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◆ レベルアップ!
少し時間は戻る。街の入り口で出会ったナーとギンは、通りの飯屋に入り一緒に昼食をとる事に……――
GM:
と、言うわけでちょっと前の飯屋です。
ナー:
へぇ〜、ギンちゃんは強くなる為に旅に出たんだ〜……あ、ミートパイと白身魚のバター焼お願いします〜。
ギン:
おお! 父ちゃんも母ちゃんも途中で死んじまったでよ、オラ1人で野菜作ってたんだぁ。そんだら時、旅してた師匠がオラの家にやって来て、そいでサムライの剣術を教わっただよ!
ナー:
凄いなギンちゃんは〜、その師匠さんはどこにいるのですかぁ〜?……あ、冒険者シチューとミートパスタお願いします〜。
ギン:
師匠はオラにこの木刀を託していなくなっちまっただ……この刀に認められた時、この木刀は本当の力を発揮するだろう……ってオラに言って……師匠、あん時は優しく微笑んでくれたなぁ……。
ペンタゴン:
木刀ってワンドじゃねーか!(笑) その師匠、絶対面白くって笑っていたんだと思うぞ?
ナー:
そうだったんだ…師匠さんと別れて寂しいですかぁ〜?……あ、おにぎりとハムサンド、それとトマト鍋お願いします〜。
ギン:
そんだらことねえ! オラ寂しくねーだよ! いつかオラはこの世で一番強くなってえ、師匠の耳にもオラの名前が届くようにするだよ!
ナー:
あ、アップルパイと梨のタルトを……そうですね〜、強くなればきっと天国までギンちゃんの名前も届くと思いますよ〜♪
ギン:
何言ってるだ? 師匠はまんだ生きてるでよ?
ペンタゴン:
生きてるのかよ!!(笑)
ギン:
師匠はオラと反対方向さ旅に出たんだぁ。そっちさ街に“ユウカク”っちゅう強ぇ奴等が沢山いる修行場があるんだってよう! オラにはまだ早ぇって一度も連れて行かれんともよ。オラも一度行ってみてぇーんだ(笑)
ナー:
そ、そうなんだ……生きてたんだ。師匠さん(笑)
ギン:
ちなみに師匠の名前はキン! ドリアッドの4月生まれで「花吹雪のキンさん」ってみんなから呼ばれていただよ。
GM:
別名遊び人のキンさんですな(笑)
ナー:
ドリアッドですか〜それは一度会ってみたいですね〜……あ、カレーとゆで卵とソーセージお願いします〜。
ギン:
って! いい加減にオラでもツッコムだよ!(笑) おめ、いくら食えば気がすむだあ!?(笑)
GM:
ギンが自分の話からふと我に返ると、そこには山済みにされたお皿と、なんだなんだと集っているギャラリー達。
ギン:
ちぃーっとお店の人さ会計を聞いてみるだよ。
GM:
「今の所……このくらいになります」――具体的には[裕福度]が1減ります。
○解説11 「裕福度」
ランドアース大陸では基本的に物々交換で流通は成り立っています。一応、金・銀・銅などの貨幣もありますが、それは一部の王族・貴族・商人達が使うのみで一般的ではありません。無限のファンタジアではそれらを統括的に[裕福度]というルールで表し売買の基準とします。[裕福度]は「赤貧」「貧乏」「普通」「裕福」「大富豪」の5段階に分かれており、自分の[裕福度]の範囲の中から、PC達は買い物を好きなだけしたりします。
GM:
普通なら食事をしても裕福度は減りません。
ギン:
食べ過ぎだぁーーーーー!!(笑)――お店の人にこれじゃ駄目?って聞いてみるだよ。[裕福度]減らさないでも良い?(笑)
GM:
「足りないかと……」
ナー:
そうですね〜もうちょっと食べたいですね〜……あ、肉の串焼きと蟹の蒸し物お願いします〜♪
ギン:
まだ食うだか!?
ナー:
これぐらい普通ですよ〜(笑)
GM:
じゃあ今後、ナーが普通に食事をすると[裕福度]が1減るって事で。
ギン:
それは困るだ……店員さんに言う――片付けちゃって下さい(笑)
GM:
ではそろそろペンタゴンが飯屋に入ってきます。なにやら人だかりができていますね。
ペンタゴン:
やっと入れる――なんだ? 何が起きてるんだ?――とギャラリーが集っている方へ。
ナー:
いやです〜〜連れて行かないで〜〜!――と、私の腕をお皿から引き離そうと店員さんが掴んでいます(笑)
ペンタゴン:
じゃあ横から店員の腕を掴んでナーから引き離す――おい、事情は知らねーが女の子が嫌がる事をしてんじゃねーよ!
GM:
「なんだお前? こいつ等の仲間か?」
ペンタゴン:
いや、ただの――
ナー:
(声をかぶせて)――遅いですよ〜。待ちくたびれて、もう腹八分目です〜!
ペンタゴン:
腹八分目!? ふざけんな!(笑)
ギン:
その流れるような反応とツッコミを見て――なんだあ、ナーの友達かぁ! それなら助かっただよ、オラじゃ払えなくて困ってたんだぁ(笑)
ペンタゴン:
いや、待て、何か話がおかしな方向に――
エレナ団長:
と、ポロリとペンタの財布から宝石が1つ落ちます。
ペンタゴン:
ちょ、何いきなり言ってるんだよ団長!(一同爆笑)
GM:
「お、これなら十分だ! この後も自由に食っていいぞ! 好きなだけ食べな」――ペンタゴンは[裕福度]を1減らして下さい。
ペンタゴン:
俺かよっ!(笑)
ナー:
店員さん! もう1巡り(メニュー制覇)お願いしますー♪
GM:
「あいよ!」
ペンタゴン:
お前も「あいよ!」じゃねーだろ!(笑)
ギン:
いや〜さっすが本場のサムライだあ。太っ腹だなぁ…オラぶったまげたで!(笑)
ペンタゴン:
ぶったまげたのは俺の方だ! だいたいサムライって何だ! クラスですらねーじゃねーか!(笑)
ナー:
あ、ありがとう御座います〜。とってもお腹が空いてたんです〜――と正面から見つめてお礼を言います。
ペンタゴン:
い、いや……そう面と向かって言われちゃうと……――払っちゃうんだろうなぁ、性格が<恋愛>寄りだしな俺(と消しゴムで裕福度を1下げるペンタゴンのプレイヤー)。
ナー:
えっと……それで、どちら様でしょう〜?(笑)
ペンタゴン:
あ、ああ……俺の名はペンタゴン。冒険者だ。
ナー:
ペンちゃんですね〜♪
ペンタゴン:
いきなり略すな! お前はなんなんだ!?
ナー:
私はナーシサスです〜。ナーと呼んで下さいな。それでこっちの――
ギン:
オラの名前はギンジロウ! サムライだ! 今日からおめも友達だ!(笑)
ペンタゴン:
知るか! 今会ったばかりじゃねーか!
ギン:
んだから今から友達だで(笑)
ペンタゴン:
じゃあさっきは友達じゃなかったんだな? 俺が払った[裕福度]返せ。
ギン:
そんな難しい事言われても、オラさっぱりわかんねーだよ(笑)
ペンタゴン:
わかれよ! と言うよりお前はワンド持ってるんだから紋章術士だろうが! なんでそんな頭弱いんだよ!!(笑)
ナー:
店員さーん、珍しい果物のジュースが飲みたいです〜♪(一同爆笑)
ペンタゴン:
いや、待て! それって[裕福度]が1ランク上じゃねーか! 却下だ却下! 追加[裕福度]取られたらどうするんだ!!(笑)
ギン:
まーまー、あんま怒ってると体に悪ぃぞ?
ペンタゴン:
怒ってねーよっ! ツッコンでんだ!! 誰のせいだと――
ナー:
アップルパイ追加です〜♪
ペンタゴン:
おおいッ!!!(一同爆笑)
――プレイ中断……閑話休題……
GM:
え、えっと……そろそろ合流して下さい団長さん(笑)
エレナ団長:
では三つ編み村娘さんを伴ってやって来ました。
GM:
なんか1つのテーブルだけ混沌としています。
サクヤ:
ペンタゴン、何をしている。
ペンタゴン:
――だーかーらー……って、おおサクヤ!? じゃあ……――団長を見つけて――どこ行ってたんだよ探したんだぜ?
エレナ団長:
それはこっちの台詞ですよ、いつも勝手にいなくなっちゃうんだから。
ペンタゴン:
いや、それは……そうなのか?(笑)
ナー:
ペンちゃんのお姉さんですかぁ〜? 始めましてペンちゃんのお友達にさっきなりましたナーシサスです〜。ナーって呼んで下さいね。
ギン:
こんな……小さな子が姉ちゃんなわけねーだよ、きっと妹――
エレナ団長:
心攻撃の衝撃波(コロコロ)……15点ダメージ! ふっとばします。
ギン:
って、いきなり何すっだ!?――壁にめり込みながら(笑)
エレナ団長:
小さいって言いました! 初対面で人が気にしている事を…うう〜〜!!!
ギン:
痛いだとも……これがあのコの愛情表現なんだでな? まったく……モテる男は辛いだよ(笑)
ペンタゴン:
いや、どうして今のでモテると勘違いする……?
サクヤ:
姫、たぶん今のは背の事だと思います。団長は150しかないですし。
エレナ団長:
あ、そうだったのですか?
ギン:
実はそういう意味で言っただよ――プレイヤーが微妙に勘違いする間を作って言ったのも確かだけど(笑)
ペンタゴン:
まぁ、いきなり胸の事言う奴はいねーだろ(笑)
エレナ団長:
そうですよねぇ〜……(コロコロ)……ペンタゴンにも15点です。
ペンタゴン:
なーーぜーーー!!(一同爆笑)
サクヤ:
一言多いんだ……愚か者め(笑)
ペンタゴン:
ぐはぁ……。
ギン:
と、とりあえずおめは何だでよ?――元に戻って(笑)
エレナ団長:
えっと……私は姉でも妹でもないです。ペンタゴンとこっちのサクヤと一緒に旅団を組んでいるんです。
ナー:
旅団ですか〜それは凄いですね〜♪
ペンタゴン:
ああ、団長は世界を平和にする為に、全ての弱者を救うべく最強を目指しているんだ! どうだ、凄いだろう?
サクヤ:
なんでお前が自慢する。
ペンタゴン:
団長が褒められると嬉しいからだ(笑)
ギン:
最強かぁ! そいつは丁度良いだよ! オラも最強を目指して旅してんだあ! オラも仲間に――
ペンタゴン:
駄目だ!!!
ナー:
じゃあわ――
ペンタゴン:
却下だ!!!
ナー:
ま、まだ一人称も言ってなかったのに……
ペンタゴン:
なんでてめえらみたいな天然コンビを旅団に入れねーといけねーんだ?――(ただでさえサクヤが居て、団長と2人っきりになれないってーのに!)――と本音を心の中で(笑)
エレナ団長:
まぁ! 最強を目指しているの? 凄いじゃないペンタゴン! こんなにも心強そうな仲間をスカウトしてくるなんて(笑)
ペンタゴン:
ギンジロウ、ナーシサス、これから共に頑張ろうじゃないか!(一同爆笑)
サクヤ:
言ってる事変わっているしな。
ナー:
気にしないです〜(笑)
ギン:
そんなペンタゴンは結構好きだでよ(笑)
GM:
と、そんな事をしていると、何か言いたそうに三つ編みの村娘さんがいたり。
エレナ団長:
そうだった! 実は助けてあげたい子がいるのよ?
ペンタゴン:
ん? なんだそいつは?
エレナ団長:
実はね……と事情を説明します。
GM:
エレナが説明し終わると同時に、三つ編みの子は――「私、あ、あの……私の村を助けて下さい!」
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第5幕 徹夜で行軍は止めましょう
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