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◆ レベルアップ!
冬と見まごう程の寒さの中、遠くに暖かな光が見えてくる。
それは山の頂付近に作られた簡素なロッジだった。
GM:
では全員【技】の目標2LVで判定して下さい。
サクヤ:
(コロコロ)……成功。
エレナ団長:
……あ〜駄目だった。
ギン:
(←凍っているからか振る気無し)
ナー:
4LV成功です〜! これはご飯の匂いですよ〜〜♪
エレナ団長:
え、そうなの?
GM:
本当は山小屋の明かりを見つけるのですが……まぁご飯の匂いでも良いです(笑)
ナー:
ダッシュ!
エレナ団長:
あ、待ってナーシサス!?
サクヤ:
ギンジロウを引きずって行く。
GM:
では山小屋の前に到着します。
ナー:
トントントン♪ こんにちは〜!
GM:
「誰じゃ?」――と扉が開いて顎鬚を伸ばしたお爺さんが出てきます。そしてサクヤとナーを見て――「うひょっ!?」(一同爆笑)
サクヤ:
仙人か。
エレナ団長:
仙人よね。
ナー:
仙人です〜。
GM:
「さぁお嬢ちゃんたち入った入った、外は寒いじゃろう? 暖かいトン汁もあるぞ?」
ナー:
いただいてます〜♪――モグモグ♪
GM:
「早ッ!」(笑)
エレナ団長:
あ、どうもありがとう御座います――と入るね。
サクヤ:
ギンジロウは玄関に転がしておく、勝手に溶けるだろう。
GM:
凍ったままなのもアレですし、すぐ溶けていいです。
ギン:
じゃあ溶けて――死ぬかと思っただぁ!(笑)
エレナ団長:
あ、ギンジロウ復活だね。
ナー:
モグモグモグ。
GM:
「ん? 男などいらんのに……」
ギン:
はっ! もしや爺っちゃん……仙人様だでよ?
GM:
「いかにも! わしの事を人はハッキン仙人と呼ぶ!」
ナー:
8禁? 発禁?
GM:
いや、白いに金色……プラチナの意味ね。
ナー:
ああ、白金(笑)
ギン:
土下座!――オラに修行をつけてくれ!
GM:
「わしは女しか弟子にしない主義でな」
ギン:
そこをなんとか! オラ、師匠の花吹雪キンを越えなきゃならねーんだ!
GM:
「何、キンじゃと!? あの居るだけで女の子が寄って来る花吹雪のキンか!?」
エレナ団長:
うわぁ(笑)
サクヤ:
寄せ餌か。
ギン:
師匠を知っているだでよ!?
GM:
「わしはキンの師匠じゃからな」
ギン:
師匠の師匠!!
サクヤ:
エロの師匠か。
エレナ団長:
それしか無いよね。
ナー:
エロエロです〜。
GM:
ハッキン仙人はギンの方を向いて――「うむ、キンが取った弟子か……お主、女子にはモテとるか?」
ギン:
まいっちまうだよ、みなオラに惚れてるだぁ(笑)
GM:
「う〜〜ん、考えんでもないな……」
ギン:
おお、好感触(笑)
エレナ団長:
じゃあペンタゴンの事も売り込んでおこう。なんか仙人に興味あったみたいだし(笑)――あの仙人さん、もう1人あなたに師事して欲しいって人がいるのですが……。
GM:
「ほう……それはどんな子じゃ?」
ナー:
ペンちゃんです〜♪
GM:
「うひょっ!? ドジッ子っぽい名前じゃ」(笑)
エレナ団長:
え…えっと……。
GM:
「肝心な所で失敗し、何も無いところで1人転んでるような子じゃな?」
エレナ団長:
あ〜〜それは否定しないかも。
ナー:
基本的に頼り無くて、いつも貧乏クジな苦労性です〜(笑)
エレナ団長:
で、でも実は子供好きで世話焼きでお人好きだし……と一応フォロー。
GM:
「素晴らしい! 完璧な萌えっ子じゃないか! 是非連れて来てくれ」(笑)
エレナ団長:
じゃあ雪が止むのを待ってから――
※リプレイではカットしていますが、この場にいないペンタゴンが散々ツッコンでいました。
サクヤ:
あの……姫、ここに来た目的からズレていると……。
エレナ団長:
ああ!(笑)――そうだ仙人さん、麓の村で泥棒騒ぎが――
GM:
「わしじゃないぞ」
一同:
『………………』
サクヤ:
誰もお前とは言ってない。
GM:
「………………わっはっはっはっ」
一同:
『………………』
エレナ団長:
あの…麓の村で泥棒騒ぎが起こっているんです。山の途中で出会った猿グドンが犯人じゃないかなぁって思っているんですけど、何か知りませんか?
ナー:
わたしの下着を盗られちゃったのです〜。
GM:
「わしじゃないぞ」
ギン:
だから爺っちゃんだとは誰も言ってねーだでよ!(笑)
GM:
「おお、そうか……わっはっはっはっ」
一同:
『………………』
サクヤ:
仙人の肩に手を置き――何を知っている?
GM:
ハッキン仙人はそっぽを向きます。
サクヤ:
そのまま動きません。視線に殺気が篭り出す。
GM:
「……いや、わしはただ……人としての生き方ってものを説教してやっただけじゃし……」
エレナ団長:
それを詳しく聞きましょうか?
――ハッキン仙人の話した内容――
◆猿グドン達は、人の村がある場所より山の逆側に住んでいた。
◆2ヶ月ぐらい前から、猿グドン達が住んでいた山側がどんどん寒くなって来た。
◆猿グドン達は安住の地を求め、山の反対側にやってきた。
◆このままではまずいと思い、猿グドン達に人としての生き方を説教した。
エレナ団長:
それで、人としての生き方って何を教えたのよ?(←なんかタメ口になってきた)
GM:
「農業を行い野菜を育てれば、自給自足できると。畑からいろいろな食べ物をゲットできると」
エレナ団長:
猿グドン達……後半部分しか聞いてなかったんじゃない?
ナー:
じゃあなんで服を盗むんですか〜?
GM:
「それはじゃな。見逃してやる代わりに、わしに献上する品を……――はっ!?」(笑)
一同:
『やっぱお前が原因か!』(笑)
サクヤ:
姫、殺っておきましょう。
エレナ団長:
……(迷って)……さすがにそれは駄目。
サクヤ:
よかったな……では姫の温情に感謝しつつ、刺殺・毒殺・絞殺……好きなものを選ばせてやろう。
GM:
「いや、全部死ぬし」
エレナ団長:
村の人が困っているんだから、仙人さんが責任持ってもう一度猿グドンに説教しなさいよ。
GM:
「そうしたいのは山々じゃが……痛た……持病の腰が……痛たたたたた」(笑)
エレナ団長:
(プチ!)――サクヤ。
サクヤ:
我が姫の為に――ゆらァ〜と近づいて。
GM:
「ま、待て! わかった! お主等冒険者じゃろう? ここは1つ、わしからの依頼という事で猿グドン達を懲らしめて来てはくれんか? もちろん報酬も払う」
ギン:
修行をつけてもらいたいだでよ!
GM:
「特別サービスでOKじゃ!」
エレナ団長:
まぁ……強くはなりたいし……でもどんな修行なの?
GM:
「無論、軟派の修行じゃろう?」
エレナ団長:
軟派?
ギン:
それは!? 師匠から聞いた事あるだでよ……軟派……なんでも肉体を傷つけず相手の敵意だけを削ぐという究極の流派だでよ!
ナー:
――と、わたしもギンちゃんから聞きました〜♪
エレナ団長:
それがあれば、確かに無用な戦いをしないでいいかも……。
サクヤ:
姫、騙されてはなりません。嘘です。
エレナ団長:
え、ウソなのナーシサス?
ナー:
嘘なのギンちゃん?
ギン:
嘘なんだかサクヤ?(笑)
サクヤ:
街中で声をかけ、いかがわしい場所へ連れて行く交渉術を軟派(ナンパ)と言うのです。
一同:
『交渉術!!!』(一同笑)
ナー:
なぜか極意っぽく聞こえます〜(笑)
エレナ団長:
仙人さん、その修行はお断りします。
GM:
「じゃあ……覗きの奥義を――
エレナ団長:
いりません。
GM:
「なら……口説きの秘伝を――
サクヤ:
軟派と同じだ。
GM:
「………………じゃあ、わしにどうしろと?」(一同爆笑)
エレナ団長:
う〜〜ん。
GM:
「ちなみに金目のモノも無いぞ」
ギン:
そりゃ、こんな山の上に住んでりゃしょーがねーだでよ。
GM:
「うむ。せいぜいロックで開催される闘技大会の出場チケットぐらいじゃ」
ナー:
やはりその程度ですよね〜…――はい(←タイミング合わせの合の手?)
一同:
『それを先に言えーーー!!!』(一同爆笑)
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第8幕 ペンタゴン始動
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