山斬烈槍ランスブルグを中心に、各地で起こったできごとを、日記にまとめていきますね。
日記を最後に書いたのは、2013年11月5日です。
【2013/06】
マスカレイドによる数々の妨害を乗り越えて、私たちはついに山斬烈槍ランスブルグへと辿り着きました。
ですが私達が辿り着いた時、ランスブルグはエリクシルを巡る決戦の最中!
私達は急いで女王様やランスブルグのエンドブレイカー達を救援しましたが、エリクシルはアリッサムの手に渡ってしまいました。
不幸中の幸いというべきか、アリッサムがエリクシルの願いを使わず、エリクシルを持ったまま逃げたことで、ランスブルグは一瞬にして滅亡するような事態を免れたのですが……。
ランスブルグの第1階層「玉壁街」、第2階層「鉄壁街」はともにマスカレイドの手に落ち、第3階層「石壁の街」も、マスカレイドの侵攻を受けつつあります。
アリッサムは私達が来る以前から、既にこの都市国家で活動していたようですね。
それらの経緯も、一度確認しておくとよいと思います。
アリッサムは他のマスカレイドに後を任せ、ランスブルグを離れたようです。
強力過ぎるアリッサム不在の間に、第1、第2階層を奪還しないと……!
また、アマツカグラでは公家マスカレイドとの戦いの影響から、敵がエンドブレイカーの拠点を割り出そうと動き出しました。
元より敵に支配され、危険な状況ではありましたが、より一層危険度は増しています……。
【2013/07】
ランスブルグの第3階層「石壁の街」に攻め寄せたマスカレイドは、皆さんの活躍で大幅に数を減らしました!
女王陛下からの打診で作戦を検討した結果、第3階層「石壁の街」を一気に制圧することが決定。
私達は第3階層からのマスカレイドの駆逐に乗り出します!
戦いの結果、聖者コルリを除く重要目標の撃破に成功し、第3階層はこれで平和を取り戻しました。
ですが戦いの中で確認された「妬む杖ビュレファスト」は、海賊首領として悪事を働いていた強力な「喋る武器」の1体。あの武器たち、今度は何をたくらんでいるんでしょうか?
また、アリッサム軍が拠点を築いて隠していた、三日月湖の謎の遺跡……狂王アニールに関係するもののようですが、一体何なんでしょうね?
この遺跡については女王ジョナ1世陛下に調べを進めてもらっています。
女王陛下は狂王アニールを討った騎士ジョナの子孫でもありますから、期待が持てそうです。
ですが霊峰天舞アマツカグラでは、ついに敵が私達の拠点を突き止め、襲撃を開始。
四部隊による攻撃を凌ぎ切らなければ『世界の瞳』に繋がる拠点は破壊され、私たちはアマツカグラからの完全撤退を余儀なくされてしまうでしょう。
私たちの侵入を知った以上、敵の警備がより厳しくなることは確実。
もともと敵の数が圧倒的に多いアマツカグラですから、ここで追い出されてしまえば、もう手出しすることさえ難しくなります。
敵の規模も相当なものですが、ここで踏みとどまらなければ……。
……と思ってたら、各部隊に対して300人以上が集まりました!
アマニータと武士団の指揮官も討ち取って、もう文句のつけようもない完全勝利です!
ガイボン達アマツカグラのマスカレイドは撤退を開始。
私達はこれを見逃すことにしましたが、撤退のために滅びの大地から送り込まれて来る敵船団に、どう対処すれば良いでしょうね?
【2013/08】
三日月湖で発見された謎の遺跡を奪還するために、狂王アニール軍と新生黒鉄兵団が動き出しました。
正面から遺跡を奪還しようとする新生黒鉄兵団。
それを後ろから攻撃し、遺跡を奪おうとする狂王アニール軍。
両軍を撃退するには、三つ巴の戦いに持ち込む必要があります。
遺跡を奪われたら探索どころじゃありませんから、なんとしてもここで勝利を収めないと!
三日月湖の遺跡を巡る戦いは、厳しいものとなりました。
出撃した皆さんは新生黒鉄兵団の指揮官達を次々に撃破し、天誓騎士ティートさんを救出することにも成功しました。
ですが、その壊走があまりにも早過ぎたことで、狂王アニール軍が戦力を保ったまま遺跡に突入して来たんです!
女王ジョナ1世以下、女王軍は同行していたエンドブレイカーの提案で被害を避けて遺跡から撤退。遺跡は敵の手に落ちるかに思われました。
ところがその時、遺跡から噴き出したのは「赤い霧」でした。
遺跡に侵入したマスカレイド達は「赤い霧」に包まれ、次々と倒れて行ったのです。
その光景を見ていた皆さんが言うには、まるで棘(ソーン)を奪っているようだったとか。
果たして遺跡には何が眠っているのか。
真相を突き止めるため、「三日月湖の冒険」が始まろうとしています。
一方、アマツカグラ沖では滅びの大地から向かって来る敵船団を丸ごと奪うべく、「アマツカグラ沖海戦」が行われました。
この戦いで輸送艦6隻のうち5隻を奪取することに成功!
護衛艦2隻と輸送艦1隻は撤退、旗艦は銀のマスターメイガスの自爆により沈没と、私達は勝利を収めます。
銀の塔主サイリスさんは瀕死の重傷を負い、三塔戒律マギラントに収容されたそうです。
早く元気になってくれると良いですね。
【2013/8/25……三日月湖の冒険】
8/25に行われた「三日月湖の冒険」で手に入った情報は、ちょっと重要すぎますので、特別に項目を設けてみたいと思います。
三日月湖の遺跡の奥に封印されていたのは、一人の少女でした。
彼女はこう名乗ります。
「わたしはイヴ・ザ・プリマビスタ。大魔女に抗うもの」と……!
イヴさんは遥かな昔に大魔女の忠臣である魔竜「大空を覆うもの」に追われ、現在の三日月湖のある場所に隠れたのだそうです。
それ以降、赤い霧で作った分身を遺跡の封印の外に送り出し、時に瀕死の人を見つけた際に、
エンドブレイカーへの覚醒を促すこともあったそうです。
こうして覚醒した人が、「ブーステッド」なんですね。
そして、イヴさんが私達に語ったのは、驚くべき情報でした!
かなり重要ですので、整理してみますね。
●大魔女スリーピング・ビューティについて
・七勇者の物語で、七勇者が倒したと思われている大魔女スリーピング・ビューティは実は健在で、現在も滅びの大地の空に浮かぶ城から、人類を滅ぼそうとしている。・大魔女スリーピング・ビューティは「自分が定めた未来(エンディング)を確定させる」能力を持っている。
・未来に囚われた者が定められた未来に抗っている間、大魔女は眠りにつき目覚めないが、時間を掛けることで、必ず大魔女は自分の望む結果を得ることができる。
・この能力を破らない限り、大魔女スリーピング・ビューティに勝つことはできない。
・エンドブレイカーであれば、この能力を破ることができる。
・今の時代のエンドブレイカーが敗北した場合、人類は今度こそ滅亡するだろう。
●七勇者について
・七勇者のうち、七勇者の物語中で「少年」とされているアウィンがエンドブレイカーの始祖である。・他の勇者の中にも「終焉を知ることができる」者はいたが、棘(ソーン)を滅ぼし終焉を打ち砕くことができたのは戦闘能力に欠けるアウィン一人であり、大魔女に勝つのは事実上不可能な状況だった。
・他の六人の勇者(以下六勇者)は、大魔女スリーピング・ビューティの城に挑んだ。
・だが、挑む時点で「大魔女と戦った勇者がマスカレイド化される」という未来が確定されており、敗北は避けられない状況であることが分かっていた。
・そこで、六勇者は大魔女の能力を逆手に取り、自分達がマスカレイド化する未来に抗い続けることで、アウィンが自分と同じ能力を持つエンドブレイカーを増やす時間を稼ぐ作戦に出た。
・そして現在、大魔女の能力によって確定された未来は実現し、六勇者はマスカレイドとして動きだしている。
●大魔女の城の『鍵』について
・大魔女の城への侵入には、6つの『鍵』が必要とされる。・6つの鍵が大魔女の城の周囲10kmほどの領域に入れば、大魔女の城に続く階段が現れる。
・鍵は『鍵の所有者』の魂に刻まれ、『鍵の所有者』を倒すことで、その所有権が移譲される。
・現在の『鍵の所有者』は、城に直接乗り込んだラズワルド、マギラント、ガンダッダ、ガロウマル、シャルムーン、アリッサムの六勇者で、全員がマスカレイド化して現れるはず。
・大魔女の城に挑むためには、まず六勇者を倒すか、城の周囲に来させねばならない。
●人類王都について
・かつて人類が一つの国家に統一されていた時代に、人類の王がいた王都のこと。・現在のワームパイプ・ホロウがあった場所に存在していたが、大魔女の配下である竜の群れによって地上から消滅した。
・ワームパイプ・ホロウ地下にあるギガンティアは、人類王都の残滓と推測される。
●魔竜『大空を覆うもの』について
・『大空を覆うもの』は大魔女の忠臣である魔竜。・イヴ・ザ・プリマビスタは、かつて『大空を覆うもの』に追われ、現在の三日月湖がある場所に隠れた。
・イヴの気配が『大空を覆うもの』に露見した場合、『大空を覆うもの』はランスブルグごとイヴを滅ぼそうとする。そのため、彼女は自分で外に出ず、霧で作った分身だけを外に送り出している。
大体、こんな感じでしょうか。
あと、これにはあんまり関係ないですが、イヴ・ザ・プリマビスタさんって、三日月湖が作られたとされるランスブルグの古王国時代から生きていることに……。
いったい、実年齢は幾つなんでしょうね?
【2013/09】
イヴ・ザ・プリマビスタさんの衝撃的な話を聞き、第2階層解放を目指すランスブルグでは、解放への障害となる新たな問題が発生します。
『代理者』である女王ジョナ1世陛下による予知が使えなくなってしまったんです!
それも、第1、第2階層についてだけ……。
私達にはエンディングを見る力がありますが、第2階層にいる人達のエンディングを見ることは勿論できませんし、今のランスブルグでのマスカレイドとの戦いは、私達が直接関与しているため、普段なら頼りになる『エンディングを見る力』がほとんど使えない状態となっています。
前の三日月湖の戦いで敵の動きを読むことが出来たのも、この力の賜物ということですね。
とにかく、これは明らかに上層を制圧している敵の動きによるものと推測されました。
そして、幾つか存在する秘密の通路から第2階層への潜入調査が行われています。
とはいえ、第2階層と第3階層を繋ぐ「3つの大階段」は敵に抑えられています。
解放のための軍勢を侵攻するには、ここをどうにかするのが肝心になりそうですね。
「アマツカグラ沖海戦」で確保した船の使い道について投票が行われ、入手した船は大型船の操船技術を学ぶ操船訓練と、未知の領域の調査が行われることになりました。
七勇者……いえ六勇者の魔の手は、他の都市国家に伸びていないとも限りません。
成果が上がることに期待したいですね!
【2013/10】
第二階層の潜入調査に赴いていた人達が帰還しました!
今回入手した情報のうち、特に重要なものとしては、勇者マギラントとシャルムーンがランスブルグに来ている可能性があるということが挙げられるでしょう。
『代理者』の予知を妨げていたのは、マギラントの行った儀式だったようです。
また、第三階層と第二階層を結ぶ3つの大階段にはそれぞれ関所が設けられており、その関所には第三階層からの攻撃を許さない仕掛けが施されていることが分かりました。
特に悪辣なのは、狂王アニールが仕掛けたと思われる呪術ですね。
関所を破ろうとすると、第二階層の一般人にダメージを強制的に肩代わりさせるという恐るべき呪いは、露見しなければ大変なことになっていたでしょう。
マギラントとシャルムーンの援助を受けて、アリッサム軍は戦力を拡大しようとしています。
私達は秘密通路から第二階層に侵入、関所の仕掛けを解くための攻撃を行うこととなりました。
さらに関所破りを援護するため、陽動作戦を行うこととなりましたが、これは敵に奇襲を仕掛けることのできる絶好のチャンスでもあります。
ここで敵の指揮官などを撃破することができれば、良い影響がありそうです。
そんな中ですが、滅びの大地に残った人達が帰還するという事件がありました。
なんと11名のエンドブレイカーが、5月に勇士号が滅びの大地を離れる際に密かに現地に残り、探索を続けていたとのこと。
情報については、この前の三日月湖の冒険でイヴ・ザ・プリマビスタさんから得られた情報と重なる部分が多かったみたいですね。かつての勇者からの情報と照合できたことで、情報が正しいことはより確かになったと言えるでしょう。
そして第二階層「鉄壁街」の関所への攻撃は成功!
三つの関所に掛けられた呪術やドローノソリン等の全てを解くことができました。
さらに勇者マギラントのマスターメイガスを撃破することにも成功しています。
ですが、陽動のために星霊学士協会に攻撃を仕掛け、勇者シャルムーンと交戦した人達や、状況を掴めていなかった闘技場に侵入し、王虎アルギオスの軍勢と正面からぶつかることになってしまった人達には大きな被害が出ており、帰還できていない人も……。
闘技場の地下にはアンデッドが巣食っていたとされ、狂王アニールの軍勢の関与が予想されていますから、アルギオスはアニールと手を組んだみたいですね。
この戦いを受けて、マスカレイド側も第二階層に戦力を集中し始めています。
間もなく大きな戦いが始まるであろうという雰囲気の漂う中、霊峰天舞アマツカグラの『代理者』の皆さんから連絡がありました。
古の時代のアマツカグラに伝わっていた戦勝祈願祭を行うことで、加護が得られるというのです。
三勇者との決戦は厳しいものになりそうですし、本当に加護があるといいですね。
……とか言ってたら、本当にありました。
アマツカグラ戦勝祈願祭を終えた時、私達は確かに、勝利を諦めず敗北という名のエンディングを打ち破るための力が増すのを感じたのです!
霊山浄化作戦や『大地の扉』前での南瓜行列、それに奉納闘技大会を、みんなが盛り上げた成果ですね! ……ただ、ここまで実益があるのって、正直言って謎ですよね。
アクエリオ水神祭は少なくとも数年前までは魔王封印の儀式を行うアクエリオの星の選定を兼ねていたので、実益があるお祭りに前例がないわけじゃないですが。
アマツカグラには色々な神様が信仰されていたそうですし、私達の知らない何かがまだ隠されているんでしょうか?
【2013/11】
何はともあれ、戦勝祈願祭の加護を受けて、戦う態勢は整いました。
時を同じくして若草の乙女アリッサムが帰還したことが判明、猶予期間は終わりを迎えます。
山斬烈槍ランスブルグを完全奪還するため、三勇者決戦に挑む時が来たんです!
若草の乙女アリッサム、東方賢者マギラント、砂月楼閣の姫君シャルムーン。
3人の「大魔女スリーピング・ビューティの城の『鍵』」を魂に宿した伝説の勇者達が率いる軍勢に加えて、ランスブルグ史上最恐最悪の王、狂王アニールの軍勢もありました。
第二階層に突入した私達は、捕虜として捕らえられていたエンドブレイカーを奪還。
さらには狂王アニール軍、勇者マギラント軍を打倒したのです。
マギラントが倒れると同時に、空には巨大なシャンデリア型のギガンティアが出現しました。
マギラントを倒した虚骨・ナイさんによると、あのギガンティアこそが大魔女スリーピング・ビューティの城の『鍵』とのこと。
鍵を得るような強者を確実にマスカレイド化させるための、大魔女の謀略だったようですね。
幸い私達は『鍵』を魂に入れる必要はなく、ギガンティアを攻略することで所有権を受け取れるみたいです。
エンドブレイカーの誰か1人が所有者になるみたいですけど……。
ひょっとして所有者って、やり方次第では変わったりするんでしょうか。
気になるところですね。
また、この戦いの中で拒絶体マスカレイドだったコゲンタさんが救出されました。
棘(ソーン)から解放されたコゲンタさん達はとりあえずランスブルグに滞在するそうです。
ただコゲンタさんは現代の人だそうですし、アマツカグラには戻れませんよね……。
物凄い遠いですし、過去の時代の状況に戻っちゃってますし。
コゲンタさんはランスブルグに滞在しつつ、今後の身の振り方を考えるとのことです。
そして勝利の喜びも束の間、ラッドシティのハンクス長老から、緊急の報せが入ります!
なんと戦神海峡アクスヘイムへの転移ができなくなってしまったのだそうなんです。
これは代理者か扉に何か異変があったのではということで、調査隊の有志が最寄りのエルフヘイムから陸路でアクスヘイムに向かっています。
アクスヘイムの代理者のピエールさんとフローレンスさん、大丈夫でしょうか?