<巻頭特集>

■今月の楓華列島情報

 7月1日、トツカサの地シラトリにて、再びジリュウ軍とトツカサ軍の合戦が行われました。
 トツカサはマウサツを援軍とし奮闘しましたが、同じく元アルガ王トキタダ公の軍勢を援軍としたジリュウに敗北し、トツカサはジリュウにシラトリの村を含む第3領を奪われてしまいました。
 この戦の結果により、ジリュウは更に気勢を上げてトツカサへ攻め込んでくる事が予想され、トツカサとそれを助けるマウサツは更なる境地に立たされています。
ジリュウはトツカサ第3領を獲得しました

蒼の迷ひ路  ランドアース大陸へ向かっていたドリアッドの三人官女ですが、ミナモを抜けセイリンを訪れました。
 三人官女はあわや天子様を敬愛するセイリン王タカムラ公の3ヶ月にも及ぶ長い歓待を受ける所でしたが、カムライ隊員による活躍で、茶会の歓待のみを受けてセイリンを発つ事に成功します。
 この依頼では3ヶ月をさほど長いとは思わないという永遠の命を持つドリアッドと、有限の命を持つ者達の、時間に対する意識の違いを垣間見る事もできました。
 セイリンを発った三人官女はその後、マウサツを経由してドラゴンズゲート『蒼の迷ひ路』を越え、無事にランドアース大陸へ到着しました。今後はランドアース大陸を見てまわるようです。

 7月10日、キナイより天子様の連絡があり向かったカザクラの面々。そこでトオミフジ州にてモンスターが出現したという一報が寄せられます。カザクラの隊員達は、キナイの武士団と共に戦いに向かう事を選択し、見事これに勝利しました。
 翌日、カザクラの面々は天子様より同盟入りの条件として『トオミフジ州における困難の排除』という勅命を受けたのです。

 一方、護楓の盾カムライの面々はセイリンの国より船を手配してもらい、7月12日、リョクバを離れセトゥーナへと旅立ちました。
 カムライの仕事は、まずセトゥーナでの落ち着く地を確保する事。  次に、マウサツからの船を、カムライがセトゥーナで駐屯する場所に派遣できるように便宜する事です。


●関連リプレイ
⇒⇒⇒ジリュウよりの使者(スレッドリプレイ)
⇒⇒⇒シラトリ攻防戦(スレッドリプレイ)
⇒⇒⇒≪護楓の盾カムライ≫三人官女 〜セイリンを越えてゆけ〜
⇒⇒⇒≪門出の国マウサツ≫3人官女 〜海路確保〜
⇒⇒⇒≪楓華の風カザクラ≫ドラゴンズゲートを超えて
⇒⇒⇒遙か東方よりの使者(送迎編)
⇒⇒⇒◆キナイへの旅◆(スレッドリプレイ)
⇒⇒⇒◆トオミフジ州方面戦線(簡易結果)◆(スレッドリプレイ)
⇒⇒⇒【情報4】セトゥーナへの道行き(スレッドリプレイ)


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はじまりは・プルミエール 「あちゃー、負けちゃったんですね……」
ヒトの霊査士・リゼル 「そう。同じ時期に起こった二つの戦い。ランドアース大陸ではザンギャバスに勝ったけど、楓華列島ではジリュウに負けちゃったのよ」
はじまりは・プルミエール 「領地数はジリュウが5、トツカサが2、マウサツが2、ですか。ジリュウが飛びぬけましたね」
ヒトの霊査士・リゼル 「これから厳しくなりそうねえ。ジリュウの攻勢を凌ぎきれるかどうか」
はじまりは・プルミエール 「ジリュウにはあのトキタダさんもバックについてますし……大丈夫なんでしょうか」
ヒトの霊査士・リゼル 「方針としては、楓華列島の他の隊に援軍を求めるみたいね。ただ、後で説明するけどカザクラはトオミフジ州を平定しなきゃいけないだろうし、カムライはセトゥーナへ向かっちゃったのよね……」
はじまりは・プルミエール 「なんかどこも大変なんですね……でも、きっと大丈夫なんですよ!」
ヒトの霊査士・リゼル 「……ちなみに、根拠は?」
はじまりは・プルミエール 「ありません!」
ヒトの霊査士・リゼル 「……とほほー」
はじまりは・プルミエール 「あ、ランドアースへ向かっている三人官女さんですけど。私もお三方みたいに、3ヶ月もの豪華歓待を受けてみたいのです……ああ、お菓子まみれ……」
ヒトの霊査士・リゼル 「をーい、そんなにお菓子食べてたら太るわよー」
はじまりは・プルミエール 「はっ、一瞬で現実に引き戻されたのです。三人官女さんはランドアースに着いたみたいですけど、無事に戻れるのでしょうか……」
ヒトの霊査士・リゼル 「またそれか。良い事を教えてあげるわ、そんな時は発想を逆転させるのよ」
はじまりは・プルミエール 「逆転……ですか?」
ヒトの霊査士・リゼル「そうよ。もし、三人官女が無事に戻れなかったら?」
はじまりは・プルミエール 「それは超大変なのです! 無事に帰さなきゃなのです!」
ヒトの霊査士・リゼル 「ま、そういうことね。大丈夫でしょうか、じゃなくて、大丈夫にしなきゃいけないのよ、何事も」
はじまりは・プルミエール 「りょ、了解なのです!」
ヒトの霊査士・リゼル 「といっても、私らには祈るくらいしかできないんだけどね」
はじまりは・プルミエール 「そういえば、カザクラの方々がトオミフジ州にモンスター退治って、どういう事なのです?」
ヒトの霊査士・リゼル 「ああ、それはね。ある日キナイの天子様に呼ばれてカザクラの面々がキナイの都に向かったんだけど」
はじまりは・プルミエール 「何のお話だったんです?」
ヒトの霊査士・リゼル 「マウサツが同盟諸国に加入した件について承諾したって事とか、共に歩もうとか……」
はじまりは・プルミエール 「なんだかよくわからないですけど、良い話だったんですね!」
ヒトの霊査士・リゼル 「そうね。その最中にキナイの東、トオミフジ州にモンスターが出現したという報が入ったの。その場に居合わせたカザクラの面々はモンスター退治を手伝おうとした、ってわけ」
はじまりは・プルミエール 「なるほど……楓華列島にもモンスターがいたのですね……」
ヒトの霊査士・リゼル 「結果はキナイの武士団とカザクラ隊の圧勝。翌日、天子様から勅命を受けたのよ」
はじまりは・プルミエール 「ちょくめい? なんですか、それ?」
ヒトの霊査士・リゼル 「んーと、えらい人の命令みたいなもんかな? トオミフジ州を平定したら同盟の傘下に加わろう、って言ってくれたのよ」
はじまりは・プルミエール 「わー、凄いのです! 太っ腹なのです!」
ヒトの霊査士・リゼル 「誰が太っ腹ですって?」
はじまりは・プルミエール 「別にセンパイの事は言ってないのです……」
ヒトの霊査士・リゼル 「……次にカムライだけど、いよいよ船を貰ってセトゥーナへと渡るみたいよ」
はじまりは・プルミエール 「セトゥーナですか……鬼がいるとは聞いていますけど、どんなところなんでしょうね」
ヒトの霊査士・リゼル 「そうね、わかってるのはセイリン王タカムラ公に書状を渡すよう頼まれた、イヨシキって国があるくらいかしら。落ち着ける場所を探して、そこにマウサツの船を呼べるようにするのが当初の目標ね」
はじまりは・プルミエール 「セイカグドに帰れるようにするですか?」
ヒトの霊査士・リゼル 「それもあるだろうけど、連絡を取れるようにってのが大きいみたいね。セトゥーナでドラゴンズゲートを見つけたりしてないから、しばらくの間、カムライは他の部隊と音信不通になるわけよね」
はじまりは・プルミエール 「あ〜、なるほどなのです。カムライの皆さんも、一緒に頑張りましょうなのです!」