関ヶ原の戦いの最中、琵琶湖に突如出現した水のオロチ。
オロチによって壊滅した巡礼士本部で、巡礼士総帥ランドルフは突如超常なる存在の根絶を宣言します。
『聖杯』と共に消えたランドルフを追った能力者達は、諏訪湖の地下深くで生命の根源ディアボロスランサーを守る彼を発見し、その真意を問います。
『聖杯』のメガリス・アクティブとしての力に目覚めたランドルフは、来たるべき生命の破滅を理解してしまっていました。
異形が狙うディアボロスランサー。
その破壊は、生命の根絶を意味します。
たとえ世界結界で異形出現を一時的に阻止したとしても、未来に再び現れる異形は記憶を失わず、ディアボロスランサーの探索と破壊に特化した存在となる。
そうなれば、生命は根絶を免れえない。
ランドルフは未来の破滅を阻止すべく、ディアボロスランサーにアクセスできる『神の左手』を用い、神秘全てを根絶せんとしていたのです。
神秘に属する超常の存在を犠牲に、残る生命全てを守る。
それがランドルフの考えでした。
|
![](story2_img/sinkon/sinkon_cut00.jpg) ↑クリックで大きい画像↑ (重いです) |