<巻頭特集>

■今月の楓華列島情報

 7月18日、セイカグドはリョウナンの村にて、ジリュウとトツカサの戦いが行われました。
 結果はマウサツ・カザクラの力を借りたトツカサの勝利、マウサツ・カザクラの隊員達が敗走するサダツナ公の軍を追撃に向かいましたが、サダツナ公を討つところまではいかなかったようです。
 このリョウナンの戦いに援軍に駆けつけたカザクラの隊員達ですが、戦の最中に敵兵として出会った旧知の少女を救う為に一部はセイカグドに残り行動しています。
 その他のカザクラ隊員達はトオミフジ州アオイサガの国に駐屯しています。
 トオミフジ州はキナイ東の山脈との間の細く長い平地であり、北から順にアオイサガ、オンコウ、イサハヤの三国により形成されています。
 隊員達はまず既に鬼に武士団が滅ぼされたというアオイサガの国に赴き、アオイサガの平定をしつつもオンコウ、イサハヤの二国とも連絡を取っていく事でトオミフジを平定していくようです。
2005年8月現在の楓華列島各州の領土
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護楓の盾カムライ団長、コノヱ氏  海の向こうのセトゥーナ州へとカムライは、無事にエルフの国イヨシキに到着しました。
 イヨシキの地でカムライの隊員達を待っていたのは、イヨシキの王タダチカによる試練でした。
 なぜタダチカが試練を出したのか、それはカムライの面々の力と、面々が航海中に国の認可を受けた海賊達へも剣を抜いた事に関して、信じるに値するかという見極めの意味が込められているようです。



●関連リプレイ
⇒⇒⇒リョウナンの決戦(スレッドリプレイ)
⇒⇒⇒≪楓華の風カザクラ≫絆
⇒⇒⇒≪楓華の風カザクラ≫国境線の砦
⇒⇒⇒【情報4】セトゥーナへの道行き(スレッドリプレイ)
⇒⇒⇒≪護楓の盾カムライ≫イヨシキ王の試練 〜壱〜


外の人、始めました。
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はじまりは・プルミエール 「おお、先月の続きの合戦、勝ったのですか!」
ヒトの霊査士・リゼル 「そうみたいよ。カザクラの隊員達が援軍として駆けつけてくれたの」
はじまりは・プルミエール 「ね、私が言ったとおりなんとかなったのです!」
ヒトの霊査士・リゼル 「たまたまなんじゃないの〜? いや、勝利したのは勿論喜ばしい事なんだけど」
はじまりは・プルミエール 「うん、たまたまだと思いますよ」
ヒトの霊査士・リゼル 「……………」
はじまりは・プルミエール 「でも、たまたまだとしても素敵じゃないですか。言葉が力になる、言霊ってやつみたいで!」
ヒトの霊査士・リゼル 「あー、このロマンチック乙女はどうしてくれようか」
はじまりは・プルミエール 「お菓子をあげると良いと思うのです」
ヒトの霊査士・リゼル 「却下。0.5秒で却下」
はじまりは・プルミエール 「あぅー……せめて2秒は考えてくださいよう……」
ヒトの霊査士・リゼル 「やなこった。んで、カザクラの隊員達の一部はセイカグドに残ったみたいね」
はじまりは・プルミエール 「はりゃ、それはまたなんでですか?」
ヒトの霊査士・リゼル 「カザクラがまだ『マウサツの国救援部隊』だった頃に、カスミちゃんていう女の子と会ったんだって。その女の子はジリュウの『草』の子だったんだけど―――」
はじまりは・プルミエール 「ちょ、ちょっと待ってください。鬼の巫女のカスミさんはドリアッドで草から生まれたんですか?!」
ヒトの霊査士・リゼル「全然違わい。カスミちゃんと鬼の巫女のカスミさんは別人。あと草ってのは国の為に働く盗賊の異名みたいなもんよ」
はじまりは・プルミエール 「ははあ、なるほど、必殺仕事人なんですね! しゅぴーん!」
ヒトの霊査士・リゼル 「何を言ってるのかしらこの子……ともかく、カスミちゃんはジリュウの精鋭部隊、霧幻衆ってのに入ってたのよ。そこから彼女を連れ戻す為に色々残ってやってたわけ」
はじまりは・プルミエール 「ふむふむ……それじゃ、残った人達以外のカザクラの隊員さん達はキナイに戻ったのです?」
ヒトの霊査士・リゼル 「うん、そしてすぐにトオミフジ州へと出発したわ。なんでもアオイサガって国が鬼に滅ぼされたらしいのよね」
はじまりは・プルミエール 「うわ、そいつは大変なのです! 平定しなきゃいけないのに、いきなり大変なのですね」
ヒトの霊査士・リゼル 「でさ……トオミフジ州って正確にはどこ?」
はじまりは・プルミエール 「プルミーマップの出番なのです! ここなのですよ!」 プルミーマップ
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ヒトの霊査士・リゼル 「リョクバ付近はやたら詳しいのに、トオミフジは第何領とか書いてないのね」
はじまりは・プルミエール 「だってわかんないんですもん……」
ヒトの霊査士・リゼル 「まあいいけどね。ほうほう、トオミフジ州は細長い地域なのね。狭いのかと思ったら意外に広いし、油断は禁物ね」
はじまりは・プルミエール 「細長くて、お菓子みたいなのです!」
ヒトの霊査士・リゼル 「なんでもお菓子に見えてそうね、プルミーは……さて、次はセトゥーナのカムライだけど。イヨシキの王様、タダチカ公の信頼を得る為に、試練を受けている最中みたい」
はじまりは・プルミエール 「どうでも良いですけど、楓華列島の人の名前って独特なのですよね。タダチカとかトキタダとか」
ヒトの霊査士・リゼル 「なかなか覚えるのが大変かもねー……プルミーは特に」
はじまりは・プルミエール 「うう、全くその通りなのです……それで、信用を得る為の試練みたいですけど、そんなにカムライの人って信用されて無かったのですか?」
ヒトの霊査士・リゼル 「あー、うん。そうでもないとは思うんだけどね。ちょっとセトゥーナにくる途中、国家公認の海賊に剣を抜いちゃったみたいね」
はじまりは・プルミエール 「ああ、あのえーと……ジンラさん達ですね?」
ヒトの霊査士・リゼル 「そそ。あれの心象は良くないだろうから、試練を乗り越える事でなんとか挽回しなきゃね」
はじまりは・プルミエール 「私も気をつけなきゃ……目の前のお菓子をたべたら、センパイのオヤツだった、みたいな事がないように」
ヒトの霊査士・リゼル 「それはもう切実に……食べないでよ、頼むから……ああ、私のオヤツ」