<吸血鬼とは?>

 ヨーロッパより現れた、影の城に住まう来訪者。
 それが吸血鬼です。

 吸血鬼との出会いの発端は、銀誓館学園以外の組織に所属する少女、あゆみとの出会いでした。
 メガリスを巡る戦いを経て、あゆみ達の属する組織が来訪者『吸血鬼』のものであると判明しますが、その後も能力者達が吸血鬼の主催した舞踏会に招待されるなど、両者は平和的な関係を築いて来ました。

 そして、『人工島の戦い』で、銀誓館学園は吸血鬼の呼び掛けに応え、人狼の召喚したフェンリルを打ち破り、その後の『狂鬼戦争』でも吸血鬼が銀誓館学園に協力するなど両者は強固な信頼を維持して来ました。

 ですが『ヨーロッパ人狼戦争1』を経て、欧州の吸血鬼組織の強硬さが明らかとなります。
 彼らが考えを改める事は無いと理解したアルバート・ローゼスら日本の吸血鬼組織は、強硬的な欧州の吸血鬼組織と手を切り、銀誓館学園に合流を果たしました。
アルバート・ローゼス

■あゆみとの出会い

 2007年6月。
 とある神社の境内に出現するゴーストを退治しに赴いた能力者達は、そこで一人の少女と出会います。
 少女の名は、山崎・あゆみ。
 彼女は、地縛霊の出そうな場所を独自に探している、銀誓館学園以外の組織に属する能力者でした。
 この出会いから、あゆみとの交流が始まりました。
 そして交流の中、彼女がメガリスの存在を知っている事、『アル君』と呼ばれるリーダーがいる事などが判明します。

山崎・あゆみ
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■黄金の妖獣事件

 各地に出現した黄金の妖獣達。
 それらを退治する中で、能力者達は金色に輝く林檎の欠片のような物体を手に入れていきました。
 この欠片は一体何なのか?
 疑問を抱く能力者達の元に、あゆみからの連絡が入ります。
 あゆみは待ち合わせ場所に赴いた能力者達に、その欠片が、メガリス『黄金の林檎』の欠片であることを伝えました。
 そして彼女は言います。
 仲良くなった能力者達と、殺し合いたくはないと……。

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■『黄金の林檎』争奪戦

 『黄金の林檎』の欠片をめぐる争奪戦は、謎の女性が率いる組織の乱入により、混沌としたものとなっていきました。

 そして出現する最後の欠片。
 駆けつけた能力者達を待っていたのは、黄金色の竜と、「黒衣の少年」や「山崎・あゆみ」をはじめとする少女達の一団。
 そして、謎の女性が率いる組織でした。
 謎の女性は黒衣の少年を「吸血鬼」、そして黒衣の少年は謎の女性を「人狼」と呼び合います。

 吸血鬼、人狼、そして銀誓館学園。
 3つの組織が黄金竜を挟んで激しい戦いを繰り広げ、この戦いに多くの戦力を投入していた銀誓館学園が欠片を確保します。
吸血鬼の少年&山崎・あゆみ
 
人狼の女性

 この欠片はメガリス『黄金の林檎』の欠片の1つにして、最後となる8つ目の欠片。
 欠片の中の1つだけが、次の新月の日にメガリス『黄金の林檎』になる……。
 ですが新月の10月11日、欠片は銀誓館学園から忽然と消えてしまいます。
 それは吸血鬼か人狼のいずれかが、メガリス『黄金の林檎』を手に入れたことを示していました。

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■影の城からの招待状

 『黄金の林檎』の欠片が消えて、しばらく経ったある日、あゆみが銀誓館学園を訪れました。
 吸血鬼が六甲アイランドに建てた『影の城』に、能力者達を招待するというのです。

 舞踏会に参加した能力者達は、『アル君』ことアルバート・ローゼスと話し合い、相互理解を深めていきます。
 世界結界を破壊する意図を持たず、銀誓館学園とも良好な関係を築きたいと語るアルバート。
 つつがなく終了した舞踏会は、吸血鬼と銀誓館学園との信頼関係を物語っているとも言えるかも知れません。
アルバート・ローゼス

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vampire night〜影の城へご招待〜


■人工島の戦い

 遥かな昔から続いて来た、人狼と吸血鬼の戦い。
 吸血鬼からの救援要請を受けた銀誓館学園は、人狼のメガリス破壊効果によって呼び出されたフェンリルを止めるべく、その戦いに介入します。
 六甲アイランドを舞台にした戦いの中、能力者達は吸血鬼を助け、フェンリルを撃破することに成功。
 人狼は撤退し、戦いは銀誓館学園と吸血鬼の勝利に終わります。

六甲アイランドに出現したフェンリル
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 人工島の戦い

■狂気の吸血鬼

 人工島の戦いから3ヶ月。
 銀誓館学園が後期期末試験に入ったその日、アルバートが学園を訪れます。

 彼は、見えざる狂気のせいで狂気に陥った吸血鬼が脱走したため、捕らえるために力を貸して欲しいと語りました。
 能力者達はアルバート達に協力し、狂気に陥った吸血鬼達を捕らえます。

期末試験の最中に現れたアルバート・ローゼス
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狂気の吸血鬼に関する依頼の一覧

■狂鬼戦争

 能力者達から幾度もの助力を受けた吸血鬼は、『狂鬼戦争』において銀誓館学園に協力します。
 山崎・あゆみをはじめとした『従属種ヴァンパイア』が参戦し、能力者達と肩を並べて戦いました。

 そして新学期を迎え、従属種ヴァンパイア達は銀誓館学園に転入して来ました。
 彼女達も、銀誓館学園の一員として共に戦う仲間となったのです!
山崎・あゆみ

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 狂鬼戦争

■ヨーロッパ人狼戦線1

 ヨーロッパに戻り、洗脳の黒幕を探っていた人狼騎士達。その支援に赴く能力者達を、神戸の吸血鬼達もメガリスの力を使って手助けします。
 ですが、アルバートの従姉である吸血姫エレインの謀略によって、銀誓館学園の仲間となった人狼騎士達は、洗脳されたままの人狼騎士達に捕らえられてしまいました。
 エレインは、アルバートの所属するものとは異なる、強硬派の吸血鬼組織の一員だったのです。
会談するアルバートとエルザ

 そして、銀誓館学園は大作戦『ヨーロッパ人狼戦線1』を発動。
 仲間達を助けると共に、エレイン達強硬派の吸血鬼を捕らえることに成功します。

 戦いの後、アルバート達はエレイン達ヨーロッパの吸血鬼組織と完全に決別する事を決定します。
 『ヨーロッパ人狼戦線1』の一件は、「来訪者としての誇り」を捨てず、戦いの道を選んだヨーロッパの吸血鬼組織が、「他種族との共存」を選んだアルバート達の組織と考えを等しくすることが無いと、アルバート達に悟らせるに十分でした。
 アルバート達は、所有するメガリス『お喋りからす』を持って銀誓館学園に合流し、貴種ヴァンパイアが能力者達の仲間になります。
 また、アルバート達が六甲アイランドに建設した『影の城』は、そのまま生活していると世界結界に悪影響が出ることが判明し、閉鎖されることとなりました。

↓『ヨーロッパ人狼戦線1』の詳細についてはこちら↓

 ヨーロッパ人狼戦線1

■未確認情報

 上記の他にも、以下のような事があったと噂されています……。

 ・2007年 4月 6日 黒衣の少年が来日する
 ・2007年 7月16日 あゆみが銀誓館学園の学園祭に来るが、知り合いに会えず帰る
 ・2007年 7月23日 謎の組織同士の小競り合いが発生(その1その2その3
 ・2007年 8月 7日 アルバートとあゆみ達、東北地方の山中で黄金の妖獣と戦う
 ・2007年10月11日 アルバートがメガリス『黄金の林檎』を入手(その1その2その3
 ・2007年12月 6日 アルバート、銀誓館学園に「人工島の戦い」への参加を求める
 ・2008年 6月25日 アルバート、エレインとの電話で銀誓館学園への合流を宣言する
 ・2008年 6月26日 貴種ヴァンパイア、銀誓館学園の仲間に加わる
 ・2008年 8月22日 能力者達の投書の結果、エレインを解放する
 その後も、吸血鬼が関わる事件は起こり続けています。
 事件の詳しい内容については、下記を参照して下さい。

人狼と吸血鬼 人狼と吸血鬼2
狂気の『ゲーム』