<巻頭特集>

■今月の楓華列島情報

 4月28日、楓華の風カザクラの隊員達が水望(みなも)大社の奥にあるドラゴンズゲートを発見しました。
 これにより、ドラゴンズゲートの転移機能を使うことで、リョクバ州とランドアース大陸との行き来が非常にしやすくなったのです。ランドアース大陸にも楓華列島生まれの冒険者が姿を現し始めました。
 また、同日セイリン王タカムラ公の親書が発端となり行われたガザン王コレチカ公討伐戦争にも勝利し、カザクラ隊員、ミナモの地は一時の平穏を手にいれる事に成功しました。
 このガザン王討伐戦の功績により、カザクラ隊員から二人の領主が推挙されましたが両名ともにこれを固辞、ガザン国は将軍職についていたガザン武将が代わりに国を治めることになりそうです。
  カザクラはひとまずの平穏を取り戻したリョクバ州を後にし、部隊を分け天子様の住まわれるという地キナイ州、鬼退治の為セトゥーナ州の二方面に展開していくようです。
ドラゴンズゲートが発見されたミナモ大社
セイカグド最大の国、ジリュウ=旗は支配州の数  マウサツでは5月9日、霊査や野武士からの証言により元アルガ王であるトキタダ公がジリュウ王タダツナ公と盟約を結んでいるという事が決定的になりました。
 ジリュウ国といえばセイカグド州の最大の勢力を誇る国です。
 この国のグリモアが希望のグリモアの冒険者であるトキタダ公に渡った場合、ジリュウ国の武士達も同盟諸国の冒険者と同じアビリティを使用する事が出来るようになるという事です。
 トツカサ国の書状により一時休戦状態となっていたセイカグド州ですが、また大規模な戦が起こるのかもしれません。
 

●関連リプレイ
⇒⇒⇒≪楓華の風カザクラ≫鬼城山の奥に
⇒⇒⇒ガザン王コレチカ討伐戦(スレッドリプレイ)
⇒⇒⇒【情報文章】暗雲の盟約(スレッドリプレイ)


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はじまりは・プルミエール 「ミナモ大社がドラゴンズゲートだったんですね」
ヒトの霊査士・リゼル 「そうね、これまでカザクラのいるリョクバ州ミナモ国までは、精霊の社からセイカグドを経て何日もかけて移動しなければいけなかったのだけど……」
はじまりは・プルミエール 「あっというまにカザクラに移動する事が出来るようになったのです!」
ヒトの霊査士・リゼル 「そうね、それじゃそのうちプルミーには突撃インタビューに……」
はじまりは・プルミエール 「ふふーん、実はもう行ってきたのですよ!」
ヒトの霊査士・リゼル 「へぇ〜……って、な、なんですって?」
はじまりは・プルミエール 「その辺りの事は突撃インタビューで説明するのですよ〜」
ヒトの霊査士・リゼル 「そ、そう……わかったわ」
はじまりは・プルミエール 「あと、ガザン王コレチカ公討伐戦ってのが、この前あったんですよ」
ヒトの霊査士・リゼル 「ああ、アキゴオリ国、セイリン国と共に行動した大規模な作戦みたいだったわね」
はじまりは・プルミエール 「はいなのです! みんなで力を合わせて、鬼を従わせていた悪いコレチカ公さんをやっつける事に成功したんですよ〜」
ヒトの霊査士・リゼル 「毎度毎度だけど、凄く簡単にまとめてくれるわね、プルミーは……」
はじまりは・プルミエール 「えへへ……そんなにほめられると照れるのです!」
ヒトの霊査士・リゼル 「褒めとらんわ」
はじまりは・プルミエール 「そうなんですか? それはともかく、この戦いで国王がいなくなったガザン国をどうするかって話し合いがあったんですよ。ガザンの国の王子様も戦いで死んじゃったらしくて」
ヒトの霊査士・リゼル 「新しいガザンの国王を決めなきゃいけないのね……それで、どうなったの?」
はじまりは・プルミエール 「なんと、その戦いで多大な功績を残したってことで、2領あるガザン国の領地をカザクラの冒険者二人がそれぞれ1領ずつ統治してくれないかって話になったんですよ!」
ヒトの霊査士・リゼル 「そ、それは冒険者から王になるってこと? うわあ、それは、凄いじゃないの!」
はじまりは・プルミエール 「でも……お二人様とも、それを拒否して冒険者として生きる道を選んだんです」
ヒトの霊査士・リゼル 「あら、そうなの? もったいないわねぇ」
はじまりは・プルミエール 「確かにそうですよね、私が王様になったらお菓子を食べ漁ったりしたいのです。プリンのお風呂に入ったりとか……」
ヒトの霊査士・リゼル 「私が民衆なら2秒で革命起こすわよ……」
はじまりは・プルミエール 「さて、そんなカザクラなんですけど、キナイ州とセトゥーナ州に部隊を分けるみたいですよ」
ヒトの霊査士・リゼル 「ありゃ、そりゃまたなんで?」
はじまりは・プルミエール 「ツバキ姫さんをキナイ州に住む天子様さんの元に送り届ける部隊と、鬼退治の為にセトゥーナ州を調査する部隊にわけるんだそうですよ。セトゥーナ州には鬼に滅ぼされた国もあるみたいです」
ヒトの霊査士・リゼル 「なるほど、ツバキ姫様を護衛するのも大事だけど、セトゥーナの鬼も見過ごすわけにはいかないわよね。カザクラは鬼退治の為の部隊なんだから」
はじまりは・プルミエール 「大変でしょうけど、どっちも上手くいくといいのですよっ!」
ヒトの霊査士・リゼル 「さて……次はセイカグド州の様子だけど。凄い事になってるみたいね?」
はじまりは・プルミエール 「はいなのです、最近平和だと思ったですのに……元アルガ王のトキタダ公さんがジリュウ国サダツナと手を結んだみたいなのですよ」
ヒトの霊査士・リゼル 「それなんだけど、なんでジリュウはトキタダ公と手を結んだのかしら? 手を結ばなくてもセイカグドで一番の大国なのに、なにかメリットでもあるの?」
はじまりは・プルミエール 「経緯はどうあれ、アルガ国が同盟諸国の一員となった関係上、アルガの冒険者であるトキタダ公も希望のグリモアの冒険者なのですよ。
 ジリュウ国もトキタダ公……希望のグリモアの傘下にはいれば希望のグリモアのアビリティを使えるようになるのですね」
ヒトの霊査士・リゼル 「なるほど、具体的な例を出すと、ジリュウの武士もどこでもフワリンが使えるようになるのね……フワリンは結構な事じゃない? ビバ・フワリン!」
はじまりは・プルミエール 「全然結構じゃないのです! 大変なのですよ。マウサツもトツカサ国へお話して今後の対策を練っているのです!」
ヒトの霊査士・リゼル 「く、いつのまにか聞き手と話し手が逆転してるわね……不覚だわ」
はじまりは・プルミエール 「楓華列島は大変なのです、しっかり追跡レポートしてかないと、わからなくなってしまうのですよ」
ヒトの霊査士・リゼル 「わ、わかってるわよ、同盟探検隊ではしっかりサポートするわよ!」