＜『土蜘蛛』とは＞

蜘蛛童 「くもわらし」。体長１メートルの巨大な蜘蛛です。強さによって、緑色或いは赤色の紋様を持つ者もいるようです。充分な力を得て成長した蜘蛛童の中には、鋏角衆へと進化する者もいるようです。 鋏角衆 「きょうかくしゅう」。戦闘能力に長けた土蜘蛛であり、蜘蛛童を指揮して戦闘を行ないます。若い人間の姿をしており、能力者に匹敵する知性と行動力を持っています。 土蜘蛛の巫女 私達と同じ「人間の能力者」であり、土蜘蛛を信奉する者達です。古来よりの言い伝えに従い、土蜘蛛復活の為に力を尽くしていました。 ※巫女には男性も存在します。 土蜘蛛 「つちぐも」。蜘蛛童、鋏角衆、土蜘蛛の巫女の頂点に君臨する者達です。その頂点にある女王は、メガリス『瑠璃硝子の蜘蛛』を破壊し、数千体に及ぶ土蜘蛛の軍団を、現世に蘇らせました。

■事件の発端

蜘蛛童が現れだしたのは、２００６年の１２月。 　世間がクリスマス一色に染まる頃に事件は起きました。 　腹部に緑色の紋様があり、体長１メートルもの大きな蜘蛛……『蜘蛛童』。 　その蜘蛛童は人里離れた廃屋や、村の古い家などに現れ、口から吐く糸で人々を捕らえ、繭にし、その力を得て成長していました。 　能力者達は捕われた人々を救うため、現場へと向かい、数多くの蜘蛛童を退治しました。

■目覚め

数多くの蜘蛛童が現れる中、ついにそれは目覚めます。 　充分な力を得て成長した蜘蛛童は、その殻を破り、真の姿を見せたのです。 　蜘蛛童から現れたのは、人間の男性と同じ姿をした者達、 『鋏角衆（きょうかくしゅう）』……！

■鋏角衆による新たな事件

鋏角衆が現れ、土蜘蛛達の活動も活発化していきました。 　力を得て成長していく蜘蛛童の元へ、目覚めた鋏角衆が数多くの蜘蛛童を連れて現れたのです。 　現地にいる蜘蛛童、現れる鋏角衆と増援、そして、救わなければならない命。 　厳しい戦いを繰り広げながら、能力者達は救うべき命の為に、その力を振るいます。 　能力者達は数多くの命を救いました。 　しかしその裏では、成長した蜘蛛童に止めを刺す事ができず、逃がしてしまうケースが多くなってしまったのです。

■発見！　土蜘蛛屋敷

能力者達は、幾つかの失敗を挽回する為の秘策を立案しました。 　力を充分に得た蜘蛛童と鋏角衆の後を追い、土蜘蛛達の拠点を突き止めようとしたのです。 　その結果、一人の能力者の命と引き換えに、土蜘蛛の所有する屋敷を発見。後日、学園はその屋敷を強襲し、壊滅させました。

■土蜘蛛を追って

しかし、土蜘蛛の拠点は一つだけではありませんでした。 　屋敷で見つけた形跡を頼りとして、逃げる土蜘蛛達を追う能力者達。 　土蜘蛛に付き従う一般人の救出や繭の捕獲のために、険しい山奥へと向かいました。

■土蜘蛛の女王

その後の調査により、土蜘蛛達の更なる情報が得られました。 　とある古墳で見つけた怪しい形跡。 　いくつもの調査結果。 　そして、奈良県御所市の学校で目撃された、巫女と女王の姿。 　そして女王は、メガリス「瑠璃硝子の蜘蛛（るりがらすのくも）」を手にし、破壊します。 　湧き上がる土蜘蛛の破壊効果、「無限繁栄」！ 　いよいよ、土蜘蛛との決戦が始まるのです。 　大いなる遺産「メガリス」については、こちらで確認してください。

■土蜘蛛戦争

決戦は「4月1日」！ 　御所市に集結した能力者達は、土蜘蛛と同じく既に確保していたメガリス「大帝の剣」を破壊します。 　破壊効果「生命賛歌」を受け、能力者達は次々と土蜘蛛達に占拠されていた場所を突破し、土蜘蛛の女王「国見・眞由璃（くにみ・まゆり）」の元へとたどり着きました。 　激しい戦闘の結果、土蜘蛛はその勢力の大半を失い、眞由璃と共に、自分達の聖域である葛城山へと逃亡したのでした。

■戦後