問い合わせ先

 なにはともかく、やってみよう!?
 TRPG版『無限のファンタジア』の体験日記です。
 登場人物の紹介はこちら。                          画:888

TRPGって?
キャラメイク
冒険開始!
GMに挑戦
終章


第9話 〜種族と冒険者クラスって?〜
○月△日
 僕達の所属する旅団も決まった。
 次はいよいよキャラクター作成だぞっ!!

「キャラクター作成の前に、種族と冒険者クラスの説明をしよう」
「わ、どんなのがあるんだろう♪」
 初めて無限のファンタジアを体験する女の子が、楽しげに声を上げた。
 キャラクターを作るときに楽しみなのは、やっぱりどんな種族があるのかとか、どんな職業(無限のファンタジアでは冒険者クラスだね)かを選ぶ所だと思う。
 それが一番とは言わないけど、とても楽しみな部分だって事はわかるんじゃないかな?


「まあまあ、落ち着いて。じゃあ、まずは種族から説明するよ。種族はこの6種類になる。
 種族の違いは概ね外見と能力値ぐらい。それは何故かというと、元々全ての種族は同じ姿をしていたんだけど、グリモアを巡る戦争で徐々に姿が変わっていったから、アイデンティティ等はどの種族も大差ないんだ……。おっとと、まぁそんな話は置いといて」
 そういって、GMは基本ルールブックの【32ページ〜33ページ】を開いて説明してくれた。

『ヒト』。
現代世界における人間と殆ど変わらない外見をしている。
僕らと同じと考えれば簡単だな。
『エルフ』。
尖った耳を持ち、比較的華奢な体つきをしているヒトと良く似た種族だ。
『ストライダー』。
動物の尻尾を生やしたヒトと良く似た種族。
しっぽが好きな人にはたまらないかも?
『ドリアッド』。
額に緑色の宝石を持ち、森深くに住む美しい種族。
緑色の髪の毛の先端には花が咲いているんだ。
『セイレーン』。
額に青色の宝石を持つ、美しい種族。
こちらは海沿いに住む種族で、髪の毛が水のようになっている。
『リザードマン』。
トカゲのような外見で、硬い鱗まとった種族。
その名の通りって感じだな。



「次に冒険者クラスを紹介しよう。こっちは11種類あるよ」
 次にGMは基本ルールブックの【36ページ〜57ページ】を開きながら説明する。



『武人(ウェポンマスター)』。
あらゆる武器を使いこなす戦士。
攻守のバランスもいい。
『重騎士(アーマーナイト)』。
重装備が可能で防御力に長けた戦士だ。
『狂戦士(デストロイヤー)』。
巨大な武器を振るう、完全攻撃型の戦士。
『翔剣士(フェンサー)』。
素早さと技の冴えを身上とする軽装備の戦士だ。
『忍び(シャドウ)』。
潜入行動や罠の解除等に長けた隠密の専門家だ。
他のゲームで言う「盗賊」の役割を持っていると言っていいだろう。
『牙狩人(ハンター)』。
弓を使った遠距離攻撃が得意な戦士だ。
『紋章術士(エンブレムマスター)』。
空中に紋章を描いて呪文を唱える術士だ。
語学にも優れている。
『医術士(ナースウィッチ)』。
傷をふさぎ毒を浄化する、治療術を扱う術士。
旅団に一人は欲しい所だ。
そうそう、ナースでウィッチだけど、ちゃんと男性もなれる。
『邪竜導士(ウロボロス)』。
破壊力の高い攻撃呪文を駆使する術士。
その力の強さのせいか、自分に悪い影響を及ぼす効果のアビリティも多い。
『武道家(グラップラー)』。
自分の肉体を極限にまで鍛え上げた戦士。
装備がない場合も武器を持っている他の者と遜色のない攻撃力を発揮する。
『吟遊詩人(トルバドール)』。
美しい歌と踊りで人々や動物、果ては自然までも操る術士。
特殊なアビリティが多い。

 とまあ、こんなところだ。
 この二つを選んで、キャラクターを作っていくんだ。
「今回はどんなキャラクターにしようかしら?」
 落ち着いた様子で、隣に座る美咲ちゃんは、じっとルールブックとにらめっこしている。
 おっと、いよいよ本格的にキャラクターを作るぞ。
「説明はこんなところかな。後はキャラクターを作りながら、説明していこう」
 よし、説明も終わったし、さっそく僕のキャラクターを作ってみよう!



●次のページ
⇒⇒⇒第10話 〜キャラクター完成! 僕のキャラクターが団長に!?〜



当サイトへのリンクはフリーです。
なお、掲載されている記事・写真・イラストの無断転用、加工、直接の引用等は禁止とさせていただきます。
(C)トミーウォーカー/新紀元社