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◆ウユト村とノソリン
 数日後、【エンドレスピース旅団】はウユト村へと到着していた。泥棒騒ぎがあったからと言って、別段それ以外は普通の営みが行われているのだろう。村にはのんびりとした雰囲気が漂っていた。

GM:村は今のところ至って平和です。
ギン:田舎の家を思い出すだでよ。
ナー:こういう雰囲気は大好きです〜♪
GM:畑には農耕を手伝うノソリンなんかが居て――「なぁ〜ん、なぁ〜ん」――と鳴いています。
ペンタゴン:おいナー、呼ばれてるぞ(笑)
ナー:ノソリン?
エレナ団長:これこれ♪(とルールブックのノソリンの絵を見せている)

○解説28 「ノソリン」

 この世界では騎乗と言えばノソリンです。温厚で人に良く懐きしかも働き者なので、騎乗以外にも農耕や荷物運びなどにも使われます。足は遅いが力持ち、かなり思い荷物を背負っても歩く速度は変りません(時速8キロ程度です)。ちなみに臆病なので戦闘の役には立ちません。帰巣本能が強いので、頼めば村人なども喜んでノソリンを貸してくれます(乗り捨てた時点で勝手に帰ってくるので……)。肌は基本的に緑色でしっとりしており、泣き声は「なぁ〜ん、なぁ〜ん」、哺乳類なので子供は卵で生まれません。

ナー:うぁ♪ 可愛いです〜〜♪――ノソリンの方へ行きます!
エレナ団長:でしょう? 可愛いよね♪ 私もルールブック見て思ったんだ(笑)
ペンタゴン:じゃあ俺はちょっとキメながら――何言ってんだ団長、ノソリンなんかより団長の方がずっと可愛いぜ。
ギン:ペンタゴン、みんな行っちまったでよ?
エレナ団長:もうナーシサスの隣でノソリンに触ってる(笑)
ペンタゴン:な!?
サクヤ:姫、ノソリンが食べるエサです――スッとエサを差し出す。
エレナ団長:食べさせてみよう。
GM:おいしそうに食べます――「なぁ〜ん♪ なぁ〜ん♪」
エレナ団長:か、可愛い(笑)
ペンタゴン:GM、俺も≪採取≫でノソリンのエサを集めるぞ!――おのれサクヤ、いつの間にあんなセコイ技を!(笑)
GM:ちなみにノソリンは普通に街中でも見られるので、そんなに物珍しいものでは無いですので。
ナー:そうだったのですか〜。
サクヤ:第1話で出て来なかっただけだ。
GM:とそんな所で15歳ぐらいの村の娘さんが、一発で冒険者だとわかる格好の皆さんの所へやってきます――エレナとペンタゴンとギンは[幸運]チェックして下さい。
エレナ団長:(コロコロ)……成功です。
ペンタゴン:……失敗だ。エサ集めしているからな(笑)
ギン:オラも失敗しただ。
GM:ではエレナの方に――「あの、助けに来てくれたのですよね?」
エレナ団長:ええ、私達は【エンドレスピース旅団】と言います。希望の岬ウキで話を聞いてやってきました。
GM:「ありがとう御座います! 本当に困っていたんです! どうぞお父さ――村長の家に案内しますね」
サクヤ:村長の娘か。
GM:「あ〜〜良かった! それにしてもこんな美少年さんが来てくれるなんて思いませんでした♪」
一同:『………………』
ペンタゴン:ああ! それで[幸運]チェックが3人だけだったのか(笑)
エレナ団長:!?(←気が付いた)
サクヤ:姫、落ち着いて下さい(笑)
ペンタゴン:おい、村長の娘さん。今のは団長に失礼だぜ、謝っておきな?――ノソリンエサを抱えつつ。
GM:「え?」――という顔をしてエレナを見て、やっぱり――「何がですか?」
エレナ団長:ゴゴゴゴゴゴッ!!!(笑)
ペンタゴン:あのなぁ、団長の名前はエレナ=ブルーアイス……女だ。
エレナ団長:うんうん(笑)
GM:「ご、ごめんなさい! 私てっきり――(途中でセリフを止めるGM)
ペンタゴン:――胸が無いから男だと思っ……てGM! なんで続き言わねーんだよ! ハモろうとしたのに!!(笑)
エレナ団長:ペンタゴ〜〜ン?(一同爆笑)
ペンタゴン:はッ!?

――その後、村長の家へ案内される一行。しかし……

エレナ団長:最後にペンタゴンの前で扉を閉めます。
ペンタゴン:あ……え?
エレナ団長:ちょっとだけ開けて――私達で話を聞いておくから、泥棒が村に来ないか見張っていてね♪――バタンッ!!(笑)
サクヤ:姫がお怒りだ。
ナー:火をつけたのは村娘さんですけどね〜(笑)
ギン:油を注いだのがペンタゴンだでよ。
ペンタゴン:いいよいいよ、俺は1人寂しくノソリンにエサでもあげてるから……(泣)




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