同盟諸国が発見した新大陸と、それにまつわる物語
 ワイルドファイア・ホワイトガーデン・楓華列島

はじまりは・プルミエール 「世界にあるのはランドアース大陸だけじゃない……そう、海の向こうや空の果てにだって大陸はあったんです! ここではそんな新大陸について纏めてみました」
ヒトの霊査士・リゼル 「おや、今回はこれまで以上にやる気ね。まぁ、その方が私は仕事が減って良いんだけど」
はじまりは・プルミエール 「だって今まで知られていなかった新しい土地……なんだか聞いてるだけでワクワクしてきませんか?」
ヒトの霊査士・リゼル 「あらら、新人だったプルミーもいつの間にやらしっかり冒険者しちゃってるのね。そんじゃま、一大陸ずつ紹介して行きましょうか」


■南の暖かき大陸

ヒトの霊査士・リゼル 「話を変えて次はランドアース大陸の南にある、ワイルドファイア大陸について話しましょうか」
はじまりは・プルミエール 「夏にランドアース大陸にやってきた大怪獣マリンキングボスさん、物凄い勢いでやってきたんで必死で止めたら身体の中がドラゴンズゲートだったんですよね。ビックリしました」
ヒトの霊査士・リゼル 「それだけでも驚きなのに正気を取り戻したマリンキングボスが向かった先、それはまだ見ぬ南の大陸ワイルドファイアだった。そこで出会ったのはヒトとノソリンを足して2で割ったような私の理想の種族、ヒトノソリンだったのね」
はじまりは・プルミエール 「理想って……ああ、ヒトノソリンはノソリンに変身出来るからですか? 先輩は本当にノソリンが好きなんですね」
ヒトの霊査士・リゼル 「ノソリンは良いわよ〜。あの鳴き声、あの仕草……癒されるわ」
はじまりは・プルミエール 「そ、そうですか……それで話し合った結果、ヒトノソリンも同盟の一員になりました! ……ワイルドファイア大陸は以上ですけど、なんだかすごく短いですね」
ヒトの霊査士・リゼル 「なんの障害もなく仲間になっちゃったからねえ。ワイルドファイアは、大らかでのほほんとしたところみたい」
はじまりは・プルミエール 「あと、色んな物がおっきいのです! きっとケーキとかクッキーもおっきいんでしょうねえ……いいなぁ」
ヒトの霊査士・リゼル 「材料が大きいから出来たお菓子も大きいかもね……ともかく、ワイルドファイアには今も3つのグリモアガードが大陸の調査やらに当たっているわ。今の所は同盟を揺るがすような大事件は起こってないみたい」
はじまりは・プルミエール 「何か起こったら、私が派遣されるのでよろしくですよ〜♪」


■白き翼、持つ者達の庭

はじまりは・プルミエール 「さいはて山脈近くにある護衛士団、パルシアに白い翼を持ったロルカちゃんとミルカちゃんが落っこちてきたのは春の事でしたっけ」
ヒトの霊査士・リゼル 「そうね。ロルカは原因不明の高熱に悩まされていて、ミルカの方は記憶喪失。一体彼らは何者でどこから来たのか……それを知ろうとしていた護衛士達に立ちはだかったのは異形の怪物だったわ。アンデッドでもモンスターでもない怪物は、死亡したロルカの身体の中から飛び出してきたの」
はじまりは・プルミエール 「う、うう……私も冒険で色んなシーンに遭遇しましたけど、やっぱり身体を引き裂いて現れる異形はグロテスクです。この時点ではどうやら星型の痣をつけられると異形が出てくる、ぐらいしかわからなかったんですよね」
ヒトの霊査士・リゼル 「それでも粘り強く近くのルシール=クァル神殿を調査していた護衛士達はついに手がかりをつかんだわ。神殿から天へと伸びる槍……ディアスポラの神槍という名の塔を発見したのよ」
はじまりは・プルミエール 「この塔を上った先にミルカちゃん達、つまり列強種族エンジェルの暮らしていた空の大陸、ホワイトガーデンがあったんです。でもエンジェル達は突然現れたあの異形の怪物、ピルグリムに襲われていたんですね」
ヒトの霊査士・リゼル 「ピルグリムの対象に星型の痣と共に卵を産みつける、という治療法の無い産卵管攻撃の恐怖におびえながらも冒険者達はピルグリムとの戦いを開始した。そして見事にピルグリムの親玉的存在、ピルグリムマザーを撃破する事に成功したのよ」
はじまりは・プルミエール 「よかったよかった……でも、突然現れたって一体ピルグリムはどこからやってきたんでしょうかねえ?」
ヒトの霊査士・リゼル 「知らん」
はじまりは・プルミエール 「え、ええと……じゃあここここここで地上への降下を確認した3体のギガンティックピルグリムやその身体にしがみついていたピルグリム達の行方は」
ヒトの霊査士・リゼル 「それも知らん」
はじまりは・プルミエール 「……なんとかわからないんですか、霊査とかで」
ヒトの霊査士・リゼル 「どうやって霊査しろって言うのよー! 霊査士は万能じゃないのよ!」
はじまりは・プルミエール 「はうっ、す、すいませんです……」
ヒトの霊査士・リゼル (「やば、ちょっと怒りすぎちゃったかしら? えーとフォローフォロー……」)
ヒトの霊査士・リゼル 「さ、最初の問いはともかく、ギガンティックピルグリムの方は地上に降りたんだからそのうちなんらかの情報が入ってくるかも知れないわね。それにエンジェルも同盟に加入したし、決して悪い事ばかりじゃあないと思うわよ」
はじまりは・プルミエール 「……そうですよね、うん。エンジェルさんと友達になれたのは嬉しいです!」


■鬼の住む島

はじまりは・プルミエール 「現在見つかっている大陸……あとは東方大陸ですか。最初は『W.G探検隊』の方々が旅団で調査してたんですよね」
ヒトの霊査士・リゼル 「そう、東沿岸に浮かぶ小島を調査した結果、精霊の社を発見したのよ。精霊の社はドラゴンズゲートのひとつで、最奥部を抜けた先には見慣れない風景と角の生えた人影の姿があった……」
はじまりは・プルミエール 「そこで情報を集める為に冒険者を派遣したところ、角の生えた人のことを『鬼』と呼んでいる事と、東の大陸にはストライダーしかいないという事がわかったんですね」
ヒトの霊査士・リゼル 「プルミー、後半はちょっと違うわよ。正確には精霊の社を抜けて出た地にはストライダーしかいないってだけで遠くには他の種族……少なくともドリアッドが居るらしい事が更なる調査でわかったの。東の大陸は楓華列島と言う名で色んな国が群雄割拠しているみたい。わかりやすいように過去から現在までのセイカグド勢力図を書いてみたわ」(自作地図を広げる)

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はじまりは・プルミエール 「おおぅ、これホントにセンパイが……いや、なんでもないです。ふぅむ、この地図の旗はなんですか?」
ヒトの霊査士・リゼル 「それは各国の支配州の数よ、数が多いほど大国だと考えてもらっていいわ。マウサツは同盟の救援部隊が捕らわれていたマウサツのお姫様を救出した後、襲ってきたアルガ国を撃退したの」
はじまりは・プルミエール 「もともとマウサツってアルガ国の一支配州だったのですね。その戦いに勝利した結果、国になったわけですか……」
ヒトの霊査士・リゼル 「独立国となったマウサツを会議の結果、私達は同盟に迎え入れる事にしたわ。これはマウサツの国を手助けするという意味に他ならなかったのよ」
はじまりは・プルミエール 「なんだか、先輩の口ぶりからするとそれが凄く大変みたいな感じですね。同盟の一員なら助けるのは当然じゃないですか〜」
ヒトの霊査士・リゼル 「プルミーが簡単に言ってるのよ、プルミーが……。いい? 元々セイカグドはジリュウ・トツカサ・アルガの三国が支配州3つずつを所有していた。そこにマウサツがアルガ国から独立、更にジリュウ国がアルガ国から支配州を奪った事でパワーバランスが崩れたの」
はじまりは・プルミエール 「むぅ、勢力図が書き換えられ始めたんですね」
ヒトの霊査士・リゼル 「うん。この前にはマウサツへトツカサの国からアルガ国とジリュウ国に攻め入るから手伝ってくれという要請もあったりしたのよ。そして、激しい戦の末にアルガ国の聖域はマウサツの手に渡ったの」
はじまりは・プルミエール 「ううむ、楓華列島には国が一杯あってお互いが戦っている上に鬼さんもいるんですよね? 頭の中がこんがらがってきました……」
ヒトの霊査士・リゼル 「だから、それを調べて皆にわかりやすく伝えるのがここでの私達の仕事なのよ。ま、そのうちきっとプルミーには楓華列島に飛んでもらう事になるんじゃないかしら」
はじまりは・プルミエール 「はーい、わかりましたっ!」

はじまりは・プルミエール 「以上で新大陸についての説明は終わりです。まだまだ未発見の大陸もあるでしょうし、この先が楽しみです!」
ヒトの霊査士・リゼル 「ちなみにだけど、プルミーが行ってみるならどの大陸に行きたい?」
はじまりは・プルミエール 「う〜んと、景色が良さそうなホワイトガーデンかな? でもやっぱり、どこもいった事がないから全部の大陸を周ってみたいな♪」
ヒトの霊査士・リゼル 「そう、それじゃ遠慮なく各地を転々としてもらおうかしら」
はじまりは・プルミエール 「はやっ、なんだかヤブヘビだったみたい……以上、新大陸発見号でした〜」