<『無限のファンタジア』プレイ日記>

 なにはともかく、やってみよう!? 『無限のファンタジア』の体験日記です。


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■第6話 〜初めての依頼と優しいマレナさん〜

○月〜日

 なんだかゲームの事が気になって、講義の半分も聞いていなかったような気がする。  まずはメールチェックをっと。
『ちょっとお兄ちゃん、依頼見つかったの? 見つからなかったの? ちゃんと返事してくれないと分からないじゃないっ!! もう手伝ってあげないよ!』
 なにっ!! そ、それは困るっ!!
 僕は急いで謝罪のメールを送る。これで妹の機嫌が直るといいんだが……。後で何かを送っておいた方がよさそうだな。



 それはさておき、早く旅団に行かないと。
【ランド君、依頼は決まったかしら?】
 旅団にマレナさんの書き込みがあった。さっそく、返事を書く。
【ああ、決まったよ。次はどうすればいい?】
 数分して、マレナさんからのメッセージが入る。
【決まったのね。安心したわ。あれから返事がなかったから、心配していたのよ。
 そうね、決まったのなら、その依頼に参加してはどうかしら? 参加の方法を教えてあげましょう】
【よろしく頼む。何度もすまないな、団長】
 そういってマレナさんは参加の方法を丁寧に教えてくれた。どうやら、参加したい依頼(依頼はシナリオ・冒険とも呼ぶそうだ。これもマレナさんから聞いた)の名前をクリックし、次のページに表示されている「この冒険に参加する」をクリックすればいいらしい。

【このくらいどうってことないわ。気にしないで】
 本当にマレナさんって良い人だよな。お嫁にするなら、マレナさんのような優しい人だよな。
 おっと、依頼、依頼……。
 僕はあらかじめ選んでおいた依頼名をクリック。マレナさんから教えてもらった通りの事を行った。



 すると、参加が決まったことを知らせるメールが届いた。
 そのことをマレナさんに知らせた。
【次は依頼に対して、自分がどんな行動をしたいかを書くのよ】
 マレナさんの話によると、それが、「プレイング」というものだそうだ。
【依頼のあったページの一番下に最新情報というボタンがあるわ。そこをクリックすれば最新のリプレイがあるから、そこを見てみたらどうかしら? 参加している人たちのプレイングが公開されているから、参考になるわよ。それともう一つ。酒場のテーブルにはもう行ったかしら? そこで相談するのもいいわよ】



 リプレイ? 酒場のテーブル? また知らない単語が出てきたな。

 尋ねた事と、僕が調べた事をまとめると、リプレイというのは『依頼の結果が書かれた小説』のことで、プレイングを元に作られるそうだ。酒場のテーブルは『各依頼の一番下にある一行掲示板』のこと。
 そこで、旅団のように、キャラクターになりきって、依頼の相談をする場所として利用できるそうだ。
 よし、まずはプレイングの見本を見てこよう。
 また妹に怒られないよう、書き込みをしておく。
【一度、プレイングとやらを見てくるよ。その後、時間があったら酒場のテーブルに行ってみる。結果は明日、また知らせるよ】
 これで大丈夫だろう。僕はさっそくリプレイを見ることにした。

 ………い、依頼の時と同じだ……。
 マレナさんに言われた場所を見に行ったら、依頼のときと同じく、ずらっとリプレイが並んでいた。
 う、うーん。これ(↑)も全部見なくていいよな。たぶん。



 依頼を選んだときと同じように、今回、ランドが参加する依頼と似たような依頼を探し、皆のプレイングを見てみる。
 ふむふむ、戦いの依頼のときは、戦う方法・目的・動機が重要なんだな。
 そういえば、探す内容を絞っていれば、今回も簡単にリプレイを探す事ができた。これも依頼の時と一緒なんだな。
 そうそう、このプレイングは一週間後に消えるんだっけ。
 消える前に重要なところをメモしておこう。きっと役に立つはずだ。

 ……うわ、いくつかのプレイングとリプレイを見ていたら、また遅くなってしまった。
 仕方ない、酒場のテーブルは明日に回そう。

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⇒⇒⇒第7話 〜酒場のテーブルで話そうか〜