今日はいつになくまったりだ。ずっとプレイングのことを考えていたから、しばらくは暇をもてあましそうだな。
……お、妹からメールが届いているぞ。
『プレイング完成、おめでとー! \(^▽^)/ お兄ちゃんのリプレイ、私も楽しみだよ♪ 出来たら、すぐに知らせてよね! それと、今日、いいことがあったんだー♪ はあ、もうバッチリっ!! また頼みたくなっちゃった。お兄ちゃんも早く頼んだらいいのに。 (‐_‐)ゝ』
……いいことって、頼むって……な、何のことだ? まあ、ご機嫌みたいだからいいか。
さて、旅団でも行って見るか。
【私のアイコンが出来たわ。これでまた、旅団が賑やかになるわね。皆の顔も早く見てみたいわね】
おおおおおっ!! マレナさんの顔が付いているっ!!
……すっごく美人でその、色気があって……僕的にはバッチリっていうか……ああ、結婚するなら、こういう美人とだよな……って、わ、な、何を考えているんだ、僕はっ!!
でも……この顔って、いや、アイコンだったっけ。どうやって作るんだろう?
僕にも作れるものなんだろうか? だけど、僕は自慢じゃないが、絵はかなり苦手なんだよな……良い成績取れなかった教科の一つでもあったし……。よし、マレナさんに尋ねてみよう!
【改めてみたら……だ、団長ってかなり美人だったんだな。しかも俺好み……い、いや、さっきのことは気にしないでくれ。と、とにかく、団長、そのアイコンってどうやって作るんだ? 俺も欲しいな】
や、やりすぎただろうか? で、でもまあ、他の団員もそれっぽいこと、たくさん話しているし、まあ、大丈夫……な、はず……。
【あら、美人だなんて。ありがとう、ランド君。そうそう、アイコンだけど、アイコンを頼むには「バストアップ」が必要だわ。まずは「バストアップ」を「アトリエ」で頼んでみてはどうかしら? あっと、バストアップは私の名前をクリックしてみれば、分かると思うわ】
アトリエで頼む? 誰かに絵を頼むということなのか?
と、とにかく、バストアップとやらが何なのかを見てみよう。
マレナさんの言われた場所をクリックしてみる。
すると、マレナさんのステータス画面とともに……おおおおおおおおおおっ!!!!
僕のステータス画面では、無限のファンタジアのタイトルロゴしかなかった場所に、イラストが……その、とにかく、美人で綺麗なお姉さんが僕を見て微笑んでいる……。
って、な、なんでこんなんでどきどきしているんだ、僕はっ!!
お、落ち着け、そう、落ち着くんだ。
きっとこの胸元が見えるのが悪いんだ、優しく綺麗な瞳が悪いんだ、そうだ、そうに違いない!
…………この魅惑のイラスト……違った、キャラクターのイラストがバストアップなんだろうか?
【え、えっと……ステータス画面にある美人なお姉さんの絵がバストアップ、ですか?】
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【あら、どうしたの? いつものあなたらしくない気がするけど……あなたには刺激的すぎたかしら?
あっと、バストアップだったわね。そう、ランド君の言うとおり、ステータス画面に表示されているイラストがバストアップよ。正確には、キャラクターの胸から上のイラストってことよ。
このイラストがないと、他のイラストが発注できないから、早めに作っておくといいと思うわ】
ふうん。バストアップがなければ、アイコンが作れないのか。じゃあ、バストアップを頼んでみよう!
……って、どうやって頼むんだ? それに僕はイラストは描けないぞ?
【大丈夫、プロのイラストマスターさん達がイラストを書いてくれるわ。
私たちはイラストマスターさんに、どんな絵を描いてもらいたいかを文章にして伝えるだけよ。
そうそう、発注する前に、好きな絵を描く、あるいはキャラクターのイメージに合うようなイラストマスターさんを探してみてはどうかしら? イラストマスターさんは「アトリエ」にある「全イラストマスター紹介」をクリックして見てみるといいわ】
僕はマレナさんにアトリエに行き、結果は明日知らせることを伝えてから、アトリエに行ってみることにした。
| ……うわ……。
たくさんいるし……全員で何人いるんだ?
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え、えっと……ランドは背が小さくて、元気な少年、だからな……。
よし、この「888」さんというイラストマスターさんに決定だ!
って、★が3個? 確か、前にステータス画面で★の表示があったな。ちょっと確認してみよう。
前に課金したから……★は9個だな。★3個以上あるから大丈夫だ。
確か、シナリオに参加するときは★1個だったよな……。値段が違うから気をつけた方がいいな。
さてと、イラストマスターさんも決まったし、後は発注……って、もうこんな時間だっ!!
時間が経つのが早いと思うのは、気のせいかな?
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