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◆雪山登山!?
 気配を追って追跡したサクヤだったが、結局その気配には途中で巻かれ戻る事になる。そして2人と別れた場所へ戻ってくると、そこではちょうど服を乾かしたエレナが、半分をナーシサスに貸している所だった。

サクヤ:……姫? いったい何が。
エレナ団長:あ、サクヤ!? 実は大変だったの――と説明。
サクヤ:なるほど……もとはと言えば姫の忠告を無視したナーシサスが愚かなのです。そのような者にまで服を分け与えるとは……姫はお優しい。
ナー:あう〜ごめんなさい、まさかこんな事になるとは……。
エレナ団長:まぁ…仲間だしね(笑)
ナー:ありがとうエッちゃーん……あと、サクヤの上着が欲しいなぁ(笑)
エレナ団長:(ピクッ)
サクヤ:まぁ一枚ぐらいなら貸そう。殆ど裸は哀れ過ぎる。
ナー:わ〜い♪ ぶかぶか〜〜(一同爆笑)
エレナ団長:あ〜〜ん! もういいもん! 私なんかどうせペチャパイなんだーー(泣)――走り去ってやる〜〜!!!
サクヤ:いや、止める止める止める――ここで単独は危険過ぎ。
エレナ団長:えぐっ…ひくッ……。
サクヤ:なるほどな……ペンタゴンが居ないと姫はこういう行動を起すのか(笑)
ナー:ストレスの行き場が無い状態ですねぇ……まぁそれはそれとして、これからどうしましょ〜?
サクヤ:ここで野宿が良いだろう。下手に動くよりここで警戒していた方が良い。
GM:それでは3人は野宿ですね。
サクヤ:火を焚く。
ナー:お腹空いたです〜。
エレナ団長:ああ、こんな時にペンタゴンが居てくれたら……山の中で何か見つけて美味しい物食べられるのに……。

村のペンタゴン:俺の存在価値っていったい……。

GM:ではそれから数時間後の山の中、1人登っているギンは木々の合間から見える焚き火の光を見つけます。
ギン:そこに向かうだでよ。
GM:とすると……たぶん見張りをしているのはサクヤですね。
サクヤ:気配を察して短刀を構えるが、ギンジロウだと気が付いて警戒を解く――ギンジロウ、どうしてここに来た? 村で何かあったか?
ギン:おお、サクヤ! こんな所にいただか!?
エレナ団長:その声に起きよう……んん?
ナー:わたしも〜どうしたんですか〜〜? あれ、ギンちゃん?
ギン:団長もナッちゃんも。
エレナ団長:ギンジロウも結局来たんだ……あれ、ペンタゴンは?
ギン:ペンタゴンなら……村娘さんと宴会中だでよ。
ナー:酒池肉林?(一同爆笑)
エレナ団長:なんですってーーー!?
ギン:オラは宴会抜け出してここにやって来ただで、ペンタゴンはまだ宴会中だと思うだでよ。

村のペンタゴン:真面目に村の見張り中なんだが……ノソリンしかいねーぞ?

エレナ団長:ふっふっふっ…こっちは大変な思いしているっていうのに……ペンタゴン! ゴゴゴゴゴゴッ!!
ナー:な、なんかエッちゃんが怖いです〜(笑)
エレナ団長:みんな! この山の上に仙人がいるって言うし、まずはそこを目指すからね!
ナー:えっと……まだ真夜中ですよ〜?
エレナ団長:文句あるの?
ナー:無いです〜(笑)
エレナ団長:じゃあ出発!!
サクヤ:すでに荷物をまとめて――そうですね姫、少なからずこの山に住んでいるものなら事情を知っているはず。
エレナ団長:ええ……――ちなみに現在の団長切れポイントは4点です。
一同:『切れポイント!?』
GM:えっと……それって溜まるとどうなのですか?
エレナ団長:ペンタゴンに八つ当たりが行きます。
ペンタゴン:俺か!!(一同爆笑)



 その後、山の頂きを目指して夜間行軍を開始する一行。まだ時期は春であるというのに、明らかに冬と同じくらいに寒くなり……――

GM:やがて雪が降り出し、進めば進むほど地面は雪で埋まっています。
ナー:さ、さぶいです〜。
エレナ団長:そっか、私達ってものすごい薄着なんだ(笑)
ギン:ナッちゃん、これを着るだでよ――と自分の上着を。
ナー:それをちゃっかり着てから――でも、ギンちゃんは大丈夫ですか〜?
ギン:オラぁ平気だでよ。まだ余裕ー余裕ー!!
ナー:じゃあもう一枚下さい〜(一同爆笑)
エレナ団長:ひ、酷い(笑)
ナー:わたしは素直に天然なので〜(笑)
サクヤ:鬼め。
ギン:こ、これを着るだでよ! ま、まいっちまうだでよ……あ、あはははは……ックション!!(笑)
エレナ団長:えっと……本当に大丈夫なのギンジロウ?
ギン:おう! 大丈夫ダイジョウブ!――とフンドシ一丁(笑)
GM:ここにペンタゴンが居てくれたら……。
サクヤ:まったくだ、ツッコミが入るものを……。

村のペンタゴン:お前の黄色い肌を見ていると、なんか親近感感じるんだよなぁ?――と黄色いノソリンと話しているぞ。

GM:では薄着の人とほぼ裸の人は[幸運]チェックをして下さい。失敗すると風邪引きます。
エレナ団長:(コロコロ)……成功。
ナー:……暖かいから風邪引かないです〜♪
ギン:ぶぇ〜〜っくしょい! ズズ〜〜……失敗(笑)――フンドシ一丁じゃあしょーがねーだでよ(笑)
GM:ギンは熱っぽく頭痛いしフラフラします。
ギン:オラ……なんかフラフラするするだ……――バタン! ジュワーッ! と解ける雪。
エレナ団長:あああギンジロウが!?(笑)
GM:ギンはこのセッション中、激しい運動をするたびにバッドステータスの[毒(2)]と同じ効果を受けます。
ギン:わかっただよ。
エレナ団長:ギンジロウを診断して――これは下山した方がいいかも……。
ナー:ギンちゃんしっかりして下さい〜!?
ギン:そんだらこたぁねぇ! オラぁ大丈夫だぁ。ナッちゃん……オラは山頂を目指すだでよ。たとえフンドシ一丁で、今にも凍えそうだども、オラァ――
ナー:ギンちゃん……わかりました〜〜山頂を目指しましょ〜♪
ギン:えっ!?(笑)
サクヤ:姫、では参りましょうか。
エレナ団長:あ、えっと……いいのギンジロウ?
ギン:ち、ちぃーっとばかし辛――
ナー:(遮って)大丈夫です!(一同爆笑)
ギン:ナ、ナッちゃん!?
ナー:ギンちゃんの為にも上を目指しましょ〜!
ギン:そろそろ体が凍って動かなくって来てたり……。
サクヤ:ギンジロウの体にロープを結わえて――行きましょう姫、ギンジロウは私が――と引きずっていく。
ナー:さぁ行きましょ〜♪

――そして凍ったギンジロウを引きずって山を登る一行。




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