<『無限のファンタジア』プレイ日記>

 なにはともかく、やってみよう!? 『無限のファンタジア』の体験日記です。


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■第17話 〜新しいアビリティは修練場で!〜

○月▼日

『お兄ちゃん、調子はどう?
 何だか、どんどんお兄ちゃんのキャラクターが強くなっているよね。私の方が早くやっているのに、なんだか追い抜かされそうで、どきどきしちゃうな。
 でも、私も負けないからね!
 ふふふ、私のキャラクターもちゃんと強くなっているもんね。新しいアビリティも手に入れちゃったし、ドラゴンズゲートとか依頼でもっともっと強くしちゃうんだから!
 あー、それと、今日、お母さんと喧嘩しちゃった。
 ダメだな、私。もっと気をつけないと……。あ、心配しないで。もう仲直りしたから』

 妹もどうやら頑張っているらしい。
 ……って、喧嘩!? 何したんだ? まあ、心配しないでって事はもう大丈夫なんだろうけど……。
 とにかく、返事のメールを送っておこう。あまり喧嘩の事は触れないように……。



旅団  いつものように旅団に行く。
 もう、旅団に行くのが日課になってしまったような気がする。気のせいかな?
 おっと、今日こそ、新しいアビリティを手に入れる方法を教えてもらわないと!
 アビリティが手に入らなければ、マレナさんに近づけないっ! ……って、そんな訳ないけどさ。
 さっそくランドとして発言しよう。

【団長、またわからないことが出てきたんだ。訊いてもいいか? 新しいアビリティが欲しいんだけど、どうしたらいい?】

 するとまた、マレナさんからのメッセージが来た。

【新しいアビリティを手に入れるには、「修練度」が必要よ。
 まずは「修練場」に行って、どんなアビリティが手に入るかを確認してみたらどうかしら?
 「アビリティの修得」ってところをクリックすれば、あなたが修得できるアビリティが表示され、必要修練度分の修練度があれば、すぐにアビリティを修得できるようになっているわ。
 修得したいアビリティを選択して、「アビリティを修得する」ボタンを押せば、修得できるわよ。そうそう、前もってステータス画面で自分の持っている修練度を確認しておくといいわね】

 なるほど、そうやって新しいアビリティを手に入れるのか。

【そうそう、アビリティ付きのアイテムは手に入れたかしら? 装備してから「アビリティの修得」に行けば、アイテムに付いたアビリティも修得できるようになるわ。その場合、ずっとそのアイテムを装備していないといけなくなるから、忘れないでね】

 そういえば、前に旅団で「アビリティ付きのアイテム」の交換を行っていたな。
 残念ながら、僕のランドはそのアイテムを持っていない。今度手に入れたら、確認しよう。
 えっと、ステータス画面で修練度がどれくらいあるのかを見て……うん、これくらいあるんだな。
 じゃあ、さっそく「修練場」の「アビリティの修得」に行こうっ!



修練場  「修練場」に行ってみると、アビリティの修得のほかにも「アイテムを強化」や「オリジナルアイテムの作成」もできるようだ。
 アイテム関連は★が必要らしい。
 うーん、今回はアビリティのことしか聞かなかったから、アイテムの事はまた今度にしよう。

 というわけで、修得できるアビリティを確認しよう。
 確か「アビリティの修得」って場所をクリックするんだよな。

 ……えっと……。
 「居合い斬り改」に「武具の魂」「矢返しの剣風」……。
 ランドは武人だから、武人のアビリティだけ修得できるんだな。それ以外はアイテムでってことか。

 ……って、この「居合い斬り改」にある「改」って何だろう?
 ……ああ、登録時に持っていた「居合い斬り」がパワーアップした技なんだな。少し威力も強いし、使用回数当たりのCP効率もいい……よし、決めた! 今回はこの「居合い斬り改」を修得しよう。


 えっと、チェックマークを付けて「アビリティを修得する」っと。
 ……よし、完了! 早速またドラゴンズゲートに行こう!
 もちろんマレナさんも連れて、だ。
 この「居合い斬り改」でパワーアップしたランドをみれば、マレナさんも頼もしく思うよな、きっと……。



 ここは噂の竜脈坑道。
 俺、ヒトの武人・ランドは今、旅団の団長であるマレナさんと一緒に探索中なんだ。
「ランド君、どこに敵が潜んでいるかわからないわ。注意して歩くのよ」
「そんなのわかっているよ、団長」
 そんな他愛のない話をしているとき。
「!!!!」
 敵だ!! しかもマレナさん、気付いてないっ!
「喰らえ、居合い斬り改っ!!」

「えっ、ラ、ランド君っ!?」
 俺は覚えたてのアビリティを使い、敵を倒した。そうしなければ、敵を一気に倒す事もできなかっただろうし、弱いアビリティでは、倒しきれずにマレナさんに攻撃が来ただろう。
「ランド君……いつの間にその技を?」
 俺はにっと笑いこう言った。
「これくらいできなきゃ、一番強い武人になんてなれないだろ?」
「まあ、ランド君ったら……それと、遅くなってしまったけど、助けてくれてありがとう……」



 そ、そして……マレナさんからのご褒美が……うわっ!! な、何考えているんだ、僕はっ!!
 マレナさんからのキスが欲しいなんて、全く考えていないんだからなっ!!
 ……あっ……。

 こ、こほん。画面の中のランド達もどうやら、少し手ごわい敵に遭遇したようだ。  よし、ここで、あの「居合い斬り改」をっ!!
 そして、あのシーンを再現して…………あ、あれ? 何で使えないんだ? 確か修得したよな?
 一回、帰還して、ステータス画面をもう一度……うわっ!! 活性化していないとダメだったの忘れてたっ!!
 

今日の教訓。修得したら、活性化するのを忘れずに。


 はあ、これでやっと使えるようになったぁ〜。
 何だかこれだけで疲れた気がする。でもまあ、これで強力な攻撃アビリティが使えるようになったんだ。これからはいろんなところで、マレナさんに頼もしい姿を見せていくぞ!



 気が付くと、時計は深夜を告げていた。
 明日は朝から講義だっていうのに……寝坊しないように目覚ましかけておこうっと……。


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