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人狼と吸血鬼

<人狼と吸血鬼について〜その2〜>


 2009年2月、地中海に浮かぶフランス領コルシカ島に、強大な破壊エネルギーの渦の発生が確認されます。
 それは、メガリス『闘神の独鈷杵』の力の代償である
『闘神の渦』でした。
 さらに人狼十騎士の『顔の無い男』こと清廉騎士カリストは、闘神の渦の力を我が物にせんとしていたのです。
 卒業旅行を兼ねて現地に向かった高校3年生達は、
カリストの儀式を妨げることに成功しますが、カリストは驚くべき目的を語ります。
『ヨーロッパの世界結界を破壊する』
 闘神の渦を利用し、世界結界の破壊を狙うカリスト。
 人狼と敵対する吸血鬼組織もまた、渦の力を狙います。
 コルシカ島に飛び、決戦を挑んだ能力者達は、原初の吸血鬼に先んじて世界結界破壊儀式を止める事に成功しました。
 ですが、戦いの中で倒されたカリストは、液体状の姿となって戦場から消えたのです。
 果たしてカリストの正体とは……?
 能力者達の前に、新たな謎が示されるのでした。


■闘神の渦

 2009年2月。能力者達の元に、闇の格闘大会で共に戦った白虎拳士のタマミから連絡が届きます。
 フランス領コルシカ島に、強大な破壊エネルギーが発生しているというのです。それはメガリス『闘神の独鈷杵』の力の代償として発生した、『闘神の渦』でした。
 闇の格闘大会の主催者が用いていたメガリスの力は、コルシカ島に破滅をもたらそうとしていたのです。
ここで雪辱を果たさせてもらうわ、銀誓館!

 能力者達はタマミからより詳しい話を聞くためにヨーロッパを訪れますが、タマミは銀誓館学園を敵視する吸血鬼組織の襲撃を受けていました。
 その中には体内からゴーストを出現させる、恐るべき『原初の吸血鬼』の姿もあったのです。
 タマミと共に敵の手を逃れた能力者達は、闇の格闘大会の裏で糸を引いていた『顔の無い男』が、人狼十騎士の一人であり、『闘神の渦』の力を我が物にしようとしている事を知らされます。

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 闇の格闘大会   絵葉書はヨーロッパの香り

■戦う卒業旅行

 『顔の無い男』の野望を阻止するため、卒業式を終えたばかりの高校3年生達が、3手に分かれてヨーロッパに向かいました。

 フランスのマルセイユで吸血鬼組織を食い止める班。
 イタリアのジェノバで人狼十騎士『聖女アリス』率いる増援部隊を食い止める班。
 そして、コルシカ島で『顔の無い男』の儀式を阻止する班。

 それぞれの地で激戦が繰り広げられ、ジェノバ、マルセイユの班は、アリス率いる精鋭達や原初の吸血鬼が呼び出すゴースト達に苦戦を強いられながらも、勝利を収める事に成功します。
人狼十騎士・聖女アリス
 
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  マルセイユの風 〜仏蘭西旅情〜 /  出港は許可できない

■清廉騎士カリスト

 一方、コルシカ島に向かった能力者達は、『顔の無い男』こと清廉騎士カリストと対面していました。
 『顔の無い男』の呼び名に相応しい、異様な風貌のカリスト。
 レオポルディーネ・テスタメント(孤高の女狼・b37142)は、カリストは人狼では無いのではないかと問いただします。

 現在は銀誓館学園の仲間となった人狼十騎士の一人、螺旋剣ズィーベンは、『十騎士の中に人狼でない者達がいる』と語っていました。その者達が、人狼を吸血鬼との戦いに駆り立てる、『夢の中のネジ』と関わりがあるのは間違いありません。
 カリストこそが、その1人ではないか……。
 レオポルディーネの推測が事実であるかは明らかになりませんでしたが、能力者達は『闘神の渦』の力を結晶化する儀式を行う人狼達を倒す事に成功します。
人狼十騎士・清廉騎士カリスト
  ですがカリストは、なお余裕気に自らの目的を能力者達に語ります。

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  嵐の島、波は穏やか闇は迫り

■ヨーロッパ人狼戦線2

 清廉騎士カリストの狙いは、『闘神の渦』を利用し、ヨーロッパの世界結界を破壊する事にありました。
 世界結界を守るため、能力者達はコルシカ島での決戦に挑みます。
 対するは人狼十騎士の清廉騎士カリストと聖女アリス。
 原初の吸血鬼に率いられた吸血鬼組織も、『闘神の渦』の力を狙います。

人狼十騎士・清廉騎士カリスト
 世界決壊の破壊を阻止するため、決戦に臨む能力者達。
 『生命賛歌』を受けた彼らを迎え撃つべく、人狼側に協力する能力者集団『処刑人』の罠が発動します。
 罠に苦しめられながらも優勢に戦いを進めていた能力者達でしたが、三人目の人狼十騎士『背徳のラダガスト』の
率いる敵増援の到着を許してしまいました。
 さらには原初の吸血鬼側には圧倒的な力を持つ『伯爵』が降臨し、能力者達は一気に瀬戸際の戦いを強いられる事となります。
 ですが、この窮地に能力者達は団結して立ち向かい、
原初の吸血鬼側が『闘神の渦』に至るより早くカリストを撃破。世界結界破壊儀式を止める事に成功しました。

処刑人たち 人狼十騎士・背徳のラダガスト
『伯爵』

 ですが、倒されたカリストは、緑色の液体となって姿を消してしまいます。
 もはやカリストが人狼騎士などではない事は明らかです。
 カリストは、一体どのような存在なのか?
 その謎が解き明かされる時、戦いは全く違う側面を見せるのかもしれません……。

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 ヨーロッパ人狼戦線2

■未確認情報

 上記の他にも、以下のような事があったと噂されています……。

 ・2009年 3月26日 処刑人、コルシカ島で戦いの意義を議論する
 ・2009年 3月29日 『伯爵』、降臨