●
問い合わせ先
なにはともかく、やってみよう!?
TRPG版『無限のファンタジア』の体験日記です。
登場人物の紹介は
こちら
。
画:
888
TRPGって?
第1話
|
第2話
|
第3話
|
第4話
キャラメイク
第5話
|
第6話
|
第7話
|
第8話
|
第9話
|
第10話
|
第11話
冒険開始!
第12話
|
第13話
|
第14話
|
第15話
|
第16話
|
第17話
GMに挑戦
第18話
|
第19話
|
第20話
|
第21話
|
第22話
|
第23話
終章
第24話
|
第25話
?月★日
なりゆきでGMを任されてしまった僕。
GMの経験がない僕に、妹がチャットでシナリオを作ろうって言ってくれたんだ。
さっそくチャットでシナリオの相談をする僕と妹。
PBW版の冒険者の酒場にあるリプレイを参考にすることに。
お陰で、シナリオの大筋が決まって、僕は有頂天になっていた。
が、しかし。
妹:そういえば、お兄ちゃん。洞窟の中は決めてあるの?
お兄ちゃん:洞窟の中?
妹:どんな道だとか、どんな部屋だとか、罠がどこにあって、敵はどこに潜んでいるか……宝箱はどこにあるのかって事よ。………全然考えていなかったでしょ?
お兄ちゃん:うっ……。
そ、そういえば………ぜ、全然考えていなかった。
参考にしたリプレイに洞窟の中のルートとか書いて………う、うわっ!! い、一本道じゃないかっ!!
いや、複雑すぎるのもアレだけど、一本道は辛い、辛すぎる。
なにより、分かれ道で悩む楽しみがないっ!
しかも、相手はゲーム好きな連中なわけだし、一本道の洞窟だってわかったら、途中でつまらないって言われるんじゃないのか? ……あわわわ。
妹:お兄ちゃん、大丈夫? もしかして、かなり慌ててる?
お兄ちゃん:めっちゃ慌ててる。どうしよ、一本道は流石にヤバイと思う。
妹:そんなときこそ、『ワールド・ジェネレーション』!
お兄ちゃん:ワールド・ジェネレーションって、何?
妹はそういって、ワールド・ジェネレーションについて教えてくれた。
ワールド・ジェネレーションとは、無限のファンタジアの一般的な地形を『イベントシート』と呼ばれるランダム遭遇表で表現したものだ。
イベントシートには、地域毎に何があるのか、どんな事が起きるのかが記載されている。
その表にはダイスの目も書いてある。
つまり。
妹:ダイスを振って決めれば、洞窟の中だろうと、町だろうと、あっという間にできちゃうのです!
お兄ちゃん:おおおっ!
思わず、僕はルールブックを見た。
ワールド・ジェネレーションの使い方は、基本ルールブック【82ページ】に。
イベントシートは、基本ルールブック【94〜115ページ】にある。
妹:じゃあ、さっそくこのチャットで作ってみよっか♪
お兄ちゃん:あ、待って。いまダイス出す……。
妹:ダイス出さなくてもいいよー、実はこのチャット、ダイスつきなんだよね。発言を書き込む横に、いろいろと数字が書いてあるでしょ? それを1D20と選んで、発言してみて。ちなみに1D20っていうのは、20面ダイスを1個振りますよって意味だよ。
お兄ちゃん:ん? これか? 1D20 → 7 = 7
妹:そうそう、それ。今回は7の目が出ましたよってことだよ。
お兄ちゃん:それは知らなかった。こりゃ、便利だな。 1D20 → 10 = 10
妹:こらこら、遊んでいないで、洞窟を作るっ!
お兄ちゃん:はーい。わっかりましたー先生!
というわけで、僕らはチャットについているダイスで、さっそく洞窟を作る事にした。
今回選んだシートは、モンスターの棲家。とはいっても、モンスターは出てこないんだけどね。
妹:しまった、絵を書き込めるチャットも作っておけばよかった……(T_T)
お兄ちゃん:そんなチャットもあるのか?
妹:あるよー。
お兄ちゃん:えっと、とにかく、パソコンの横にノート用意しているから、それ見ながら話すぞ。
妹:了解ー。あ、洞窟のスタート地点は必ず1の項目にある『風通りの良い道』になるよ。まあ、(初期位置)って書いてあるからわかるよね。
お兄ちゃん:流石にそれはわかるぞ……。
妹:ルートが3ってあるから、3つの部屋とか通路につながっているよ。
お兄ちゃん:うん。じゃあ、スタート地点から上、左右に線をつけておくぞ。図にするとこんな感じか? ←↑→
妹:なるほど、矢印でも言えるね。さっすがお兄ちゃん♪
お兄ちゃん:次行くぞ。まず右から行くからな。えいっ! 1D20 → 9 = 9
妹:9は枯れ井戸だね。ルートは1だから、その先は何もないよ。
お兄ちゃん:えっと……こんな感じか? ←↑→枯れ井戸
妹:そうそう。そんな感じ♪
お兄ちゃん:じゃあ次は上。 1D20 → 5 = 5
妹:臭気の漂う通路だね。ルートが3つあるから気をつけて。そのうち一つはスタート地点と結ばれているから………。
現状をちゃんとした図にするとこんな感じだ。
こういう風にルートをつなげていきながら、洞窟や塔などを作っていく訳だ。
これはかなり便利だぞ!
お兄ちゃん:できたぞっ!!
妹:お疲れ様〜♪ ついでに町も作ってみるといいよ。
お兄ちゃん:よし、この調子で町も作ってみるか!
そんなこんなで、町も完成!
洞窟も町もできたし、これでシナリオは完成………
妹:洞窟と町もできたし、次はNPCの設定だね!
お兄ちゃん:え? まだあったの?
シナリオの完成には、まだもう少し掛かるようだ………。
●次のページ
⇒⇒⇒
第21話 〜シナリオ完成! 有頂天の僕〜
当サイトへのリンクはフリーです。
なお、掲載されている記事・写真・イラストの無断転用、加工、直接の引用等は禁止とさせていただきます。
(C)トミーウォーカー/新紀元社