<メガリス>

■脅威の遺産、メガリス

 世界各地に眠る、強大な力を秘めた古代の遺産、それがメガリスです。
 メガリスの存在は、現在の世界においても、伝承という形でその片鱗を残しています。アーサー王の聖杯や草薙の剣などの、「強大な力を秘めたアイテムに関する伝承」は、メガリスについての記録が、誤った形で現代まで言い伝えられた物だと考えられています。
 メガリスは一見、ごく普通の武器や美術品にしか見えない事でしょう。しかしこのアイテムには、常軌を逸した強大なパワーが秘められているのです。そしてそのパワーは、「メガリスを破壊した時」に最大限に発揮されます。

 世界結界の存在によって人々の記憶から忘れ去られ、永い眠りについていたメガリスは、シルバーレイン発生の影響によって、また再びこの世界に姿を現すようになりました。

●メガリスの能力

 メガリスは1つ1つ異なる外見と、独自の「能力」を持っています。そのどれもがアビリティの概念を大きく越えたものであり、使いようによっては世界を揺るがしかねない、恐るべき力です。
 ただし、能力の行使は使用者の生命力を凄まじく消耗させるほか、強き力であるが故の反作用も巻き起こします。メガリスの能力は、たった一度の行使で使用者を死に至らしめるかもしれない、諸刃の剣といえるでしょう。なので銀誓館学園では、入手したメガリスは学園に提出する事になります。

●メガリスを「破壊」する

 そのように危険なメガリスですが、その本領は、なんとメガリスを「破壊」した時に発揮されます。
 メガリスの破壊は容易ではなく、ひとつの能力者集団によって、そこに所属する能力者達の力を結集させる事によってのみ、破壊できます。

 破壊すると、メガリスは強力な「破壊効果」を放ち、同時に彼等を大きく強化するパワーを与えます。
 この「破壊効果」の内容は、メガリスの種類は一切関係なく、それを破壊した能力者集団の種類によって決まります。
 銀誓館学園は、メガリスを破壊することにより、「生命賛歌」と呼ばれる破壊効果が発動すると言われています(詳しくは後述)。

●メガリスの復活

 (2008/12/15に、この事実が判明しました)
 メガリスには、自己修復する機能が備わっています。
 メガリスは破壊されると「修復期間」に入り、世界中に飛び散ったパワーを一箇所に集積しはじめます。そして、パワーが十分に集積すれば(失ったパワー全てを取り戻す必要はありません)、かつて破壊されたメガリスが復活します。
 ただし修復中は稀に、誤って「メガリスゴースト」が生まれてしまう可能性があります参照

■学園レベルの上昇

 能力者が所属する「能力者集団」には、所属する者達が成長できる「上限」が存在します。能力者は、自らが所属する集団の上限以上のレベルに成長する事ができません。
 銀誓館学園にもこの「上限」は存在し、それは「学園レベル」と呼ばれています。

 この上限、すなわち学園レベルは、メガリスの強大なパワーによってのみ、上昇します。
 上昇する条件は、以下の2つです。

(1)メガリスの入手
 新たなメガリスを入手し、そのパワーに触れると、銀誓館学園の学園レベルが上昇します。
 メガリスの入手によって学園レベルが変化するのは、そのメガリスを初めて入手した時だけです。
 一度手に入れたメガリスを失っても学園レベルが減少する事はありませんし、失ったメガリスを再入手して学園レベルが上昇する事もありません。

(2)メガリスの破壊
 入手したメガリスを破壊し、その強大なパワーを吸収すると、学園レベルが大幅に上昇します。
 その上昇量は、入手時の比ではありません。

●学園レベルが上昇すると

 学園レベルが上昇すると、成長できるレベルの上限がアップします。
 また同時に、所属する全能力者に対してもメガリスのパワーが降り注ぎ、全員が等しく力(EXP)を獲得します。結社には、「結社ジョブ獲得に必要なサクリファイスの低下」というメリットをもたらします。

■メガリス一覧

 これまでに発見されたメガリスの一覧です。

メガリス名説明
大帝の剣 ≪銀誓館学園が入手→破壊→復活→破壊→復活→破壊→復活→再入手≫
 空前の大遠征を成し遂げた魔法帝国マケドニアの大王、アレキサンダーが所持していたという、鉄塊の如き巨大剣です。
 大帝の剣は、所有者にとっての「敵」を、周囲の存在にも敵だと認識させる能力を持ちます。効果の影響を受けたものは、心から所有者の為に全力を尽くして「敵」と戦い、所有者が脅威に陥った際には、何としてでも力になりたいと、強く思うようになります。
 この効果の対象となる存在は無差別です。全く見ず知らずの人であっても影響を受けますし、例え能力者やゴーストであっても、効果から逃れることはできません。
 力の代償は「己の欲望を理性で抑えられなくなること」です。そして、所有者の欲望が尽きると、大帝の剣はその者の魂を焼き尽くし、滅ぼしてしまいます。

 ⇒⇒⇒参考シナリオ
 ⇒⇒⇒参考シナリオ2
 ⇒⇒⇒メガリスの復活

瑠璃硝子の蜘蛛 ≪土蜘蛛が入手→破壊→復活→ナイトメアが入手→破壊→復活
→銀誓館学園が入手≫

 大和朝廷の時代より、中央にまつろわぬ民として山野を根城にした土蜘蛛族の神宝である蜘蛛を象った硝子細工です。
 瑠璃硝子の蜘蛛は、所有者の子孫の繁栄を約束し、尋常では無い子宝を授け、その子供の全てが健康に成長し勇猛な戦士となるような加護を与えます。
 この加護によって生まれた子供達は、その母親の為ならば命を懸けて戦うことでしょう。
 力の代償は「母親となった者の生命力を失わせる」事です。普通の人間ならば数年の間に数十名の子を生んだ時点で、その命を枯らせてしまうのです。
 このメガリスを使いこなす事ができるのは、ごく限られた条件を満たす者だけとされています。

 ⇒⇒⇒参考シナリオ
 ⇒⇒⇒参考シナリオ2

天女の羽衣 ≪銀誓館学園が入手→破壊→復活→破壊→復活→再入手≫
 古代日本で、ある貪欲な男が天より飛来した天女から騙し取ったという、未知の繊維で織られた美しい羽衣です。
 天女の羽衣は、所有者に「大気を支配する能力」を与えます。突風を吹かせる、所有者を飛翔させる事を初めとして、真空波を作り出す、濃密な空気の壁で攻撃を阻むなど、大気にまつわる様々な効果を発揮します。
 ただし、このメガリスは「男性に心を傷つけられた女性」にしか、使用することはできません。そして、何らかの手段で閉じ込めない限り、羽衣は自動的にそうした女性の元へと飛来します。
 力の代償は「男性に対する復讐心が増幅されてしまうこと」です。所有者は、男性に受けた心の傷が例え些細なものであっても、メガリスによって復讐心へと変えられ、遂には狂気に陥って男性を殺害しようとするのです。復讐が終了すると、メガリスは再び新たな所有者を求めて飛んでゆきます。

 ⇒⇒⇒参考シナリオ
 ⇒⇒⇒参考シナリオ2
 ⇒⇒⇒メガリスの復活

ティンカーベル ≪銀誓館学園が入手したメガリスです≫
 人が眠りについた時のみ訪れる事が出来る「夢の世界」にあった、不思議な金属で出来た可愛らしい妖精像です。大きさは30cm程度で、腰の両側にベルがついた少女の姿をしています。
 ティンカーベルは現実の世界ではただの像ですが、夢の中では人格を持ち、筆談でコミュニケーションを取る事が出来ます。
 ティンカーベルを振ると、「夢の中に入れる不思議な砂」が出現します。この砂を、夢を見ている人に振り掛けると、その人から「不思議な色の雲」が出て来ます。能力者はこの雲に触れる事で、その人が見ている「夢の世界」に入ることができます(ただし入るのは精神だけで、肉体はその場に残され、眠ったようになります)
 力の代償は「夢の中で死亡すると、現実でも死亡してしまうこと」です。夢の中では現実と同じ身体能力で活動でき、詠唱兵器やアビリティも使えますが、夢の中で死亡や重傷になると、現実でも死亡・重傷になってしまいます。

<現在のティンカーベル>
(2012/7/24更新) 頭に口に手鏡をくわえ、首からペンダントをさげています。

 ⇒⇒⇒参考シナリオ
 ⇒⇒⇒トンカチ(破壊済み)
 ⇒⇒⇒玉手箱(破壊済み)
 ⇒⇒⇒鎖(破壊済み)
 ⇒⇒⇒舵輪(破壊済み)
 ⇒⇒⇒蜘蛛の置物(破壊済み)
 ⇒⇒⇒羽衣(破壊済み)
 ⇒⇒⇒ガラス瓶(破壊済み)
 ⇒⇒⇒矢(破壊済み)
 ⇒⇒⇒翼(破壊済み)
 ⇒⇒⇒剣(破壊済み)
 ⇒⇒⇒老人の船首像(破壊済み)
 ⇒⇒⇒手鏡
 ⇒⇒⇒ペンダント
竜宮の玉手箱 ≪銀誓館学園が入手→破壊→復活→再入手≫
 御伽噺に出てくる「玉手箱」そのものの形をしたメガリスです。
 竜宮の玉手箱は、「海底に巨大な竜宮城を建設する」能力を持ちます。竜宮城の周辺には空気も生まれ、所有者はこの領域の中では不死身となり、『王』として君臨できるようになります。
 更に、竜宮城には「近海の詠唱銀や残留思念を集め、ゴーストを作る能力」「近海のゴーストを集める能力」を持ちます。こうして集められたゴーストは『王』の下僕となり、所有者の原始的な欲求を満たす為、自律的に行動します(直接の命令を聞く訳ではありません)。例えば、王が「暗い」と考えれば「体が発光する妖獣」が側に寄り、「娯楽が欲しい」と考えれば踊り、「寂しい」と考えれば近海から人間をさらって来るのです。
 力の代償は「竜宮城から出られないこと」です。もし竜宮城から出たり、他者にメガリスを奪われたりすると、反動で急激に老化してしまいます。

 竜宮城決戦
 ⇒⇒⇒メガリス・アクティブ
 ⇒⇒⇒参考シナリオ

さまよえる舵輪 ≪銀誓館学園が入手→破壊→復活→破壊→復活→再入手≫
 太古の昔より世界中をさまよい続けてきた、木に類似した未知の物質で出来た「舵輪(だりん)」のメガリスです。
 さまよえる舵輪は、「ありとあらゆる乗り物を操作できる」能力を持ちます。
 このメガリスを乗り物に近付けると、メガリスから生えた触手が乗り物に絡みつき、舵輪を左右に回すだけで乗り物を自在に操作できるようになります。
 このメガリスは、それが乗り物の形状をしているならば、例え完全に壊れていようとも、問題なく操作できます。
 力の代償は「目的地への到達に、膨大な時間が掛かること」です。目的地への最短距離を進もうとしても、乗り物は必ず旅路を見失い、彷徨します。いつかは目的地に辿り着く事が出来ますが、それまでの間、所有者は乗り物から降りることも、停止させることもできません。

 ⇒⇒⇒参考シナリオ
 ⇒⇒⇒メガリスの復活
 ⇒⇒⇒参考シナリオ2
 
黄金の林檎 ≪吸血鬼が破壊→復活→処刑人が入手≫
 古代ギリシャの至宝とされる、未知の金属で出来た、黄金に輝く林檎型のメガリスです。
 黄金の林檎は、所有者が念じると「8つの欠片」に分裂します。欠片のうち7つは、動物と融合して「黄金獣」へと変異し、残る1つはそのまま所有者の手元に残ります。7体の黄金獣はそれぞれ非常に高い戦闘能力を有すると共に、所有者の命令に従って活動します。
 力の代償は「7体の黄金獣が全て死亡すると、8体目の黄金獣に襲われること」です。7体の黄金獣が全滅した瞬間、残る欠片が「黄金のドラゴン」に変身し、所有者を速やかに殺害します。
 何らかの理由によって所有者が不在となると、黄金の林檎は自らを8つに分割し、各地に飛散して黄金獣化します。その後、欠片全てに所有者が発生すると、次の新月の日に、全ての欠片がどれか1つの欠片に集結し、黄金の林檎に戻ります(どの欠片の元に集結するかはランダムです)。

 ⇒⇒⇒参考シナリオ
 ⇒⇒⇒メガリスの復活

鉄鎖ドローミ ≪人狼が破壊→ゴーストチェイサーが復活→銀誓館学園が入手→破壊→復活→再入手≫
 古代北欧において、恐るべき魔狼を封じた「4つの鎖」のひとつとされる、重厚な鉄鎖のメガリスです。
 鉄鎖ドローミは、所有者の意志によって自在に伸び、鎖で囲んだ対象1体を、絶対的な力で拘束し続ける事ができます。その拘束から逃れる事はできません。ただし対象者は、強力な対象や巨大な対象を拘束するには、鎖をより長く伸ばす必要があります。
 力の代償は「伸ばした鎖の長さと拘束時間に応じて、所有者の親族や親しい人に悲劇が訪れる事」です。鎖を使用し続けている限り、所有者の周囲の人々は、様々な悲劇に見舞われ続けるのです。

 ⇒⇒⇒人狼による破壊その1/その2/その3
 ⇒⇒⇒メガリスの復活その1/その2/その3
 ⇒⇒⇒参考シナリオ
 ⇒⇒⇒参考シナリオ2

打ち出の小槌 ≪銀誓館学園が入手→破壊→復活→銀誓館学園が再入手≫
 古代日本で、鬼と呼ばれる存在が所蔵していたという、小さな木槌です。
 打ち出の小槌は、叩く事で「小動物や昆虫を巨大化する」能力を持ちます。巨大化した生物は1週間程度の寿命を持ち、本来の習性や知性を保ったまま、所有者の命令に従って活動するようになります。
 力の代償は「呪いの痣(あざ)が現れること」です。この痣は巨大化した生物と同じ形状をしており、激痛を伴いながら所有者の肉体を蝕みます。生物を巨大化する度に痣の数は増え、痛みもそれに比例して増大してゆきます。

 ⇒⇒⇒参考シナリオ
 ⇒⇒⇒参考シナリオ2

ヤヌスの鏡 ≪銀誓館学園が入手→破壊→銀誓館学園が再入手→破壊→復活≫
 古代ローマのロムルス=レムス二重王が所持していたという、美しい手鏡のメガリスです。
 ヤヌスの鏡は、「所有者の欲望を具現化した、第2の人格を生み出す」能力を持ちます。第2の人格が表に出ている間は、所有者の全ての能力が飛躍的に上昇します。
 力の代償は「表に出た第2の人格を、自分の意志で戻せないこと」です。一度表に出た第2の人格は、大きな音や衝撃を受けない限り、所有者の意志で元に戻すことができません。また、第2の人格を呼び出す回数が増えれば増えるほど、元に戻るにはより大きな音や衝撃が必要になってしまいます。

 ⇒⇒⇒参考シナリオ
 ⇒⇒⇒メガリスの復活とメガリス・アクティブ
 ⇒⇒⇒参考シナリオ2

お喋りからす ≪銀誓館学園が入手したメガリスです≫
 注ぎ口がカラスのくちばしのような形状をした、ティーポットのメガリスです。
 お喋りからすで淹れた紅茶を飲むと、対象は「世界中の言語で会話できる」能力を手に入れます。効果時間はまちまちですが、本当にこの能力を必要としている間は、原則として切れることがありません。
 力の代償は「能力が切れてから1週間、ありとあらゆる文字が読めなくなってしまうこと」です。もしこの間にテストを受ける事になったなら、偽身符に代わりに受けて貰わざるを得なくなってしまいます。

 ⇒⇒⇒参考シナリオ

玉鋼の塗箱 ≪東北の土蜘蛛が破壊→復活→カースブレイドが入手→銀誓館学園が入手→銀誓館学園が破壊→復活→妖狐が入手≫
 「たまはがねのぬりばこ」。数多の怨念が塗りこめられた、「柔らかい鋼鉄」でできた奇妙な小箱です。
 玉鋼の塗箱は、所有者が直接殺害した生物の死体を不可思議な手段で吸い込みます。そして所有者は、「箱に閉じ込められた全ての死体の、生前の能力やアビリティ」を得ることができます。
 力の代償は「思考が硬直化すること」です。所有者は新しく得た知識や情報を活用・伝達できず、古のしきたりや風習を、自らの生死すらも越えた絶対的なものとして尊ぶようになります。

 ⇒⇒⇒東北の土蜘蛛による破壊
 ⇒⇒⇒メガリスの復活
 ⇒⇒⇒メガリス獲得
 ⇒⇒⇒参考シナリオ

闘神の独鈷杵 ≪銀誓館学園が入手→破壊→銀誓館学園が再入手→破壊→復活≫
 「スカンダのどっこしょ」。空前の大遠征を成し遂げた魔法帝国マケドニアの大王、アレキサンダーがインド遠征の折に手に入れたという、独鈷杵型のメガリスです。
 闘神の独鈷杵は、「所有者の元に屈強な戦士を招集する」能力を持ちます。「屈強な戦士」は所有者の意志とは関係なく選ばれ、本人の特性に適した魔法の武器を与えられます。そして、本人が望むと望まざるとに関わらず、いずれ所有者の元へと集う運命を背負います。また、彼らは戦いに飢えた性格へと変貌しており、十分な報酬と戦場を与え続ける事ができれば、所有者の配下として戦い続けてくれます。
 力の代償は「戦士達に充分な報酬と戦場を提供できなくなると死亡すること」です。また、死亡するのみならず、戦士の力を全て吸収した恐るべき「闘神の渦」が発生し、所有者の親しい人々や馴染みのある土地を、その破壊エネルギーで滅ぼしてしまいます。

 ⇒⇒⇒参考シナリオ
 ⇒⇒⇒メガリスの復活
 ⇒⇒⇒メガリスの復活2

イカロスの翼 ≪銀誓館学園が入手→破壊→復活→再入手≫
 古代ギリシアで名を馳せた狂気の天才鍛冶士ダイダロスが、禁忌の技術の全てを尽くして「創造」したと言われる、翼型のメガリスです。
 イカロスの翼を背中に装着した所有者は、「飛翔能力」を得ます。また、充分な精神集中と共に翼から羽をむしると、その羽は所有者の意思に従う鳥型の妖獣に変化します。
 力の代償は「より高く飛翔したくなるが、限界高度に達すると翼が外れること」です。イカロスの翼を一度でも身に着けた者は、飛翔のもたらす万能感から、より高く、より遠くへ飛ぼうとします。ですが、限界高度を超えた瞬間にイカロスの翼は所有者の背中から外れ、次の所有者を求め飛び去るのです。

 ⇒⇒⇒参考シナリオ
 ⇒⇒⇒参考シナリオ2

聖杯 ≪巡礼士が入手→銀誓館学園が入手→巡礼士に貸出→『神の左手』に変化→銀誓館学園が再入手≫
 13世紀に行われた「世界結界の創造」において、世界から神秘の力を放逐する為の中核となった、杯の形状をしたメガリスです。かつて世界結界を創造した者達の末裔である『巡礼士』により、現代まで保管されて来ました。
 本来聖杯が持っていた能力は不明ですが、現在の聖杯は「世界結界を修復する」能力を持ちます。適切な儀式を執り行うことにより、世界結界の強度が51%以上残っている場合、強度を最大で75%まで回復できます。
 力の代償は「能力の使用に大量の詠唱銀が必要なこと」です。
 なお、メガリス・アクティブが持つ事によって、ある重大な役割を発揮することも判明しています。

 ⇒⇒⇒参考シナリオ
 ⇒⇒⇒世界結界修復儀式
 ⇒⇒⇒巡礼士に聖杯を貸し出すか
 聖杯戦争 巡礼士とは
 
天之羽羽矢 ≪太陽のエアライダーが入手→破壊→復活→銀誓館学園が入手≫
 「あめのははや」。古代日本において、天を裏切った背信の神を葬ったとされる、矢の形をした自律攻撃型メガリスです。
 天之羽羽矢は、所有者にとっての「敵」を、射殺す力を持っています。所有者が敵と認識している者はもちろんのこと、所有者に対する敵意を隠している相手の元へも自動的に飛んで突き刺さり、死に至らしめるのです。
 力の代償は「他者への敵意を抑え切れなくなること」です。所有者は親しかった人達をも次第に敵視するようになり、いずれは自分以外の全ての存在を敵視するようになってしまうのです。

 マヨイガの戦い
 ⇒⇒⇒参考シナリオ
海神の船首像 ≪銀誓館学園が入手→破壊→復活→銀誓館学園が入手≫
 「かいじんのせんしゅぞう」。忘却期以前に西ヨーロッパの海を支配したヴァイキング達が所持していたという、波打つ髪と髭を持つ老人をかたどった船首像のメガリスです。
 海神の船首像を船に取りつけると、所有者の心臓は船首像と鎖でつながれ、飢えや老いから解放されます。
 さらに、船内で命を落とした者はリビングデッドと化して蘇り、所有者の命令に従うようになるのです。
 力の代償は、「船から降りられなくなること」です。船を降りようとすると、心臓につながった鎖を通じ、想像を絶する苦痛が所有者を襲います。また、一度取り付けた船首像は、所有者が死ぬまで取り外すことは出来ません。

 ⇒⇒⇒参考シナリオ
 ⇒⇒⇒参考シナリオ2
マヨイガ ≪宮崎県の高千穂上空に発見されたメガリスです。所有者不明≫
 巨大な「特殊空間」の中に浮かぶ、超巨大高密度集積住居型メガリスです。
 迷宮のように広がる複雑な屋敷の全てがメガリスであると言われており、中枢には『視肉』と呼ばれる「生きた肉塊」が生息しています。
 マヨイガは、「視肉が覚えた場所にある建物」と、マヨイガ自体を、実際の距離を無視する「通路」で繋げる能力を持ちます。繋がった場所は、繋がっている間マヨイガの一部となり、一般人が認識することはできません。
 現在の所有者は不明の為、力の代償は明らかになっていません。

 マヨイガとは
 ⇒⇒⇒ゴーストだってデートがしたいっ!〜マヨイガデート大作戦〜

封神台 ≪妖狐が入手→銀誓館学園が強制破壊→復活→銀誓館学園が入手≫
 古代中国に覇を唱えた偉大な皇帝が探し求めた、釣鐘型メガリスです。
 所有者は、最大365体までの生物を「神将」として封神台に登録し、その内部の異空間に封印することが出来ます。封神台に封印されている間、神将は閉じ込められた時そのままの状態で眠り続けます。
 また、所有者は、神将の封印を解き、封神台から出すことが出来ます。
 外に出された神将は、戦闘不能になると即座に登録されたままの状態で封神台の元に復活します。ですが、登録が解除された状態で戦闘不能になったり、封神台が破壊されたりすると消滅してしまいます。
 力の代償は、「封神台内の異空間に入った使用者の生命が失われること」です。これによって生命を失った者は、神将にならない限り一定時間の経過により、思念だけを残して消滅します。
 こうして残った思念を、封神台が神将になろうとする者への試練に利用することもあるようです。

 神将とは 敦賀市攻略戦
 関ヶ原の戦い
 ⇒⇒⇒封神台の中へ
プラトン立体 ≪巡礼士が入手→銀誓館学園が入手→破壊→復活→メガリス・アクティブが所有→不明≫
 古代ギリシアの哲学者プラトンが発見したと言われる、透明な金属で造られた正八面体です。
 幾何学的調和を体現したこの立体には、絶対の宇宙原理が秘められ、所有者はこの世界にまつわるあらゆる知識を得ることが出来ると言われています。
 ですが、プラトン立体を使いこなせた者は知られていません。
 所有者がプラトン立体に秘められた知識を知ろうとした瞬間、プラトン立体は内包された知識全てを流し込み、所有者の精神を破壊してしまうのです。
 単に『所持し続ける』だけでは代償は発生しませんが、所持し続けることに失敗した場合、『プラトン立体』は暴走し、自動的に動き出します。
 そして暴走したプラトン立体は、超高圧電気流を発して『知識を持つ』ものを捕らえて自らの中に吸収し、新たな知識に変えてしまうのです。

 ⇒⇒⇒参考シナリオ
 ⇒⇒⇒参考シナリオ2
ニーベルングの
指輪
≪清廉騎士カリストが入手→銀誓館学園が入手≫
 地球外より持ち込まれたとされる、呪われし強大な指輪です。
 この指輪の所有者は、他者の「夢」にネジを埋め込むことで、行動や獲得情報のひとつひとつにまで影響を及ぼす、極めて強力な洗脳を施すことができます。加えて、指輪の扱いに熟達したり、洗脳する相手の種類を絞り込むことで、一度に洗脳できる人数を加速度的に増やすこともできます。
 力の代償は「維持しているネジの数に応じて、自らの身に死の悲劇が訪れる事」です。ですが、この代償を清廉騎士カリストが受けていなかった事は、ほぼ間違いありません。

 ニーベルングの指輪
紺碧の貴石 ≪ファンガスが入手→銀誓館学園が入手→破壊→樹のオロチが入手→銀誓館学園が再入手≫
 来訪者ファンガスが所持していた、鶉卵程の大きさの青く光る石です。
 その効果はファンガスにしか意味の無いもので、破壊する以外の明確な価値はありません(ファンガスも破壊効果としての活用を望んでいます)。

 ファンガスとは
 ⇒⇒⇒「ファンガス獲得ツアー2011」へようこそ!
嫦娥の瓶 ≪銀誓館学園が入手→破壊→復活→再入手≫
 ロケットを思わせる形をした、ガラス瓶のようなメガリスです。
 普段は手に持てる大きさですが、所有者が魔力を注ぎ込むと巨大化し、多くの者を収容することが出来ます。
 また、生命維持機能を備えた小さな泡を発生させ、所有者が望んだ対象を包むことで、宇宙空間での活動を可能にさせます。
 力の代償は、『ひとつの場所に長く留まれなくなる』ことです。
 このメガリスを使用した者は、強烈な「旅への衝動」に駆られるようになってしまいます。

  月よりの使者
 ⇒⇒⇒参考シナリオ
鬼の手 ≪妖狐が入手→悪路王が入手≫
 怪物的な特徴を持つ、長い腕のかたちをしたメガリスです。
 願いを架けた時間と消費した詠唱銀に応じて伸び、「所有者の求めるもの」の元まで到達します。
 その後、求めるものが動かせる場合は所有者の元に持ち帰り、動かせない場合は所有者が求めるものの元へ移動するための経路となります。
 力の代償は「能力の使用に大量の詠唱銀が必要なこと」です。

 関ヶ原の戦い
 ⇒⇒⇒人魔共存の義

■メガリス破壊効果一覧

 メガリスを破壊した際に発生する、能力者集団ごとの「破壊効果」の一覧です。

破壊効果説明
生命賛歌  生命賛歌は、「銀誓館学園」専用の破壊効果です。
 銀誓館学園の全能力者は、メガリスを破壊してからの数時間のみ、以下の3つの恩恵を得ます。
(1)10分間の休憩で、アビリティの使用回数とHPが全回復する(戦闘不能も回復)。
(2)重傷を受けても、能力値半減の効果を受けない。
(3)死亡するようなダメージを受けても、1回までは重傷で済む。

●2009年12月20日 学園レベルの上昇により追加
(4)生命賛歌中に負った重傷は、生命賛歌の効果時間終了後、およそ10時間で回復する。

無限繁栄  無限繁栄は、「土蜘蛛」専用の破壊効果です。
 土蜘蛛はメガリスを破壊してから数週間の間、3つの恩恵を得ます。一度成長した土蜘蛛や蘇った土蜘蛛は、効果が終了しても残ります。
(1)卵の状態の者は成長して蜘蛛童となり、既に蜘蛛童であった者は更なる成長を遂げ強力な個体となる。
(2)古の時代に滅びた土蜘蛛達が、新たな生命を得て蘇る。
(3)土蜘蛛の一族に忠誠を誓った能力者の一族に、土蜘蛛の巫女としての力を与える。

城塞世界  城塞世界は、「吸血鬼」専用の破壊効果です。
 吸血鬼はメガリスを破壊すると、「影の城」を創造する事が出来ます。
 影の城は、以下の効果を持ちます。
(1)一般人の目や鏡、カメラ等の光学機器に写らない(能力者やゴーストには見える)。
(2)非常に頑強で、詠唱兵器やアビリティでしか破壊できない。
(3)内部は、外観から想像が付かないほどに広大な「国」になっている。

魔狼降臨  魔狼降臨は、「人狼」専用の破壊効果です。
 人狼はメガリスを破壊すると、以下の3つの恩恵を得ます。
(1)虚空より、全長50mの破壊エネルギー体「フェンリル」が出現する。また、魔狼儀式を行うことにより、フェンリルの存在時間を延長できる。
(2)フェンリル出現の余波を受けて、大量のゴーストウルフが発生する。
(3)フェンリルにより生じた虚空の裂け目を通り、遠隔地より「戦闘態勢を整えた人狼」が大量に送り込まれる。送り込まれた人狼達は、効果が終了しても帰還しない。

天陽の道  天陽の道は、「太陽のエアライダー」専用の破壊効果です。
 「マヨイガ」の存在する場所でメガリスを破壊すると、マヨイガを能力者の目に見えるよう出現させた上で、そこに通じる光の道を作り出します。

完全幻想  完全幻想は、「ナイトメア」専用の破壊効果です。
 ナイトメアはメガリスを破壊してから数週間の間、下記の恩恵を得ます。
(1)ナイトメア王の考える「全盛期」の能力・戦力を復活させる。
(2)完全幻想のエネルギー源は夢世界である。何らかの効果によって王が「現実と夢世界を繋ぐ力」を手に入れた場合、完全幻想は永続する。