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 なにはともかく、やってみよう!?
 TRPG版『無限のファンタジア』の体験日記です。
 登場人物の紹介はこちら。                          画:888

TRPGって?
キャラメイク
冒険開始!
GMに挑戦
終章


第10話 〜キャラクター完成! 僕のキャラクターが団長に!?〜
○月△日



 さあ、待ちに待ったキャラクター作成だ。
 持ってきたダイスを机の上に用意する。ダイスを握る手が、少し汗ばんでいるような気がする。
「今回はレベル1のキャラクターを作ってもらうよ。自由に決めていいけど、決まったら冒険者クラスだけ教えてね。あ、ベテランさんは作るのちょっと待っていてくれる?」
 僕達はそれぞれのキャラクターを作り始めた。GMは、初心者プレイヤーさんに作り方を教えているようだ。
「どんなキャラクターにしようかな?」
 考える僕らにGMは次のようなアドバイスをしてくれた。
「そうだね。自分が演じやすそう、遊びやすそうなキャラクターを作っていくといいよ。後は気に入っているキャラクターとかだね。どうしても迷うんなら、自分をモデルに作るのもいいと思うよ」
 自分が演じやすそうなキャラクター……ねぇ?
 演じやすい事を考えると、自分をモデルにするのが一番だろうけど、それはちょっと恥ずかしいからな。
 マレナさんを作ってもいいけど、今回は前衛に立って戦いたいな。
 そうなると……。

「かなり、迷っているみたいね?」
 美咲ちゃんが僕に声をかけてきた。
「ちょっと、ね」
「ダイスで決める事もできるわよ。前にやったでしょ?」
 前に? ああ、そういえば、美咲ちゃんの家でTRPGを1回だけやったんだっけ。あのときは美咲ちゃんの言うとおり、ダイスで全部決めていた。
 でも………。
 ダイスで決めると、すぐに決まるんだけど、今回は自分できちんと決めたい。
「ありがとう、でも自分で決めるよ」
「そう。頑張ってね」
 そう言って、美咲ちゃんは自分のキャラクターシートに、せっせと決めた内容を書き始めた。







 迷っていても仕方ない。
 なにか決めないと……TRPGのキャラクターか………。

「!!」

 そうだ、PBWで使っている僕のキャラクターをそのまま、TRPGのキャラクターにすればいいんだ!
 そうすれば、どんな行動するとか、判断しやすいし。
 話し方も僕に似ているし、一度PBWで遊んでいるから、かなり演じやすい。
 よし、決めたぞ!!
 さっそくキャラクターを作ってみよう。
 次々に項目をを選ぶだけで、キャラクターを完成させる事ができる。
 ランドなら、すぐに出来るぞ。
 種族はヒトで、武人の……ランドの完成!
 ⇒⇒⇒これが、完成したキャラクターシートだ。

 そうそう、このイラストは、コンベンションの時には無くって、後で付けた物なんだ。といっても、もちろん僕がこんな上手な絵を描ける訳じゃない。
 PBWの無限のファンタジアでは何と、自分のキャラクターのイラストを、「アトリエ」というコンテンツでプロのイラストレーターに発注する事ができるんだ。
 しかも発注したイラストは、普通に拡大縮小無しでプリントアウトすれば、そのままキャラクターシートに貼り付けられる! それだけでもPBWに参加する価値はあるよな、なんちゃって。

 ⇒⇒⇒PBW版無限のファンタジア『アトリエ』



「ん?」
 ふと、隣を見つめる。
 そこには美咲ちゃんが一生懸命に何かを書いていた。
 何を書いているんだろう?
 僕は不思議に思いながら、GMに僕のキャラクターの冒険クラスを教える。
「了解。で、もう一つ確認していいかな? 君のキャラクターで一番高い性格は?」
 一番高い性格。
 性格はマス目を黒く塗りつぶして、決める。
 一番高いといわれたら、一番右端か一番左端を黒く塗りつぶしている項目を調べるという事だ。
 ちなみにランドの性格は次のようになる。

理性□□□□■感情
狡猾□□□■□純真
秩序□□■□□純真
説得□□■□□戦闘
冒険□□□■□恋愛

 こうなると、ランドの一番高い性格は『感情』になる。
 僕はその事をGMに告げると………。
「じゃあ、君のキャラクターが団長だね」
「え? え? ……ええっ!?」
 どうやら、他のメンバーは全員、感情が低いようだ。
 ついでに旅団アビリティを決める。
 相談の結果、「ライクアフェザー」に決定。
 さあ、これで準備が整ったぞ! いよいよ冒険だっ!!



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⇒⇒⇒第11話 〜自己紹介! 相手は僕をどう見ている?〜



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