来訪者勢力『吸血鬼』が誇る「原初の吸血鬼」。
その原初の吸血鬼の中でも最強の存在が、『伯爵』です。
体内に数万とも言われるゴーストを内包した『伯爵』は、まさしく一軍に匹敵する最強存在であり、吸血鬼内で『伯爵』への対抗を考えていた勢力が壊滅した今、欧州吸血鬼の指導者というべき存在です。
完璧な「原初の吸血鬼」であり、流れる水を渡ることで悪影響を受ける彼を詠唱銀の豊富な日本への来訪させるべく、彼の配下は幾度も『伯爵』を日本に召喚しようとし、そのたびに銀誓館学園の能力者がそれを阻止して来ました。
ですが、ついに『伯爵』本人が動き出しました。彼は配下の妖獣軍団を利用し、北海道とサハリン島の間、宗谷海峡を丸ごと凍結させるという荒業によって、日本に上陸したのです!
札幌市を闇に包んだ『伯爵』と配下の吸血鬼達。
彼らを倒すことが出来るのは、銀誓館学園の能力者達をおいて他にありません。
決戦に挑んだ能力者達に対し、『伯爵』は配下最強の「大罪軍」を時間稼ぎの駒にし、さらに切り札の「秘されし大罪軍」を投入しての作戦で逆襲に転じます。
銀誓館学園は何者かの遅延工作で日本到着が遅れていた「ジハード」の参戦によって大罪軍を退け、『伯爵』を追い詰めます。しかし、妖狐と異形の介入で戦場は混乱。
能力者達は妖狐七星将「破軍」と協力し、異形を退けますが、『伯爵』は妖狐の庇護下に入り、中国大陸へと去ることになりました。
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