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ミラさんの六勇者対策日記

竪琴の魔曲使い・ミラ

 こんにちは、ミラです。
 各地で起こったできごとを、日記にまとめていきますね。
 日記を最後に書いたのは、2014年7月1日です。

【2013/12】
 三勇者決戦で東方賢者マギラントを撃破し、大魔女スリーピング・ビューティの城の『鍵』の最初の1つの所有権を手に入れた私達。
 ですが、ラッドシティのハンクス長老から「戦神海峡アクスヘイムへの転移ができなくなった」という報告が届きます。

 そして調査隊の連絡を待つ私達の元に届いたのは、戦神海峡アクスヘイム崩壊の報せでした。
 アクスヘイムを崩壊させたのは、六勇者『黒刃使い』ガンダッタ・アックス
 海賊絡みの事件で現れた黒刃使いガブラスの正体は、勇者だったんですね……。

 アクスヘイムはガンダッタに象徴たる巨大斧『戦神斧』が縮小され、持ち去られたことで地形に大きな影響が起き、全土に渡って大きな被害を受けました。
 さらにガンダッタの連れていた側近達は、揃って『喋る武器』を持っていたそうなんです。
 ディスカスハイブ前での遭遇戦で、ガンダッタはアクスヘイムから逃走し、現在はガンダッタの連れて来た雑兵たちが、人々を襲っています。
 『喋る武器』達は、それ自体がマスカレイド。
 それだけの力と『戦神斧』を持って、ガンダッタは何をするつもりなんでしょうか?

 そしてアクスヘイムを襲っていたマスカレイドを撃破した私達ですが、新たな事実が判明します。
 戦神斧を奪ったガンダッタは、霊峰天舞アマツカグラの地下に通じると言われる『大地の扉』を狙っていたんです!
 アマツカグラに迫るマスカレイド艦隊。
 私達はこの難敵に対抗するため、水際での防衛戦を挑みます……。

 防衛戦は、私達の敗北に終わりました。
 こちらの防戦によって戦力を減じながらも『大地の扉』を目指す敵軍勢。
 私達は『大地の扉』に続く洞窟で敵を待ち受け、ガンダッタを止めるための最後の戦いを挑みます。
 こちらを遥かに上回る数の敵に対し、防衛に当たった皆さんはその戦力を次々と打ち破り、最後に出て来たガンダッタを『大地の扉』前の戦いで追い詰めます。
 ですが、追い詰められたガンダッタは『戦神斧』を『大地の扉』に投げつけました。
 すると『黒い歪み』が生じたかと思うと、そこから2体の新たなマスカレイドが現れたんです。
 「鋼語りの」ジュウゾウ、そして六勇者『剣狼剣聖』ガロウマル。
 2体の強力なマスカレイド達はガンダッタを伴い撤退しようとしますが、不意に『大地の扉』から迸った強烈な衝撃波が、洞窟そのものを崩壊させてしまいます……。

 こうして、『大地の扉』はガンダッタによる破壊を免れたものの、マスカレイド達、そして取り残された人達がどうなったのかは不明のままとなっています。
 皆さんが無事だといいんですけど……。

【2014/1】
 洞窟に取り残された皆さんは、ガンダッタジュウゾウガロウマルとの戦いを繰り広げていました。
 そして、ガンダッタと戦った皆さんは、ついにガンダッタを撃破することに成功したんです!
 霊峰天舞アマツカグラの上空に大魔女の城の『鍵』であるギガンティアが出現し、これで残る『鍵』は4つとなりました。
 私達が遭遇していない六勇者は勇者達のリーダーとして伝説に名を残すラズワルドのみ。
 三勇者決戦の後に姿を消したアリッサムやシャルムーンの動向も気になりますが……。

 西方都市国家調査隊が砂漠の都市国家『砂月楼閣シャルムーン』に到達!
 砂月楼閣シャルムーンは現在、六勇者『砂月楼閣の姫君』シャルムーンによって支配されつつあり、さらに勇者シャルムーンが万能宝石エリクシルにかけた願いによって、エンドブレイカーの外部からの干渉や感知を阻む、見えざる結界に覆われていたようです。
 ですが調査隊が結界を構築しているマスカレイドを撃破したことで、現地にいたエンドブレイカーのアジェンドさんが『代理者』となり、私達はシャルムーンに転移できるようになりました。

 私達はまず、昨年シャルムーンが支配下においたピュアリィの女王達を撃破することで、シャルムーンの戦力を低下させねばなりません。
 早速ピュアリィ達の拠点に向かった皆さんは、作戦に成功。
 ピュアリィの女王達を撃破することでピュアリィ達の統率を乱すと共に、『世界の瞳』に通じる扉の安全を確保することにもなりました。

【2014/2】
 勇者シャルムーンの新たな狙いが発覚しました!
 彼女の次なる狙いは、2月14日のシャルムーンデイ
 勇者シャルムーン本人の伝説にちなむ、この恋人達の祭りを祝う人々を、勇者シャルムーンは絶望に染め上げようとしています。
 人々を絶望から救うため、私達は新たな戦いに挑みます。
 シャルムーンデイの計画のために手薄になるであろうシャルムーンの宮殿に乗り込む人達もいますが、宮殿はマスカレイドの巣窟。危険な戦いを乗り越え、勇者シャルムーンの前に辿り着いた皆さんですが、勇者シャルムーンをここで倒すことはできませんでした。

 人々の目に映る絶望のエンディング。
 砂月楼閣を舞台に、勇者シャルムーンとの決戦が始まります。
 戦いの果て、ついにケイトさんの手で勇者シャルムーンは討たれ、戦いは私達の勝利に終わりました。勇者シャルムーンの魂から解き放たれたギガンティア
 『妖精の森』から現れたエリクシルの妖精は、アレーナさんの問いにエリクシルこそが大魔女の力の源泉であることを明かします。
 制御できない……過去には四百の勇者達、今の時代では私達エンドブレイカーでさえも利用できてしまうような力だからこそ、他の魔女より強くなった、と。
 なんだか分かるような分からないような話ですね。
 とにかく、これで砂月楼閣シャルムーンのマスカレイド勢力は壊滅です!

 さて、正気に戻ったシャルムーン姫は、こう遺言を残しています。
「『薔薇の痕』より……『盟約の地』に至って下さい……アリッサムさんも、そこに……」
「ご迷惑を……お掛けしました。ラズワルド様のことを……お願いします……」
 どうやら、私達が次に目指すべき場所は『薔薇の痕(ばらのきずあと)』になりそうです。

 そのために、「薔薇の痕探索隊」が編成されることになりました。
 砂漠越えになりますし、まとめて遭難とかしたら大変ですもんね。

 それにしても若草の乙女アリッサムが目指す『魔女』って何なんでしょう?
 エルフヘイムの沼地の魔女とかいましたし、魔女が称号に入ったエンドブレイカーの人も知ってますけど……そういうのじゃなくて、もっと別の何かのような感じがします。

 一方、山斬烈槍ランスブルグでも「玉壁街」に潜んでいたマスカレイドの掃討がついに完了!
 祝賀会等が催されることが決定しています。
 こちらも楽しみですね。

【2014/3】
 ランスブルグで行われた祝賀会と会議で、天槍内部の探索を行うことが認められました。
 個人的に集めた情報によると、この天槍は人類王都とも縁がありそうだとか。
 天槍の内部はダンジョンになっていて、大量のゴーレムが徘徊しているそうですし、旅団の仲間と一緒に挑むのが良さそうですね。

 薔薇の痕探索隊は砂月楼閣シャルムーンから北西へ向けて旅立ちました。
 道中、何もない……というわけにはいかないでしょうけれど、無事に戻ってきて欲しいですね。

 一方、各都市国家でマスカレイド事件が起き始めています。
 砂月楼閣シャルムーンでは、勇者シャルムーンの狂信者達やピュアリィによる事件が。
 永遠の森エルフヘイムと三塔戒律マギラントでは『原初のスタッガー』が原因とみられる事件が。
 さらに霊峰天舞アマツカグラでは『喋る武器』を持つ辻斬りが横行し、水神祭都アクエリオではイマージュマスカレイドの出現が確認されています。

 同時多発的にこれだけの事件が起きるというのは、なんだか珍しいですね。
 とにかく剣狼剣聖ガロウマルの行方も分からない状況ですし、小さな事件が大惨事の引き金になるのはマスカレイド相手ではよくあること。各地の事件に、確実に対処していきたいところです。

 ガロウマルといえば、『大地の扉』のところに置かれたまま、動かせなかった『戦神斧』をアクスヘイムに戻すため、エンドブレイカーに目覚めたフローレンスさんが立ち上がりました。
 ガンダッタ・アックスの子孫は、アクスヘイムでの事件で、もうフローレンスさん以外全滅ですからね……。エンドブレイカーになったとはいえ、なるべく安全な冒険で鍛えて欲しいものです。
 それにしても魔獣戦士なんですね、フローレンスさん。火とか噴いちゃうんですね……。

【2014/4】
 行方不明になっていたアクスヘイムの『代理者』、ピエールさんが救出されました!
 これでアクスヘイムは、あとは『戦神斧』を取り戻すだけになりましたね。
 フローレンスさんも皆さんの支援で、急激なレベルアップを遂げているようです。

 そして薔薇の痕探索隊が帰還しました。
 若草の乙女アリッサムが狙っているのは、都市国家「骸殻荒野ガルシェン」にあると言われる、
「ガルシェンの心臓」
 アリッサムは、この心臓を手に入れることで、『魔女』になろうとしているらしいです。
 そして薔薇の痕から解放された巨大ゴーレム『守護騎士』達が、アリッサムの命令の元、骸殻荒野ガルシェンを目指して進撃しています。
 『魔女』になろうとするアリッサムを止めるには、私達が戦うしかありません……!

 ガルシェン防衛戦は、私達の勝利に終わりました!
 荒野での戦いに挑んだ皆さんは撤退に追い込まれながらもアリッサムの軍勢の戦力を削り取り、そしてガルシェン内に残った皆さんが、巨人達を奇襲したアリッサムの配下達を討ち取り、さらには『ガルシェンの心臓』に至ったアリッサムを待ち受け、そして迎撃したんです!
 ガルシェンの心臓は、巨大なクリスタルのような物体でした。
 先んじてガルシェンの心臓に辿り着いたエンドブレイカー、さらに追いついた人達を含めての熾烈な戦いの末、瀕死に追い込まれたアリッサムは隠し持っていたエリクシルにこう祈りを掛けます。

「エリクシルよ、そして、創世巨獣の心臓よ、我に魔女の力を与え、この都市から脱出させよ。代償は、勇者としての力の全てだっ!」

 この願いが効果を発揮したのか、アリッサムの姿はガルシェンから消えました。
 彼女がどこへ行ったのかは分かりませんが、ガルシェンから脱出しただけなら、まだ近くに……?
 それにしても、魔女の力っていったい何なんでしょうね。
 「新たな種族を創造するほどの力」とアリッサムは言っていたようですが……?

【2014/5】
 フローレンスさんが修行の成果もあって、急激に強さを増して来ています。
 もう少ししたら、戦神斧を装備は持ち上げられるかも知れません。

 一方で、私達に協力してくれる巨人の皆さんの捜索は、アリッサムが産み落とした「落とし仔」によって妨害されました。
 嫌悪感を誘う見た目の落とし仔……あれが、アリッサムが望んだ魔女の力なのでしょうか?
 アリッサム発見という結果を歪める落とし仔の妨害によって捜索は一時停滞しますが、その力も私達エンドブレイカーには通じません。
 落とし仔を撃破したことで巨人による捜索は再開され、ついにアリッサムが発見されます。
 醜悪な落とし仔達に囲まれ、西へと向かう魔女アリッサム。
 今度こそ、彼女を棘(ソーン)から解放しなくては……!

【2014/6】
 落とし仔の大群を引き連れ、西進するアリッサムを追った皆さんは、落とし仔に軽々と勝利を収めました!
 そして魔女と化したアリッサムを撃破することにも成功します。
 アリッサムを撃破した直後、その腹部の球体から現れた『何か』。
 あれは、何だったんでしょう?

 棘(ソーン)を掃われ、勇者としての意識を取り戻したアリッサムは、予めかけておいたという遺失魔術『ディレイデス』の力で死に至るまでの時間を引き伸ばし、私達に様々な情報と、『無限竜ワームの眼』を遺してくれました。
 この眼と『創世巨獣ガルシェンの心臓』があれば、『盟約の地』に入れるとのこと。
 『盟約の地』は魔女という存在の秘密がありそうです。
 でも、ガロウマルや五将軍の存在も気になりますね。どう動くべきでしょうか……?

 皆さんも悩んだようですが、投票の結果、終焉に抗う勇士号を『盟約の地』があるとされる大陸の西端に向かわせることが決まります。
 そうする間に、天槍ダンジョンの探索やフローレンスさんの修行も新たな段階を迎えます。
 天槍ダンジョンでは、ついに中枢部が見出されます。
 中枢部を守るのはイヴ・ザ・プリマビスタ型のゴーレム達。
 どうやらさんざんゴーレムとか性質の悪いトラップとか仕掛けを用意したのは五百年前……生前の狂王アニールだったようですね。

 一方、修行を終えたフローレンスさんと彼女を守るエンドブレイカーの人達は、『大地の扉』に向かいました。
 『戦神斧』を取り戻せば、アクスヘイムの復興にも弾みがつくはず。
 何事もなく終わると良いのですが……。

 と、思っていたら来ました、剣狼剣聖ガロウマルの奇襲
 フローレンスさんを利用して『大地の扉』を破壊し、『此華咲夜若津姫』の封印を解こうとしたガロウマルですが、事態に気付いた皆さんがアマツカグラに駆け付け、その目論みを阻止!
 『大地の扉』での決戦で、ジョルジュさんの一撃がガロウマルを倒し、新たな『鍵』がガンダッタの遺した『鍵』と並んでアマツカグラの空に浮かびます。
 ガロウマルの言い残した言葉によると、『人類の魔女』である『此華咲夜若津姫』の棘(ソーン)を取り払えば、必ず私達に味方してくれるとのこと。
 ……いや、突然そんなこと言われましても。
 エンディング見た人の話を聞くに、『此華咲夜若津姫』って凄い巨人ですよね?
 話の真偽はさておき、障害となるであろう鋼語りのジュウゾウを倒すのが先決のようです。

 そして……アクスヘイムに『戦神斧』が戻って来ますよ!
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