世界結界の成立以前、忘却期の日本において、覇権を争った2つの勢力がありました。
一つは鎌倉を拠点とする源氏、もう一つは関西地方を拠点とする平家です。
激しい戦いの末、勝利したのは源氏の側でした。
平家は壇ノ浦に消え、彼らが遺した数々のゴースト兵器もまた、封印されたのです。
かつて天輪宗の開祖達が施した封印から目覚め、銀誓館学園の能力者達に滅ぼされた『大いなる災い』もその一つでした。
広島で数多の平家由来のゴースト達を蘇らせ、京都で妖獣兵器『不滅の災い』を復活させるトビアス。
その力は、失われし魔都『福原京』を現代の神戸に蘇らせます。
『平家にあらずんば人にあらず』の言葉を体現するかのように、平家以外の一切の侵入を拒む福原京。
ですが能力者達は平家の硬い守りを退け、福原京を再び無に帰しました。
さらに石像と化したトビアスを、神戸の影の城内部で破壊、封印したのです!
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