<巻頭特集>

■今月の楓華列島情報

 6月1日、トツカサの地シラトリにて、ジリュウ軍とトツカサ軍の合戦が行われました。
 この合戦にはジリュウ軍には元アルガ王トキタダ公とその手勢、トツカサ軍にはマウサツ国が付き、ほぼ互角の激戦を繰り広げました。
 波状攻撃のジリュウに対して鶴翼の陣を敷くトツカサ、その両翼に『霧幻衆』と呼ばれるジリュウの精鋭部隊が奇襲をしかけるものの、マウサツの冒険者がこれに対応、更に後詰めに控えていたトキタダ公の軍勢をもマウサツ国の別働隊が抑えきった事もあり、合戦は辛くもトツカサ側の勝利に終わりました。
 しかしトキタダ公との戦闘中に現れた謎の黒衣の男、その男の「我等と盟約を結んだあの者たちも、彼の地にて間も無く事を起こしましょう」という言葉、さらにジリュウからトツカサに向けられた降伏勧告の書状……セイカグドにて、さらなる戦の予感を感じさせます。
暗躍するトキタダ公

セトゥーナ州へ向かうカムライの団員達=イラストはカティ氏  一方、リョクバ地方ではミナモ大社に更なる奥への通路『死狂回廊』(しぐるいかいろう)を発見した他、『鬼の巫女』と呼ばれるカスミ氏が鬼の存在を言い当てるという出来事がありました。今後、鬼退治をする際の手助けになるかもしれません。
 また、占領後のガザン領の取り扱いについての話し合いが行われ、王に推挙されたカザクラの隊員2名は正式にこれを断りました。
 結局、1領はアキゴオリ、もう1領はガザン国の将軍が治める事に落ち着き、カザクラと、カザクラから分かれた『護楓の盾カムライ』はアキゴオリにおける通行権と交易権を手に入れました。
 その後、カザクラは隊員達がキナイ州の結界を抜け、天子様に謁見する事に成功。
 天子様の命により、三人の官女をランドアース大陸へと連れて行く事になりました。
 官女達は同盟諸国の冒険者ではなく、ミナモ大社のドラゴンズゲートの転移機能を利用できない為、マウサツの蒼の迷い路を通ってランドアース大陸を目指します。
 カムライはというと、セイリンよりセトゥーナ州へと渡る船を借り受ける間、駐屯地付近に出没した落ち武者狩りの依頼を請け負い、対応に当たっているようです。

●関連リプレイ
⇒⇒⇒≪楓華の風カザクラ≫鬼の巫女・カスミ
⇒⇒⇒シラトリの合戦(スレッドリプレイ)
⇒⇒⇒≪門出の国マウサツ≫シラトリの合戦 〜仮面の男〜
⇒⇒⇒【情報文章】降伏勧告
⇒⇒⇒【情報2】ミナモにて 〜戦評定(スレッドリプレイ)
⇒⇒⇒≪楓華の風カザクラ≫永劫の結界
⇒⇒⇒落ち武者たち(スレッドリプレイ)


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はじまりは・プルミエール 「合戦ですか……言い換えれば戦争ですよね」
ヒトの霊査士・リゼル 「ん? プルミーどうしたの? 珍しく考え込んで」
はじまりは・プルミエール 「いや、楓華列島の戦いでも私やセンパイみたいに情報局をしている人がいるのかなぁって」
ヒトの霊査士・リゼル 「……………」
はじまりは・プルミエール 「『トキタダのときめき情報局』とか」
ヒトの霊査士・リゼル 「いや、それ全然ときめかんし、相手大将格のトキタダ公が情報局やってどうすんのよ……」
はじまりは・プルミエール 「じゃあ『ときどき情報局』とか、『ときただ情報局』とか」
ヒトの霊査士・リゼル 「もういいわよ、好きにして頂戴……なんとかシラトリの合戦はトツカサ&マウサツ側の勝利に終わったわね」
はじまりは・プルミエール 「はい、でもまた新しい人が出てきましたよね、黒衣の男さん」
ヒトの霊査士・リゼル 「その、なんでもかんでもさん付けする癖はどうにかならないのかしら……と、それはともかく気になる台詞を吐いてたわね、その男は」
はじまりは・プルミエール 「『我等と盟約を結んだあの者たちも、彼の地にて間も無く事を起こしましょう』ですか」
ヒトの霊査士・リゼル 「そうね、トキタダ公やジリュウと盟約を結んだ者達って、いったい誰なのかしらね……」
はじまりは・プルミエール 「セイカグドにはもう国がないから、他所の勢力でしょうか?」
ヒトの霊査士・リゼル 「そうね、ノスフェラトゥとか」
はじまりは・プルミエール 「……! センパイは考える事が違いますね、流石なのです! グローバルなのです! 心に棚が7個ほどあるのです!」
ヒトの霊査士・リゼル 「はっはっは、なんか馬鹿にされてる気がするけど気のせい?」
はじまりは・プルミエール 「……………さて、次はリョクバ州方面ですね」
ヒトの霊査士・リゼル 「スルーしたわね」
はじまりは・プルミエール 「次はリョクバ方面ですね」
ヒトの霊査士・リゼル 「わ、わかったわよ。えーと、カスミさんの能力って、霊査に近そうよね」
はじまりは・プルミエール 「鬼の出現を占う、とかなんとかって話ですもんね。私にもそんな力が欲しいなあ」
ヒトの霊査士・リゼル「お菓子の出現でも占うのかしら?」
はじまりは・プルミエール 「うう、イジメなのです……」
ヒトの霊査士・リゼル 「それはそれとして、カムライと二手に分かれたカザクラは、キナイ州に張ってあった結界を突破したみたいね」
はじまりは・プルミエール 「あ、そうなんですよ。ドリアッドの武士さんに案内されて天子様の都、その名も楓華へ案内されたんです」
ヒトの霊査士・リゼル 「天子様とご対面したわけよね。どんな人なのかしら、天子様って」
はじまりは・プルミエール 「うーんと、顔は見せてくれなかったみたいですね」
ヒトの霊査士・リゼル 「……きっと素敵なおじ様で、マッチョのダンディなんだわ……」
はじまりは・プルミエール 「せ、センパイ……?」
ヒトの霊査士・リゼル 「ああ、あの胸板で私を……」
はじまりは・プルミエール 「センパ〜イ。帰ってきてくださいよぉ〜。どの胸板なんですか」
ヒトの霊査士・リゼル 「プルミーの洗濯板じゃない事は確かね。……さて、カムライの方は、海向こうのセトゥーナ州に渡るために、セイリンから船をもらえるみたいね」
はじまりは・プルミエール 「さりげなく心をえぐる一言があった気がしますけど……はい、落ち武者狩りとかで忙しくて、まだ船は用意されてないみたいですけどね」
ヒトの霊査士・リゼル 「駐屯地の近くにも落ち武者が現れたんだっけ。なかなかヘビーな気がするけど、頑張って欲しいわね」
はじまりは・プルミエール 「新しく出来たカムライの人も、カザクラの人も、マウサツの人もみーんなファイトなのですよ!」