館学園への挑戦状でした。
白昼の犯行

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  『最悪の最悪(タルタロス)』犯行予告!

■渋谷壊滅作戦

 渋谷の8箇所で、ナイトメアビーストを一斉に生み出す計画を実行せんとする『最悪の最悪(タルタロス)』。
 能力者達は彼等に戦いを挑み、この恐るべき計画を阻止することに成功します。
 ですが、『最悪の最悪(タルタロス)』のリーダーであるロング・ミッドナイトの口から、2つの事実が明かされます。
 1つは、彼等の上に、かつて『今治市解放戦』で現れたリリスの君臨者『揺籠の君』がいること。  そしてもう1つは、揺籠の君が『巡礼士』達への襲撃計画を企んでいることでした。

渋谷
↓『最悪の最悪(タルタロス)』の計画を阻止した依頼はこちら↓

  『最悪の最悪(タルタロス)』との戦い

■聖杯戦争

 そして、巡礼士の拠点に赴いていた能力者達からの情報で、渋谷での戦いで得られた情報が現実のものとなったことが明らかとなりました。
 ゴースト達は勿論のこと、『最悪の最悪(タルタロス)』をも手駒として使い、『聖杯』を手中に収めた揺籠の君は世界結界を破壊せんとしていたのです。

 『聖杯戦争』に挑んだ能力者達は、苦戦を強いられながらも揺籠の君を倒し、『聖杯』を奪還しました。
揺籠の君
  これによって統率者を失った『最悪の最悪(タルタロス)』は、組織として成り立たなくなります。

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■追撃、バビロンの獣

 『聖杯戦争』において出現した最強のナイトメアビースト集団『バビロンの獣』の生き残りを追った能力者達は、『ハレムキング』、『ふたりでひとり』、『クラヴィアス大聖者』を倒すことに成功します。
 ですが『魔法のボストンバッグ』熾木・凍との戦いの中、人狼十騎士『聖女アリス』が彼を助けるため出現。
 四柄衆・砕(四柄衆・b31755)は、アリスが『伯爵』の従属種となっていることを看破しますが、彼女が引き連れた手勢に阻まれ、熾木を倒すには至りませんでした。
聖女アリス

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  クラヴィアス大聖者 /   現実の厳しさを知りやがれでございます /   ふたりきりのしあわせ /   護衛たった2人と行く大金と忍びの逃避行――『魔法のボストンバッグ』追撃戦
 聖女アリス、熾木に忠誠を誓わせる