<GR-47 ウェポンマスター>

 自律型増殖機械群「ギア」で構築された、地球帝国の制式ロボットGR(ギアライダー)の、キマイラ因子保有者専用機体です。
 複数のギアブロックで構成された機体及び搭載兵器は、用途に応じて複雑に変形します。
 チェーンソー剣から衝撃波を飛ばす「流水撃」や腕部を射出する「チェインシュート」、果てはジェネレータを剣に移動して爆発力を高める「居合い斬り」や、ギアの進化因子を暴走させる「ウェポン・オーバーロード」など、攻撃バリエーションの多彩さは他の追随を許しません。


イラスト:はましん


●開発経緯

 ステイツエンパイアによる統治時代に、反乱を計画したキマイラ達が、決戦兵器として極秘に開発していた人型ロボット、それがGR(ギアライダー)です。
 GR建造計画は、その根幹となる「ギアブロック構想」の、他に類を見ない斬新さゆえに、キマイラでないステイツの人間には一切把握される事無く進行しました。
 何しろ、ギアライダーのボディである自律型増殖機械群「ギア」は、1個の機体として組み上げられるのではなく、単なる小型作業ロボットとして、密かにステイツ内に配備されていたのです。
 そしてキマイラによる反乱蜂起と同時に、全てのギアは「ギアブロック」として集結し、次々とギアライダー形態に変形していったのです。
 中枢部に突如出現したギアライダーの兵団に、ステイツの首脳部は成す術がありませんでした。
 その後、キマイラ達は「地球帝国」を樹立し、ギアライダーは帝国の制式ロボットとして配備されたのです。  その後、キマイラ因子の強い優秀なパイロットの専用機として開発されたのが、「GR-47 ウェポンマスター」です。

●ギアブロック構想

 何と言っても、ウェポンマスターの最大の特徴は「ギアブロックシステム」です。
 ウェポンマスターは、肩部、腕部から始まり、頭部、脚部に至るまで、「ギアブロック」と呼ばれる独立したパーツとして建造されています。
 驚くべきことに、これらのパーツは、ひとつひとつが思考増殖能力を持つ「ギア」と呼ばれる思考機械であり、自身の判断で行動する能力を持ちます。
 パイロットであるキマイラは、卓越した演算能力でこれらのギアブロックを扱い、目的に応じた最善の形態に変形するよう制御することができます。これによってウェポンマスターは、戦況に応じて、驚くほどバリエーション豊かな形状に変形することができるのです。
 キマイラ因子を持たない人間がウェポンマスターを操縦しようとしても、あまりの複雑な構造に脳が適応できません。

●武装

 また、ウェポンマスターに搭載する武器も「ギアブロック構想」に基づいて製作されており、用途に応じて内臓武器に変形したり、補助ジェネレータや増加装甲として扱うことも可能になっています。
 剣からビームの衝撃波を放つ「流水撃」、腕部を射出する「チェインシュート」を始め、重積フィールドエンジンを剣に移動して爆発力を高める、捨て身の攻撃「居合い斬り」、更にはギアの増殖能力を暴走させて進化する「ウェポン・オーバーロード」など、搭乗者であるキマイラの能力とギア制御能力に応じて、ウェポンマスターはどこまでも強大に成長してゆきます。

SPEC DATA
ジェネレータ:重積フィールドエンジン
推進機数:ハイドロバーニア6基
装甲材質:硬テクノニウム合金
武装:ビーム剣風「流水撃」、チェーン式腕部射出砲「チェインシュート」、進化因子「ウェポン・オーバーロード」ほか