<ドラゴンの序列>

■ドラゴンロード

 究極の生物であるドラゴンの完全体であり、虚無の世界に放逐された後は『ドラゴン界』と呼ばれる擬似世界を創造して、命を永らえる事に成功しました。
 究極の存在ドラゴンをも圧倒的に凌駕する、全次元で最強の能力を誇ります。

 ドラゴンロードの作り出した『ドラゴン界』に住む全てのドラゴン達は、ドラゴン界の主であるドラゴンロードに従っています。
 ドラゴンロード率いるドラゴン軍団は、この世界にとって最悪の脅威です。

 冒険者は、ドラゴンロードと戦う時には、ドラゴンウォリアーの力を発揮する事ができます。
 しかしドラゴンロードは、ドラゴンウォリアー数千人に匹敵する戦闘力を持つため、通常の方法で勝利する事はまず不可能でしょう。


※ドラゴンロードの特殊能力
 ドラゴンロードは、『自らが望むだけ』で、いつでも何体でも、自分のドラゴン界から任意の対象を放逐する事が可能です。この能力がある限り、例え何万人のドラゴンウォリアーが戦いを挑もうとも、ドラゴン界に入る事すらできないでしょう。
 ただし、この特殊能力を発揮する為には『魂の石』と呼ばれる物品の力が必要です。魂の石をドラゴン界から奪い去ってしまえば、もはやこの能力を使うことはできなくなります。

■これまでに出現したドラゴンロード


■ドラゴンロード・ヴァラケウス
 初めて同盟諸国の冒険者と交戦したドラゴンロードです。配下のドラゴン達による襲撃で希望のグリモアを空前の危機に追い込みましたが、その激戦は、ドラゴンウォリアーへの覚醒の契機となりました。

 その後もドラゴン界そのものを移動させる『侵略機動』によって旧ソルレオン領に甚大な被害を及ぼしましたが、右目の奥深くに存在していた戦槌を破壊することによって倒されました。
特殊能力:侵略機動
 ドラゴン界そのものを高速回転しながら移動させることによって、その進行経路上に存在するもの全てを消滅させます。その侵攻を止めるには、数百人のドラゴンウォリアーが力を結集しなくてはなりません。
ドラゴン特務部隊

蒼き光流ザムザグリード 波濤さかまくヴァーゼルゼ
最後の選択
第1次ドラゴン界侵攻作戦 第2次ドラゴン界侵攻作戦
決戦ヴァラケウス
⇒⇒⇒ドラゴンロード・ヴァラケウス出現!
⇒⇒⇒侵略機動開始!
⇒⇒⇒侵略機動の脅威

■ドラゴンロード・ブックドミネーター
 コルドフリード大陸に出現した、時を操るドラゴンロードです。
 過去に戦った強敵達を次々と出現させ、同盟諸国を攻撃しました。中でも、蒼氷のヴァラケウスは旧ソルレオン領全域を消滅させています。
 ドラゴンウォリアーは蒼氷の大神ザウスの協力を得てドラゴン界内部に突入し、無敵の結界『フリージング・タイム・ゲート』を破り、尻尾に隠された魔道書を破壊することでブックドミネーターを撃破しました。
 また、ブックドミネーター撃破に伴う歴史の混乱から、消滅した旧ソルレオン領とソルレオンがランドアース大陸に復活しました。
特殊能力1:蒼氷復活
 ブックドミネーターの敵が過去に戦った相手を、蒼氷を纏った姿で出現させます。

特殊能力2:フリージング・タイム・ゲート
 ドラゴン界内に仕掛けられた防御結界です。侵入した者にとっての『歴史の転換点』を再現すると共に歴史上の敵を出現させ、転換点での選択によって、侵入者が辿った歴史そのものを改変してしまいます。

特殊能力3:秘法・時間凍結
 ブックドミネーターは、ターン終了時に万全の状態まで回復してしまいます。
 そのため、1ターン以内の攻撃で致命的なダメージを与えない限り、倒す事は出来ません。
ドラゴン特務部隊 決戦ブックドミネーター
⇒⇒⇒ドラゴンロード・ブックドミネーター出現!

■ドラゴンロード・パラダルク


 いかなる存在も魅了する『享楽』の力を持つドラゴンロードです。パラダルクのドラゴン界は、空飛ぶ七大怪獣『飛天大王ガルベリオン』の腹部に出現しました。パラダルクはガルベリオンを駆って、冒険者の手の届かない上空から、大大怪獣ワイルドファイアを支配しようとしたのです。
 ですが冒険者達に配下のドラグナーガールを倒され、ワイルドファイア大運動会でワイルドファイアが再び眠りについたことで、その野望は阻止されました。
 冒険者達を警戒し、フラウウインド大陸に移動したパラダルクは、魂の石奪取部隊が魂の石を奪ったのに焦り、第4のドラゴンロード・碎輝(さいき)に戦いを挑みました。パラダルクは一度は勝利を収めますが、復活した碎輝に肉体を消し飛ばされ、消滅しました。
特殊能力1:享楽支配
 意識があるなら、どんな存在であろうとも支配し、自由に命令を下すことが出来ます。

特殊能力2:ドラグナーガール作成
 普通のドラグナーを、モンスターや怪獣を自由に操る能力を持つ女性型ドラグナー、『ドラグナーガール』へと改造する事が出来ます。

特殊能力3:『享楽』のブレス
 あらゆる生命体・無機物・自然現象をも瞬時に魅了する、パラダルクの力を凝縮した「完全なる支配の光線」です。敵の攻撃や肉体すら魅了し反逆させ、相手の存在全てをパラダルクに隷従させます。
  ワイルドファイア大運動会2008
⇒⇒⇒ドラゴンロード・パラダルク出現!
⇒⇒⇒パラダルク、フラウウインド大陸へ

■ドラゴンロード・碎輝(さいき)


 無限の『成長』を続ける黄金のドラゴンロードです。パラダルクとの死闘に勝利した碎輝は、この世界を自由に飛翔可能となりました。そして碎輝はさらなる成長のため、コルドフリード艦隊を手に入れんとしたのです。
 コルドフリード艦隊を駆る冒険者達との激戦の末、碎輝は艦隊の誇る最終撃滅砲によって消滅しました。
 ですが、碎輝が放った雷電の巨竜と最終撃滅砲の激突によって、世界と虚無の境界は砕けました。そして虚無を照らす邪悪なる『太陽』が、この世界を照らし出したのです。
特殊能力1:成長電流
 碎輝の体内を駆け巡る、紫の電流です。この電流は経験を蓄積して碎輝を成長させ、碎輝が戦闘不能に陥った際にも約1日で復活させてしまいます。

特殊能力2:超電竜撃滅衝
(ライトニングドラゴンブラスター)

 碎輝自身を数倍に巨大化させたような形の、破滅的なまでに強大な雷を放つ必殺の一撃です。その威力を一点に集中させることで、他のドラゴンロードすらも一撃で滅ぼす事が可能です。

特殊能力3:滅びの光
 碎輝の最大必殺技である、瞬時に成長し、自ら増殖するドラゴンブレスです。
壱の剣探索隊 コルドフリード北辺調査隊 魂の石奪取部隊 決戦碎輝
⇒⇒⇒パラダルク、碎輝への攻撃を決意する
⇒⇒⇒パラダルク強襲
⇒⇒⇒死闘の決着
⇒⇒⇒碎輝復活
⇒⇒⇒碎輝、コルドフリード大陸へ

■ドラゴンロード・スイートメロディア


 天空の『虚無へと通じる穴』から出現した、無の状態からさえも再生する不死身のドラゴンロードです。
 魔石のグリモアを目指す冒険者達の前に突如として現れ、コルドフリード艦隊の『最終撃滅砲』によって消滅したものの、瞬時に再生して見せました。
 その後の決戦において、ドラゴンウォリアー達に100回倒されたスイートメロディアは肉体の再生を制御出来なくなり、ランドアース大陸に墜落しました。
 一度はドラゴンロード・ダイウルゴスによって奪還され、虚空の彼方に戻ったものの、キマイラ塔攻略戦において再び襲来。
 不死身の肉体の恐ろしさを見せ付けましたが、インフィニティマインドの七柱の剣によって、再び封印されました
特殊能力:「死にません」
 スイートメロディアは絶対に死にません。
 例え急所の『竪琴』を破壊されようと、例え無に分解されようとも、必ず蘇ります。

魔石のグリモアを目指せ 決戦スイートメロディア
キマイラ塔攻略戦
⇒⇒⇒スイートメロディアの力は極めて単純です
⇒⇒⇒全てに、決着を付けるのです

■ドラゴンロード・ダイウルゴス


 虚無の裂け目から現れた、金属の肉体を持つ漆黒のドラゴンロードです。
 スイートメロディア回収のためにランドアース大陸に迫ったダイウルゴスは、文明侵略衝撃波『フロンティア・ライン』によってコルドフリード艦隊の大半をダイウルゴス文明の一部に加え、ドラゴンウォリアー達から高空での高速移動手段を奪いました。
 『決戦ダイウルゴス』において同盟諸国に勝利し、スイートメロディアと共に虚無の彼方へと戻ったものの、『キマイラ塔攻略戦』で再び襲来した際に、魔石の統率者ゾフィラーガに力の中枢である剣と肉体を奪われます。
 最終的に冥王・ラグレイダークに渡った剣をドラゴンウォリアーに破壊されたことで、ダイウルゴスは完全に滅びました。
特殊能力1:ダイウルゴス文明
 体内に無数の文明を持っており、『はじまりのダイウルゴス』と99体の主要文明の代表者達の協議で、あらゆる決定を行います。

特殊能力2:
文明侵略衝撃波『フロンティア・ライン』

 全身から放たれる白い衝撃波で、これを受けた者は生物・非生物に関わらず『ダイウルゴス文明』の一員となってしまいます。

決戦ダイウルゴス キマイラ塔攻略戦
⇒⇒⇒賛成68、反対3、棄権29
⇒⇒⇒賛成72、反対0、棄権28
⇒⇒⇒文明侵略衝撃波『フロンティア・ライン』
⇒⇒⇒先日の議決結果を復唱する……。
⇒⇒⇒「決議に賛同しよう」

■ドラゴンロード・プラネットブレイカー
 『フラウウインド大探索』のさなかに出現した、最後のドラゴンロードです⇒参照

 同盟諸国との遭遇こそ7番目でしたが、大神ザウスの死後すぐ、ヴァラケウスの出現以前より地上にドラゴン界を接続し、フラウウインド大陸のエネルギーを吸収していたとされています。
 ドラゴンウォリアー達との僅かな邂逅の後、プラネットブレイカーは遥か天空へと姿を消しました。

 ですが、それは戦いの準備を行うために過ぎませんでした。
 プラネットブレイカーは、ドラゴン化させた大量の隕石群を用い、世界の生物を死滅させるべく攻撃を仕掛けたのです。
 しかし、その攻撃もドラゴンウォリアー達によって阻止され、さらに隕石群に続いて外宇宙から飛来したプラネットブレイカー自身も、魔石のグリモアを巡るゾフィラーガとの戦闘中に、同盟諸国による背後からの攻撃で体内の弓を破壊され、滅びることとなりました。

特殊能力:宇宙操作
 宇宙に存在する天体や隕石をドラゴン化させ、意のままに操ります。
 また、宇宙に発生する現象を自在に再現し、攻撃や防御に用います。


フラウウインド大探索 魔石のグリモア争奪戦
⇒⇒⇒『宇宙』よ、我が命に従い、この星を蹂躙せよ!
⇒⇒⇒〜ファルドバール太陽系 4967年12月8日〜

■ドラゴン

ドラゴン

 ドラゴンとは、古代ヒト族の冒険者の中で、究極の力を手に入れた者達のことです。
 桁違いの戦闘力と超巨大な体躯、そして飛行可能な翼と通常の10倍の射程を持つアビリティ攻撃などを持ち、たった一体で多くの冒険者を蹴散らして、希望のグリモアの街を半壊させました。
 ドラゴン達は邪悪だが高い知性を持ち、自らの欲望の為にだけ行動します。
 彼らが秩序だった行動をするのは、ドラゴンロードによって統制されている時だけです。

 冒険者は、ドラゴンと戦う時には、ドラゴンウォリアーの力を発揮する事ができます。
 しかしドラゴン達は、ドラゴンウォリアー10人分の戦闘力を持つため、ドラゴンウォリアーといえども、簡単に勝利する事はできないでしょう。

■ドラグナー


 ドラグナーとは、ドラゴンロードにドラゴンとしての力を奪われた、言わば『ドラゴンの絞りカス』です。
 知識や知性はドラゴンと同等ですが、ドラゴンの力を失っている為、強力なモンスター程度の力しか持っていません。とは言え、高度で邪悪な知性と、モンスターを越える戦闘力を併せ持つ存在であるドラグナーは、とても危険な存在となるでしょう。

 しかも、ドラグナーはドラゴンの力を失っている為、ドラゴンウォリアーの力を使って戦う事が出来ないのです。
ドラグナー

 なお、ドラグナーの外見はモンスターのような異形になっており、人間に化ける能力はありません。
(例えば、全身が鎧で覆われたような姿のドラグナーでも、それを重装備の冒険者と見間違う事は、絶対にありません)

※ドラグナーの強化
 ドラグナーは、一定の条件下で、奪われたドラゴンの力の一部を取り戻す事ができます。
 その方法とは、『古代ヒト族としての矜持を取り戻すこと』です。
 強大な縄張りを作り、多くの人間に奉仕を受け、自分の欲望を際限なく叶える事が出来れば、ドラゴンの力の一部を取り戻すことが出来るのです。
 ドラゴン界の最下層のドラグナーとして、虐げられ決して満たされる事が無かった邪悪な精神が、再び力を取り戻すには、際限なく欲望を満たすしか方法は無いのです。
 力を取り戻したドラグナーは、かつてインフィニティゲートの奥にいた3匹の竜『ワートゥール・ストームゲイザー・カダスフィア』と同等の力を発揮する事が出来るようになります。

 冒険者は、強化されたドラグナーと戦う時には、ドラゴンウォリアーの力を発揮する事ができます。
 強化されたドラグナーは、ドラゴンウォリアー5人分程度の戦闘力を持っています。