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◆仲間の想いを拳に込めて

 その後、ぶつぶつ言いながらもペンタゴンを治し、10分休息してから3階へ続く階段を登っていく一行。別段何があるというわけではなかったが……

GM:階段は異様に長かったです。そして階段を登りきり3階へ到着すると、そこには谷があります。10mぐらいの深さですね。
サクヤ:それで階段が長かったのか。
GM:その谷の向こうには4階へ続く階段が見え、そこに行くには架かっている橋を渡る必要があります。橋は1本だけでありその橋は細くて手すりなどもまったくついていません。さらに橋の真ん中には仮面をつけたリザードマンが腕組して待っています。
サクヤ:気をつけろ……四天王の1人がいる。
ナー:でもこの橋……明らかに渡ったら落ちそうです〜(笑)
ギン:ここはオラに任せとけ! サムライ奥義――と、地面に木刀(ワンド)を突き立てて――『土竜覚醒!≪土塊の下僕≫』(コロコロ)……発動成功、小さな土人形が現れます。
ペンタゴン:もうどこにツッこんでいいやら(笑)
ギン:行け! ハチッ!!
ナー:ハチ? 犬みたいな外見の人形ですか〜?(笑)
ギン:と、土人形は橋に向かって進みます――「テーヘンダ! テーヘンダ! テーヘンダ!」
ペンタゴン:そっちのハチかよ!(一同爆笑)
GM:じゃあハチは橋に入った所で【技】目標レベル2の判定をして下さい。
ギン:(コロコロ)……「テーヘンダ! テーヘンダ……テーヘ………」――ベチャ(笑)
GM:谷に落ちるとダメージでハチは消滅しますね。
サクヤ:何ダメージぐらいくるのか解らないのか?
GM:自分が受けたわけじゃないので。
ペンタゴン:おい、ナー。実験するべきだろう?
ナー:実験ですかぁ〜? ああ、実験ですね〜わかりました〜(笑)
エレナ団長:???
ナー:ギンちゃ〜ん♪ ギンちゃんが1人で四天王を倒す所見てみたいです〜♪(笑)
ギン:おう! そこで見とるだよ? オラがささっと行ってぶっ飛ばしてくるだ!――と橋に向かって進むだよ――もてる男は辛いだぁ(笑)
GM:では【技】目標レベル2です。
ギン:(コロコロ)……1レベル成功で届かない。ポロッと落ちる(一同爆笑)
エレナ団長:ギンジロウ!?(笑)
GM:【体】の30点ダメージです。
ペンタゴン:30点か……死にはしないな。
ナー:なんとかなりそうです〜(笑)
ギン:なんつーか……オラがハチを出す必要性ってあっただか?(一同爆笑)
GM:ではここから戦闘に入ります。

◇ イニシアチブ ◇

[1]ギン(31)
[2]ファントム四天王・リザードマン(28)
[3]サクヤ、ペンタゴン(26)
[4]ナー(21)
[5]エレナ(19)

ギン:おお、1番だで!(笑)
GM:橋の全長は30m。敵のファントム四天王はその中心……端から15m付近に立っています。
ギン:でもすでに谷底だし……おーーい(笑)――終了。
GM:次はこっち、バックステップ気味に後ろに移動。橋を渡りきり4階への階段前に陣取ります――「さぁ渡ってこれるものなら渡ってきな!」
サクヤ:全力で渡ります。攻撃とかのメイン行動さえ取らなければ45mは移動可能と書いてあったし――
ペンタゴン:俺もサクヤと同じイニシアだったから、一緒に走る!――(団長に良いところを見せるのは俺だー!!)――サクヤに負けてなるものかー! と(笑)
サクヤ:並走か? 邪魔だペンタゴン、橋が渡りにくい(笑)
ペンタゴン:うおおおおおおおおお(←聞いてない)
GM:では2人とも【技】2レベルね。
ペンタゴン:(コロコロ)……うおおおおぉぉぉぉ……(←落ちた)
ナー:予想通りすぎます〜(笑)
エレナ団長:もう、何やってるのよ!(笑)
ナー:まぁここは「翔剣士」と「忍び」の【技】が高いわたしとサッちゃんの出番です〜♪
サクヤ:ペンタゴンが落ちるのを見て――愚か者め――(コロコロ)……な!? 1レベル成功だと!?
ペンタゴン:とっさにサクヤの服を掴む!――せめて、てめーも道連れだー!!(一同爆笑)
サクヤ:馬鹿! 引っ張るな!? う……キャアアアーー!!(笑)
エレナ団長:………………。
ナー:まったくもう、何をしているんですか2人とも〜――あ、わたしは趣味で≪山登り≫を持っているのですが、ボーナスついたりしませんか?

○解説22 「趣味」
 判定時に趣味を使うと宣言し、その使用方法がふさわしければ、ダイスロールに若干のボーナス(成功レベルに+1)を得ます。ただしあくまで趣味なので、戦闘に使うことはできません(つまりトラップ回避に使うのはOK)。

GM:うーん、細い道を渡るのと山登りは、あんまり関係ないかな?
ナー:つまり駄目ですか〜まぁそれでも【技】は高いし――(コロコロ)……あら? 1レベル成功?
エレナ団長:ナーシサス! そこは橋じゃない!(一同爆笑)
ナー:わたしは橋すら渡ってないのですか!?(笑)――あ〜〜れ〜〜♪
GM:あ〜れ〜って……とりあえず3人とも30点ダメージなので。
ギン:ナッちゃん……おめ「翔剣士」じゃなかったんだぁ?
ナー:う〜〜ん、不思議不思議(笑)
サクヤ:(←自己嫌悪中)
ペンタゴン:あと残ってるのは団長だけか(笑)
エレナ団長:橋を渡る!(コロコロ)……凄い! 2レベル成功!
一同:『おお!!』
GM:「ほう……オレの相手を1人でするつもりか?」
エレナ団長:あなたのような小細工をするような人、私1人で十分よ!
GM:「いいだろう」――【体】の(コロコロ)……1レベル成功。
エレナ団長:(コロコロ)……0レベル(笑)
GM:[連撃]が発動します。お互いに【体】でダイスロールをして、敵が勝つ限りダメージが加算され続けます。
エレナ団長&GM:(コロコロ)……(コロコロ)……(コロコロ)……(コロコロ)……。
一同:団長、負け過ぎ……(笑)
GM:+5点で合計13点ダメージ!
ペンタゴン:めちゃくちゃ殴られてるぞ団長!(笑)
エレナ団長:それぐらいなら、まだまだ大丈夫!
サクヤ:4階の階段がある方へ登るにはどうすればいい?
GM:1ターンかけて【体】の目標2レベル成功です。もっとも、上からロープ使ったりすれば判定無しで登っていいですけど。ちなみに失敗すると【体】の15点ダメージです。
ギン:登る(コロコロ)……失敗。痛い(笑)
サクヤ:登る(コロコロ)……くっ、【体】は苦手だ。
ペンタゴン:団長ー(コロコロ)……失敗か、なんか戦闘せずに誰か死にそうだな(笑)
エレナ団長:みんなが来ない。
GM:「ふん、どうした? 仲間がいなくちゃ何もできないのか?」
エレナ団長:仲間がいない? あなたにはそう見えるの?
GM:「なに?」
エレナ団長:仲間達ならいつも傍にいる!――グリモアエフェクト! さらに旅団アビリティ≪ブラックフレイム≫発動! 腕に黒い炎を纏わりつかせて四天王に攻撃!!(コロコロ)……私は4!
ギン:(コロコロ)……19だ(笑)
ナー:……11でしたー。
サクヤ:(コロコロ)……1!
ペンタゴン:よっしゃ! オレも1だ団長!
エレナ団長:じゃあ攻撃の瞬間、私の傍にペンタゴンとサクヤの姿が現れて私の黒炎に手を添える!
GM:「なっ!? そいつらは今、谷底にいるはず!!」(笑)
エレナ団長:言ったはずよ、仲間達ならいつも傍にいると!
サクヤ:『全ては我が姫の為に!』
ペンタゴン:『さぁ、さっさとぶっ倒そうぜ団長!』
エレナ団長:心攻撃力14、ブラックフレイム+6、成功レベルが8の2倍で16! 36点がクリティカルで2倍だから合計72点ダメージ!! どうだ!
GM:「こんな力があってなるものかーー!!!」――ドッコーンと吹っ飛ばされて壁にメリ込みます。一撃で落ちました。

 その後、エレナが負傷HPに入っていた4人を≪癒しの水滴・改≫で回復し、崖を登って4階への階段前で休息を取る事に……。

エレナ団長:さぁ次で最後よ! みんな頑張りましょう!
ペンタゴン:しっかし、今回の罠はデストラップだったな……団長、≪癒しの水滴・改≫の残数は?
エレナ団長:もうありませんよ?
一同:『ええ!?』
エレナ団長:だって、寝ながらグドンに殴られたペンタに1回、牙狩人にやられたサクヤとギンに1回ずつ、リリーって吟遊詩人に操られたペンタに1回、そしてさっきので4人全員にかけたから計8回。
ナー:なんかジリ貧です〜(笑)
ギン:そういうギリギリの戦いの方が面白いだよ! オラは最後の戦いが楽しみだで!



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