＜巻頭特集＞

■ノスフェラトゥ戦役〜チキンレッグ同盟加入へ〜

2005年1月14日、死者の祭壇より突如ゾンビ・ジャイアントの大群が現れ、護衛士団『北の剣アンサラー』を襲いました。この攻撃によりアンサラーは壊滅、護衛士2名が戦死した他、護衛士団長である「白髏の霊査士・ロウ（a90004）」が生死不明となりました。 　この襲撃には、『パンドラ』と呼ばれる謎の女性（本ページ上部）の関与が明らかとなっています。 　パンドラは兼ねてよりランドアースでの暗躍が認められる「謎の存在」の1人であり、古くは旧リザードマン王国において、君主である「青鱗の大沼王・バグウォッシュ（a90128）」の側近として彼の国を荒廃させたり、『死者を操る』とされる能力により、同盟諸国の内部にも動乱の種をばら撒いていました。しかし、表立った形で行動を起こしたのは、このアンサラーが初めての事です。

その後の調査により、パンドラ他ランドアースで暗躍する者達は、新たなる列強種族『ノスフェラトゥ』である事が明らかとなりました。 　円卓の間での票決の結果、同盟諸国は総力をあげて、ノスフェラトゥの迎撃を選択しました。 　まずは2005年1月18日より、アンサラーを突破したゾンビ・ジャイアントの大群を、護衛士団「北の砦エルドール」で撃退する『エルドール防衛戦』が行われました。 　アンデッド 　防衛戦は2日間に及び、数多くの重傷者を出したものの、同盟諸国はゾンビ･ジャイアントの撃退に成功しました。

引き続き同盟諸国は、返す刀でノスフェラトゥ及び彼等の操るアンデッド軍団の拠点とされるドラゴンズゲート「死者の祭壇」への、冒険者による総攻撃……『ノスフェラトゥ戦役』の決行を採択します。 　一進一退の攻防ながらも同盟諸国は徐々に勝利を重ね、遂には「死者の祭壇」を奪取、最下層にある「地獄門」の開放にも成功します。 　地獄門の先には、何故か広大な地底空洞、いや「地底に広がる平原」とも呼ぶべき空間が広がっていました。 　その地、「終着の地エルヴォーグ」にて、ノスフェラトゥ部隊と抗戦する同盟諸国。奉仕種族を盾にするノスフェラトゥに苦戦しつつも善戦していたその時、予想外の出来事によって、痛み分けの形で戦役は終了します。

それでもノスフェラトゥ達のランドアースからの撃退には成功し、命からがら生還した同盟の冒険者達を待っていたのは、実に意外な知らせでした。 　なんと、列強種族『チキンレッグ』が、エルドールや死者の祭壇まで同盟を助けに来てくれていたのです。これは、長きの期間に及ぶ「カーネル護衛士団」の対チキンレッグ領に対する着実な成果により、もたらされた結果でした。 そして2005年2月8日、遂にチキンレッグ王国は、同盟諸国への加入を表明したのでした。

	「うーん。こうして記事にして読み返すと、かなり色々動いたのねえ」
	「死者の祭壇からやってきたパンドラさんとゾンビジャイアントがアンサラーを壊滅させて、その次にエルドールに向かったけど私達が防衛して、のすへらとーを返す刀で死者の祭壇にぎったんばったん……こんがらがって頭が痛くなってきました」
	「お、落ち着いてプルミー、怖い顔になってるわよ。要はノスフェラトゥに攻め込まれたけど、押し返すのに成功しましたって事」
	「なるほど、それならわかるのです！」
	「ほ、本当にこんなんでこれから大丈夫なのかしら……」
	「きっと大丈夫ですよ〜。チキンレッグさんも同盟に加わった事ですし。百人力です！」
	「……いや、そーいう事ではなく。でも、チキンレッグが同盟に加入してくれて有難いのは確かね。同盟内でもチキンレッグの冒険者をチラホラ見かけるようになったし」
	「チキンレッグさんはお羽根がふかふかであったかそうなのです、腕枕とかしてもらったら気持ち良いんだろうなぁー」
	「……えーと、話は戻るけど、ノスフェラトゥを押し返したらそこは終着の地エルヴォーグという場所だったのよね。未知の土地だし、あの怪しいザンギャバスの行方も知れないし……」
	「行方が知れないといえば、生死不明になっちゃった霊査士のロウさんは大丈夫でしょうか……」
	「うーん、どうだろね。なんかロウさんってカクカクしながら80歳くらいまで生きてそうな気がしない？」
	「センパイの中でロウさんってどんなイメージなんですか……？」
	「ま、ロウさんの捜索やエルヴォーグの調査は破軍の剣アンサラーの護衛士さん達がやってくれてるから。良い結果が出ることを期待しましょう」