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なにはともかく、やってみよう!?
TRPG版『無限のファンタジア』の体験日記です。
登場人物の紹介は
こちら
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画:
888
TRPGって?
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第22話
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終章
第24話
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第25話
?月★日
なりゆきでGMをやる事になった僕。
プレイヤーはやった事があるけど、GMは全くやった事のない僕に、妹は心強いメールをくれた。
『明日、チャットで話しながら、シナリオを決めていこうよ。大丈夫、私がいろいろと教えてあげるから安心してね♪』
大学から帰ってきた僕はさっそく、妹から教えてもらったチャットのURLを開いたんだ。
妹:お兄ちゃん、まだ来ていないのかなー(うろうろ)
うお、もう来てるっ! 待ち合わせ時間よりも早いぞ、妹。
とにかく、僕もチャットに入らないと。
お兄ちゃん:もう来てたのか、早いなー
妹:そんなことないよー、さっき来たばっかりだよ♪ 久しぶりにいろいろと話したい所だけど、時間もあまりないし、さっそくシナリオの話に入るよ。いい?
お兄ちゃん:了解。
妹:まず、シナリオを考える前に、今回のプレイヤーさん達ってどんなメンバーなの?
お兄ちゃん:そんなの関係あるのか? メンバーは全部、ゲーム好きの友達。TRPGはやったことないけど、RPGならバッチリやった事あると思う。
妹:らじゃー。とにかく初心者さんって事だから、できるだけ簡単な依頼にしよう。あんまり難しいとなかなか先に進めなくなっちゃうからね。グドン退治とかがいいんじゃないかな?
お兄ちゃん:グドン退治か……他には?
妹:うーんそうだな………あ、冒険者の酒場をチェックしようよ。あそこはシナリオの宝庫だからね♪
ここでいう冒険者の酒場というのは、PBW版の冒険者の酒場の事だ。
PBW版の冒険者の酒場には、たくさんの冒険者が冒険した様子をリプレイ(小説)にして、公開している場所でもある。書いているのはマスターさんだから、ちょっとTRPGに似ているかも?
僕らは別ウインドウを開いて、冒険者の酒場を覗いていく事にした。
……………っていうか、リプレイ6000本以上あるんですけど……。
妹:ねえねえ、洞窟で検索したら、面白そうなリプレイ発見しちゃった。
「水晶の洞窟」
っていうリプレイなんだけどどうかな?
お兄ちゃん:「水晶の洞窟」? ちょっと読んでみるな。
さっそく妹から教えてもらったリプレイを読む。
水晶の発掘現場がある洞窟に、火を吐くコウモリが現れたらしい。
これでは、発掘ができず困っている人々の代わりにコウモリを退治し、水晶を持ってくるという内容だった。
これは面白そうだ! 敵も普通のコウモリと火を吐くコウモリだけだし、丁度いいかも。
お兄ちゃん:読み終わったぞ。なかなかいいんじゃないか。これでやろう。
妹:いいの? やったあ♪ じゃあ、これで決まりってことで。今後もシナリオ作りの参考に冒険者の酒場を利用するといいよ。他にも、ルールブックについているシナリオを使ったり、既存の冒険物の小説から、面白そうな所を見つけてシナリオにすると、作りやすいよ。既存のものでは、物足りないっていうのなら、自分で全部決めちゃうっていうのもあるけどね。
お兄ちゃん:なるほど。こうやってシナリオを考えていくんだ。
妹:そうだよ。この調子で、一緒に楽しいシナリオを作ろうね!
こうして、シナリオの大筋が決まった。
僕はちょっとほっとする。
後はこれを参考にシナリオ作りをすればいいんだな。
そのときの僕は、うきうきした気分でそう思っていた。
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第20話 〜妹先生とダンジョンを作ろう!〜
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