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GM:では早速、セッションを開始しましょう!

◆希望の岬ウキ
 その岬にある街は、希望のグリモアの近くに存在する事から、希望の岬と呼ばれていた。

GM:まずキミ達はウキと呼ばれる港町にいます。そこは希望のグリモアの近くに存在する事もあって、かなりの数の冒険者が大通りを歩いています。
ナー:希望のグリモアって何ですか〜?

○解説6 「グリモア」
 グリモアは水晶の形をした神々の力の結晶です。神々は遥かな過去にこの世界を去っていますが、グリモアの力は健在です。グリモアを支配した種族はその奇跡の力を得て、文化・文明・能力を飛躍的に向上します。この素晴らしい力ですが問題が1つありました、奇跡の加護を受けられるのは1つのグリモアに対して1種族だけだったのです。そして現在、ランドアース大陸では各地でグリモアを巡る戦いが繰り広げられています。
 しかし、そんなグリモアの中で唯一特殊な特徴を持ったグリモアが存在しました。大陸東部にある希望のグリモアです。それは「複数の種族で力を共有できる」という特徴を持ったグリモアでした。
 今、大陸東部は同盟諸国と呼ばれています。希望のグリモアに集ったヒト・エルフ・ストライダー族、そして冒険者の活躍によって同盟に加わったドリアッド・リザードマン・セイレーン族の異種族達によって、世界は永遠なる戦乱を抜け出そうとしているのです。

GM:――と、言ったところです。
ナー:まぁだいたい解りましたぁ〜。
GM:さて、最初はやはり団長でしょう。冒険者になったあとすぐ、この希望の岬ウキにやって来たと思って下さい。エレナが大通りを歩いている場面からスタートしましょう。
ペンタゴン:すでに旅団員になっていてもいいか?
サクヤ:私もすでに姫に仕えている方が良い。
GM:わかりました。じゃあ3人はすでに旅団を組んでいるって事に。
ナー:わたしはピンです〜♪
ギン:オラも1人で修行の旅だでよ!
エレナ団長:じゃあ大通りを歩きながら――さぁ、今日から私たちも冒険者ですね!――と話かけるのですが、そこにペンタゴンもサクヤもいないのです!
ペンタゴン:え? 旅団組んでいるって設定は?
エレナ団長:旅団は3人で組んでいますよ? ただ、この街へやってきてすぐにはぐれてしまったのです(笑)
ペンタゴン:おーい! 旅団で一緒の設定がいきなり無駄だぞ(笑)
サクヤ:じゃあ私たちは姫を探しているのか……。
GM:え、えっと……じゃあエレナは1人はぐれました(笑)
エレナ団長:1人でキョロキョロしながら――もう! 2人とも子供じゃないのに迷子になるなんて困ったものよね?――と独り言(笑)
ペンタゴン:団長だろ迷ったの!? なんで2人いる方が迷子になるんだ!(笑)
GM:ではそんな風に歩いていると、近くの路地裏から――「キャーー! 誰か助けてー!!」――と女の人の悲鳴が聞こえました。
エレナ団長:助けを呼ばれたからには助けに行きます! そっちに走って行きます。
サクヤ:姫、危なくなったら逃げて下さい。
ペンタゴン:団長は前線キャラじゃないんだからな?
エレナ団長:なにやら外野から助言がありましたが……無視しましょう。
ペンタゴン:無視かよ!(笑)
エレナ団長:路地裏に駆け込んで――大丈夫ですか!
GM:と、袋小路に追い詰められているのは、ヒト族で14歳ぐらいの三つ編み少女です。5人組のチンピラに追い詰められていますね。
サクヤ:人数的に不利だ。
ペンタゴン:せめて俺等が追いつくまで待ってくれ!
エレナ団長:そんな時間はありません!――やめなさい!――と後ろからチンピラに叫びます。
ペンタゴン:あ〜〜もう!!(笑)
GM:「なんだお前は?……へっ、ずいぶんと可愛い正義の味方だなぁ?」――「あ、あの! 助けて下さい!!」――「おい黙ってな。さぁ正義の姉ちゃんよう? 痛い目見たくなかったらさっさと帰んな!」――チンピラと少女が交互に言います。
エレナ団長:「私は正義を振りかざす気はありません……でも、力でなんでも解決できる思っている人は許せません!」
GM:「威勢が良いな、ついでだ……この正義の姉ちゃんも一緒に可愛がってやろうじゃねーか」



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